「あ、坂本龍馬の銅像がある~」とミモロが並ぶのは「岬神社」の境内です。

京都の三条大橋の西側、高瀬川を南に向かい、「七之舟入址」の西、蛸薬師通をトコトコ歩いていて、ふと足を止めたミモロ。

この辺りは、京都らしい風情が残るエリアとして観光客に人気のある場所。
中でも人気なのは、幕末に興味のある日本人観光客です。
ここ「岬神社(土佐稲荷)」のルーツは、室町時代の初期から鴨川の中州の岬にあった祠で、商業・農業・土木・金工など諸業の繁栄および厄除けにご利益があるご祭神をお祀りし、多くの京の人々に崇敬されていたそう。江戸初期に、この付近は、土佐藩邸となり、その敷地内に取り込まれていたそう。

そもそも土佐藩邸ができる前からあった神社で、このエリアの産土神として地域の人たちの深い信仰の拠り所だったことから、敷地内に、一般の人も参拝できるように、参道が作られたとか。
「土佐藩の人じゃなくても参拝できたんだ~よかったね~」とミモロ。

明治になると、土佐藩邸は、売却され、神社もまたもや移転を余儀なくされます。その後、幾多の変遷を経て、現在の場所に落ちついたのは大正2年のこと。氏子たちの尽力で現在の社殿が建立されたのだそう。

神社の中には、坂本龍馬などの写真やイラストがありますが、「この神社には、坂本龍馬来てないのかも…前の神社でしょ!」とミモロ。

確かにそうだけど、以前の神社には、坂本龍馬など土佐藩の人たちは参拝してると想像されます。
「ミモロ、この神社って、土佐藩の神社を勧請したのかと思ってた~それで、故郷を懐かしんで、坂本龍馬なんかが参拝したと思ってた~」と。う~、それは違うのです。土佐藩が来る前からあった神社ですから。

この神社が現在に残っているのは、土佐藩の敷地内になっても、土佐藩がこの神社を取り壊さず、大切にしたからなのです。
明治になり、土佐藩が消えた時、地域の人たちは、明治から伝わる神輿も修復。
現在、6月10日には、崇敬会の人たちで、神輿渡御もされるそう。
小さな神社ですが、京都の町の人たちと土佐藩の人たちの繋がりの深さを感じさせるもの。
本殿の前には、御朱印が…

「300円納めると頂けるんだ~」

こういう町中の小さな神社は、その地域の人しかわからない歴史があるもの…。
「外国人観光客いないね~」とミモロ。
そう、外国人観光客で、坂本龍馬を知る人はほとんどなく、そのため関心もありません。
こういう歴史と深い繋がりがある神社に出会うのも、京都の町歩きの楽しみかもしれません。

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そもそも土佐藩邸ができる前からあった神社で、このエリアの産土神として地域の人たちの深い信仰の拠り所だったことから、敷地内に、一般の人も参拝できるように、参道が作られたとか。
「土佐藩の人じゃなくても参拝できたんだ~よかったね~」とミモロ。

明治になると、土佐藩邸は、売却され、神社もまたもや移転を余儀なくされます。その後、幾多の変遷を経て、現在の場所に落ちついたのは大正2年のこと。氏子たちの尽力で現在の社殿が建立されたのだそう。

神社の中には、坂本龍馬などの写真やイラストがありますが、「この神社には、坂本龍馬来てないのかも…前の神社でしょ!」とミモロ。

確かにそうだけど、以前の神社には、坂本龍馬など土佐藩の人たちは参拝してると想像されます。
「ミモロ、この神社って、土佐藩の神社を勧請したのかと思ってた~それで、故郷を懐かしんで、坂本龍馬なんかが参拝したと思ってた~」と。う~、それは違うのです。土佐藩が来る前からあった神社ですから。

この神社が現在に残っているのは、土佐藩の敷地内になっても、土佐藩がこの神社を取り壊さず、大切にしたからなのです。
明治になり、土佐藩が消えた時、地域の人たちは、明治から伝わる神輿も修復。
現在、6月10日には、崇敬会の人たちで、神輿渡御もされるそう。
小さな神社ですが、京都の町の人たちと土佐藩の人たちの繋がりの深さを感じさせるもの。
本殿の前には、御朱印が…

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こういう町中の小さな神社は、その地域の人しかわからない歴史があるもの…。
「外国人観光客いないね~」とミモロ。
そう、外国人観光客で、坂本龍馬を知る人はほとんどなく、そのため関心もありません。
こういう歴史と深い繋がりがある神社に出会うのも、京都の町歩きの楽しみかもしれません。

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