ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロツアー。滋賀県大津の「大津絵美術館」から「三井寺(園城寺)」へ。2日間の充実ツアー

2025-03-20 | 奈良、近畿
「わ~い!鬼の念仏大好きなの~」と、撮影用パネルで記念撮影するお友達とミモロ。


東京からのお友達を案内しているミモロは、小雨の降る2日目に、滋賀県大津を訪れました。
前日、しだれ梅の「城南宮」や千本鳥居の「伏見稲荷大社」を参拝。この日は、観光客で賑わう京都を離れ、京阪電車で30分で到着できる大津市へ。

「圓満院」のお庭などを拝見し、次は併設されている「大津絵美術館」へ。


大津絵は、江戸時代初期から近江の南、大谷や追分あたりで描き販売された民画で、東海道を通る旅人のお土産として人気でした。

初めは、人の行動を戒める意味を含む仏画としてスタートした大津絵ですが、18世紀には、約120種類のテーマで、日常を描く風俗画やユーモアあふれる画材で、独自に発展してゆきました。

明治になり、鉄道の開通で、旅人が激減した東海道…そのため、大津絵も衰退。現在、数名の絵師が存続に携わっています。

「大津絵を数年前に初めて見た時、面白い、可愛いって思って以来、興味を持っているの~」というお友達。
彼女の希望もあり、大津を訪れることに…。

昭和46年、大津絵を所蔵なさっていた「圓満院」の先代の門主が、その素晴らしさを多くの人に知って欲しいいという思いから、作品を公開するスペースを設け、さらにその思いを多くの人が支持し、全国からも大津絵の寄贈があり、この美術館が開館したのです。


有名な絵師が製作した浮世絵などとは異なり、名もなき画工たちが書き始めた素朴さを感じさせる「大津絵」。そこには、他にはない人々の思いが映し出され、温もりを感じるもの。「当時の暮らしや人々の思いが感じられるね~」というミモロです。


「鬼の念仏」「藤娘」「釣鐘弁慶」「瓢箪鯰」など…さまざまな作品が展示され、ミモロが読むその説明書を聞きながら、熱心に見学。


売店には、大津絵をモチーフにしたカードやファイルなどいろいろな品が並んでいます。

「わ~たくさんお買い物したんだね~」とミモロ。「だって大津に来ないとこれだけ大津絵の品ないもん」とお友達。

*「圓満院」の詳しい情報はホームページから

「じゃ、次は三井寺に行くよ~」とミモロ一行は、雨のなか移動。

比叡山の麓に位置する「三井寺(園城寺)」です。

天台寺門宗の総本山で、天智天皇、弘文天皇、天武天皇の勅願により、弘文天皇の皇子の大友与多王が建立。正式には「園城寺」ですが、多くの人には「三井寺」の呼び名が広まっています。天智天皇、天武天皇、持統天皇が産湯をつかったという霊泉があり、それに由来する呼び名です。


「すごく大きなお寺なのね~」とお友達。「うん、すごいよ~」とミモロ。
なんども兵火で焼失にあったお寺で、豊臣家や徳川家により再興されました。

この日は、3月11日…そう「東日本大震災」の日。お寺の受付で拝観料を納めると、「これをお寺にお供えしてください~」と渡されたのロウソク。

犠牲になられた方々に一灯を供え、ご冥福を祈ります。

ミモロ達は、山内にあるお寺を巡り、ロウソクを奉じて、冥福を祈ります。

「あの時どうしてた?」と、東京にいたミモロ達は、当時のことを思い出し、言葉も少なげに…。
それぞれの人が、いろいろな体験をしてのです。


雨が降り、体も冷えて来たミモロ達…「どこかで休みたい…」との声が…
「茶店がある…」と向かった名物の「弁慶力餅」の茶店。

ここでひと休みしたいところですが、この日は、外でしかお茶やお菓子が頂けないと…

「う~寒いから…温まりたい~」というミモロの希望で、他の場所へ行くことに…

降りやまない雨…「滑らないようにね~」と石段を歩くお友達に声を掛けるミモロです。


*「三井寺(園城寺)」の詳しい情報はホームページで

「三井寺」を参拝した後、途中の居酒屋さんでランチをしてから、ゆっくり過ごすために「琵琶湖ホテル」のティールームへ。

「う~やっと落ち着いた感じ~」と、大好きなイチゴショートを頂き、琵琶湖を眺めながら、しばし歓談。話は尽きません。

次の日、いよいよお別れの時。京都駅に見送りに…

「ミモロちゃん、すごく楽しかった~。いろいろな場所をよく知ってるミモロちゃんと一緒だったから、観光客が行かないコースも行ったしね~」と。「さすがミモロのネコ歩きね~」と。「また、京都に来たいお友達に、ミモロツアーで案内してもらうように伝えるわね~」と。「うん、どなたでも案内するよ~ミモロに連絡してね~」とミモロ。

「またね~」と新幹線の改札口で見送るミモロ。

「またね~楽しかった~」と手を振るお友達。

ミモロは、二人の姿が見えなくなるまで、改札口で手を振りました。
「わ~ん、帰っちゃった~」と寂しくて涙ぐむミモロ。またね~

これからは、桜も咲き、ますますお出かけの機会が増えます。
今年は、どんな桜の景色に出会えるか楽しみに…

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ミモロツアー。小雨の中向かったのは、滋賀県大津市。狛ウサギの「三尾神社」、名園と大津絵の「圓満院」へ。

2025-03-19 | 寺社仏閣
「ここのウサギさん、可愛いね~」とミモロがすり寄るのは、卯年の守り神と崇敬される「三尾神社」。


東京からのお友達を案内しているミモロ…しだれ梅の「城南宮」、千本鳥居の「伏見稲荷大社」を訪れた次の日に向かったのは、滋賀県大津市です。「え~滋賀県に行くの?」というお友達に、「京都から京阪京津線で、三条京阪駅から30分かからないの…。京都は、観光客で混雑してるから、大津の方が、静かでゆっくり見学できるよ」と。「え~結構近いんだ~滋賀県って…」と。「わ~大津絵、見られるの?私大好きなの~」というお友達。「それなら、「圓満院」に行こうね」と。

三条京阪駅で待ち合わせして、電車で「びわこ浜大津駅」に向い、そこでタイミングよく同じホームに到着した「京阪石山坂本線」に乗りかえて「三井寺駅」へ。そこから、琵琶湖疏水沿いを歩きます。そして途中立ち寄ったのが、狛ウサギがいる「三尾神社」です。

ここでも、まずは重要文化財の本殿に参拝。この本殿は、応永33年(1426)に再建されたもの。

「三尾神社」は、貞観元年(859)に「園城寺(三井寺)」の鎮守社として創建。神社の名は、赤尾、白尾、黒尾の三尾明神が、近くの長等山に降臨されたことから…。そのご降臨の日が、卯の年、卯の月、卯の日、卯の刻、卯の方向だったことから、ウサギを神の使いとして、境内および建物など、あちこちに見られます。ミモロが抱っこしたウサギもそのひとつ。尚、ご祭神は、縁結びや子授けなどのご神徳の伊弉諾尊(イザナギノミコト)です。

参拝の後は、記念撮影…「ミモロちゃんとウサギの組み合わせ可愛い!」と。


「なんか寒いね~急ごう~」と、まだ桜の蕾も硬い道を傘をさしながら、進みます。

「ここ…」と案内したのは、「圓満院」です。

ミモロは、すでに何度も訪れています。

お寺の資料によると…平安時代の寛和3年(987)に村上天皇の第三皇子である悟円親王により創建された天台宗の門跡寺院。開基当時は、三井三門跡のひとつで、「平等院」と呼ばれていたそう。
ちなみに、全国に、現在ある門跡寺院は、17寺で、その内、11寺が天台宗、5寺が真言宗、1寺が浄土宗です。

「ここに、大津絵美術館があるの~。でも、まずお庭や建物を拝見しようね~」と。
馴れた足取りで、建物の中を進みます。

宸殿前に広がる庭は、名勝史跡指定の「三井の名庭」(みいのめいてい)。室町時代の相阿弥の作と伝えられます。
「春は、桜がすごくキレイなの…4月になったら、また来たいなぁ~」とミモロ。

その桜をイメージしながら、庭をしばし眺めます。

「すごく静かでいいわね~」と、他に人の気配のない時を過ごします。そう、この時、お寺の参拝者は、ミモロ達だけ。観光客がいっぱいの京都とは異なる景色に、旅を実感する東京からのお友達。

ミモロ達がいる宸殿は、江戸時代、徳川秀忠の息女和子さまが、後水尾天皇に入内した時に建てられ、後に京都御所から譲りうけた建物です。

奥には、後水尾天皇をお座りなった玉座が…

「すごいね~立派!」と感激する二人。「そう、天皇がお座りなる場所だもの…」とミモロ。

さて、ここ「圓満院」では、写経、写仏、投扇興、茶道、坐禅などの日本文化の体験プランがあり、事前予約で体験できます。

お庭を臨む座敷で楽しめる投扇興…

心静かな時を過ごす坐禅も…

「今度、ぜひやってみたい…」との声も…。「うん、また今度ね~」とミモロ。

「ここのお水は、三井の名水っていうんだよ~」

天智天皇、天武天皇、持統天皇が産湯をつかったとされる湧き水があり、長寿が叶う開運の湧き水とも言われています。ペットボトルを持参すると、無料で頂けます。

「本当に、いい時間が過ごせる場所ね~」と、しみじみと…。

「さぁ、そろそろ大津絵美術館に行こう…こっちだよ~」と、併設された美術館へと向かいました。

*「圓満院」の詳しい情報はホームページから



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ミモロツアー「京都の名所をネコ歩き」。夕方からは、千本鳥居の「伏見稲荷大社」へ。

2025-03-18 | 寺社仏閣
「やっぱり、折角だから「伏見稲荷大社」にも行こう!」と、東京からのお友達を案内するミモロ。


しだれ梅が美しい「城南宮」を歩いたミモロたち。さすがに足に疲れが…「そうだよね~朝、東京から来たんだもんね~」
東京と言っても、一人は国立市、そしてもう一人は山梨の甲府から。東京駅で待ち合わせして京都駅に到着したのは、12時過ぎ。
ミモロと会って、まずは、昼ごはんを食べてから、しだれ梅の「城南宮」へ行きました。この時点で、16時近くに…。
「もう、ここからは、拝観できる場所が限られる…」と、ミモロ。

ともかく座って休憩して、それからエネルギーがあれば、「伏見稲荷大社」へ。もうダメ~というなら、河原町三条のホテルに戻ることに。そこで、再び近鉄に乗って、丹波橋駅のカフェへ。「ここなら、どっちの選択できる~」と考えたミモロです。

コーヒーとケーキを食べて、パワーアップ。ゆっくり休憩したので、16時を過ぎる時刻に。
「なんか元気になったから、伏見稲荷大社に行く!せめて、千本鳥居だけでも見たい!」と言い出したお友達。
そこで、京阪電車に乗って「伏見稲荷駅」へ。


ミモロが、「伏見稲荷大社」を案内しようと思ったのは、そこなら夜でも参拝が可能だからです。
そう、毎年、夏には、ロウソクを持って山に参拝する万灯会で、夜の参道は何度も歩いているミモロ。
「あんまり歩かなくていいからね~」と、熟女世代のお友達。「夜のお稲荷さんって、怖くない?」とも。
「全然平気だよ~ちゃんと明かりも灯ってるもの…それにそんなに暗くなるまでいないもん!」とキッパリ答えるミモロです。

すでに夕暮れが迫り始めた「伏見稲荷大社」に到着。

「わ~真っ赤だ~」と感激。「え?そこに感激するの???」と頭をかしげるミモロ。

「きゃ~大きなキツネがいる~!」とここでも…。

「え?だってお稲荷さんだもの、キツネが神様のお遣いだよ~ここは、全国の稲荷社の本店みたいなところだから、キツネも大きいし、すごくたくさんいるよ~」と説明。

ともかく、何はさておき、本殿に参拝。


「さぁ、ちょっと歩くよ~」とミモロ。「結構遠いの?千本鳥居…」と不安そうなお友達。

「大したことない…割と近い場所にあるから…」と、歩きはじめるミモロです。

キョロキョロしながらミモロの後に続く二人…「はい!ここで~す!」と観光客が必ず訪れる大人気スポットに到着です。


「キャ~これこれ!ここの写真撮影したかったの~」と、ミモロを越して、スマホ片手に鳥居の中へと進みます。

さすが夕方ともなると、観光客の数はグッと減少。「昼間なら、人でいっぱいになって、通るのも大変なんだけど…この時間でかえって良かった~」と思うミモロです。

さて、ここからが大変…「真っすぐ今来た道を帰るのつまんないから、少し山を歩こう~」とミモロ。
よく訳が分からないお友達は、ミモロの後を追うしかありません。
実は、この時、ミモロの頭には、カエルが大好きというお友達に狛カエルを見せてあげたいと思ったのです。
そのために、山を少し登らなくてはなりません。でも…「稲荷山には、いろいろな社があって、それを巡るのが面白いいんだ~」と言いながら、ドンドン歩きます。

山の参道沿いに点在する社に興味を抱いたお友達…足の疲れも忘れたように歩きます…。

「ここ縁結びの玉姫大神の社…」

「ここは、豊川大神さまの社…」


「ホント、すごい!たくさん社があって、たくさんキツネがいる~」とキョロキョロしながら、ミモロに続き、
時々、気になる社に参拝も…


実は、この時点で、稲荷山の峰のひとつを越えています。下りの道になり、足取りも軽くなったよう…
やがて、いろいろな縁を結ぶ「口入稲荷本宮」に到着。
 
「結構、歩かせちゃったかも…」と思うミモロですが、ここまで来たら、山を下りきって、再び伏見稲荷大社の大鳥居に行くしかありません。

「ねぇ~ここに参拝しようね~」とミモロが案内したのは、「末廣大神」の神社です。
「キャ~カエルだ~!すごい!」と大興奮のお友達。

そう、ここに案内したかったミモロは、ニッコリ。「こんなの見たことない!」と境内をアチコチ歩き回るお友達。一機に疲れが飛んだよう…。「ここは、末広の社だから、いろいろな発展や無事に過ごせるご利益があるんだって~」と説明。
大きな狛カエルの背中には、小さなカエルものっています。

「あ、可愛い~親子のカエルだ~」とお友達。その言葉に「え?違うよ、親子じゃないよ。だってカエルの子供はオタマジャクシでしょ!」と冷静なミモロに、「あ、そうだった~」と思わず笑いがこぼれます。

実は、このエリアは、「伏見稲荷大社」とは、別の神社が集まっている場所。そこを通り、再び大社へと戻ります。
「あれ?なんかいい香りがする~クンクン」と鼻を鳴らすミモロ。そう、辺りには梅の林が…


「ごめんね~ついたくさん歩いちゃった~」とミモロ。「大丈夫…すごく楽しかった~ミモロちゃんと一緒じゃなきゃ、行けない場所だったもの…」とお友達。京都には、もちろん以前も来たことはあるのですが、ほとんどどこに行ったか記憶にない…と。「伏見稲荷大社」は、初めてだったそう。


いろいろ案内したくて、つい歩く距離が長くなってしまいました。
「ミモロちゃん、元気ね~」と。「うん、毎日のように歩き回っているから…」と答えます。正直、どこを歩いて来たのか、はっきりとそのルートを説明できないミモロ…「だって、大体こっちだって感じたから…」とまさにネコの勘の歩き方がここでも…。

「あ、お月様~」本殿そばに戻ったころには、月もかかる時刻になっていました。


ミモロたちは、京阪電車に乗って、三条京阪駅へ。
「じゃ、また明日ね~」と、二人と別れお家へ戻ります。さて、明日は、どこへ???

*「伏見稲荷大社」の詳しい情報はホームページで

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ミモロツアー「京都の名所をネコ歩き」。しだれ梅が魅了する世界へ

2025-03-17 | 京都
「春だね~」と、ミモロが見惚れる景色は、京都駅の南に位置する「城南宮」です。


この日、ミモロは、京都観光のガイドをすることに…。東京から来たお友達をホテルのある河原町三条に迎えに行き、そこから案内が始まりました。

「お腹空いてない?まずは、ランチをしながら、これから行きたいところ相談しましょう」とミモロ。
そこで案内したのは、三条大橋の東側にある麺処の「しのだ屋」です。

「京都らしいと言えばらしいけど、あまりにディープかな…」とちょっと気になりましたが、東京では味わえない雰囲気と品です。
でも、いつも人気で、時間によっては、外に待つ人の姿も…でも…
「あ、席空いてるって~」と店の中を確認し、お友達を誘います。

「ここの名物は、皿盛っていうの…カツカレーみたいだけど、カレーのルーが、おうどん屋さんのカレーうどんみたいな味なんだ~」と説明。京都のうどん屋さんに行くということで、「にしんそば」が食べたいと言っていたお友達も、「じゃ、それにする~」と。

しばらくして、ミモロ達の前に運ばれた「皿盛」

本当は、ミモロが食べたかった品…「この味癖になるんだよね~」と、三条大橋に来ると食べたくなります。
「どうぞ~召し上がれ~」とミモロ。初めての品を前に、恐る恐る食べるお友達。

「美味しい!」と、一瞬にして笑顔に…よほどお腹が空いていたのか、あっという間に完食。
「こうお店、知らないと入れないね~」と感激。「喜んでもらえてよかった~」とホッとするミモロです。

*「しのだ屋」京都市東山区大橋町111 ☎075-752-0296 営業時間 11:30~15:00 土曜休み カード不可

さぁ、お腹もいっぱいになった一行が向かうのは、「城南宮」です。お友達が、情報サイトで「この時期の京都の行くべき場所」として気になっていた場所。そこは、ミモロも案内しようと思っていた場所です。

「城南宮」は、平安京の南の守り神であり、方位除けのご神徳で、深く崇敬されている神社です。平安時代には、この周辺に離宮が築かれました。その雅な雰囲気を感じさせる神苑には、150本のしだれ梅が、春の山を思わせる景色をつくります。また、さまざまな種類の椿が揃う場所としても有名。

三条京阪駅から、丹波橋駅へ。そこから近鉄で竹田駅へ向かいました。
「駅からちょっと歩くけど、いい?」「うん、大丈夫!」と張り切るお友達。
駅からミモロは、住宅地の細い道などを抜けて進みます。

これぞ得意のネコ歩き…ネコの勘というのでしょうか、マップに頼らず細道を抜けるのが上手。(時々失敗もありますが…)

目的地の「城南宮」は、今、しだれ梅と椿が神苑を彩り始めました。


「まずは、本殿に参拝ね!」と。神社やお寺に来た時のマナーを示します。


参拝後、いよいよ神苑へ。

「わ~すごい!」と、入口付近から、すでに感激するお友達。
「こんな景色初めて見た!」と興奮気味に…「ここで、感激してちゃダメ…もっとすごいんだから~」とさらに奥へ。

ミモロも立ち止まりながら、しだれ梅を鑑賞。


咲き始めたばかりの梅の花に鼻を寄せて、その芳しい香りにうっとり。


上を見ると、しだれ梅がまるで花傘のよう…満開時は、空が見えないほどに…

ミモロのそばでは、「わ~」「キャ~」と小さな声を出しながら、ひたすらスマホで撮影するお友達。

「こっちに来て~」とお友達を誘導…


「ここがよく撮影されるポイントだよ~」と。

「キャ~そうそう、この写真見た!」とさらに感激するお友達。
その姿を見守るミモロでした。

尚、ミモロが訪れた3月10日は、まだしだれ梅は咲き始めで、椿は、あまり咲いていませんでした。

神苑を鑑賞した一行は、本殿前の境内へ。そこには、神楽の涼やかな鈴の音が響きます。

「京都らしい~」と感激するお友達。「え?神楽って東京でもやってるでしょ?」と思うミモロでした。


「なにかお土産ないかな?」と。「あのね~椿餅ってあるけど…」
 
この時、すでに残念ながら売り切れ。

「なんかちょっと休憩したい~」とお友達。「そうだね~もう、15時半だから、他の神社やお寺は閉門時間までに行けない…でも、行けるとしたら、伏見稲荷大社かな…どうする?まずは、休憩して、元気があったら行こう!」とミモロ。「うん、それがいい」ということで、まずは座って、お茶ができる場所へ。

*「城南宮」の詳しい情報はホームページから

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「匠エキスポ」3月15・16日、京都「みやこめっせ」で開催。伝統工芸の技をすぐ近くで

2025-03-16 | イベント
「これ可愛い!」とミモロが見つめるのは、小さな瓦。

建物の屋根に置かれる瓦の技法と素材をそのままに、製作された箸置きです。

3月京都各所では、イベントが目白押し。毎週末、ミモロは、京都の文化エリアと言われる「平安神宮」そばの「岡﨑公園エリア」に出かけています。
3月15日・16日に「みやこめっせ」で開催されたのは、「匠エキスポ」。京都の伝統産業の職人たちが集い、その技を披露します。
これも3月中の「伝統産業の日」の企画のひとつ。

「3月って年度末だから、こういうイベント多いんだって~」と、その詳しいことはわかりませんが、ともかく年度末には、なぜか、企画やイベントが多くなっています。

広い会場には、さまざまなコーナーが設置されていました。


毎年の企画に、今年は「大阪・関西万博プレイベント」の要素もプラス。

万博のコンセプトを、伝統工芸で表現した作品などの展示も、そこに…


さて、そんな会場でミモロが興味を抱いたののは、鍾馗さまなどを制作する伏見にある「京瓦」。

その技術を使った箸置きは、なかなか素敵!

「万博では、パビリオンにも瓦が使われて、何度か現地に行きました」とおっしゃるご当主親子。

「万博でも、瓦使われてるんだ~。キャ~もう万博のリング見たの?」とミモロ。
「はい、上がったことはありませんけど…電車で行くと、すぐ会場の入口に到着するので便利ですよ~」と、アクセス情報も。

会場の職人さんのいる場所を次々にめぐるミモロ。
「金網つじ」


「京真田紐師 江南」


「高橋提燈」

他にも、いろいろな伝統工芸が…

実演作業なさる様子を、目の前で見て、直接、職人さんにお話が聞けるチャンスです。

また、京都の若手およびさまざな分野の職人さんが加盟する「わかば会」のコーナーも

そこでは、体験ができます。この日は、七宝焼の「ヒロミ・アート」が担当、七宝焼のペンダントなどの製作が…

小学生の兄妹が、お父様といっしょに体験していました。

自分の好きな色のガラスを選び、ペンダントを製作。
「この世で一つしかないペンダントだね!」と、親子の素敵な思い出に…


「ミモロちゃん、「ヒロミ・アート東山」でも体験やってますから、ぜひ来てくださいね~」と。

実際にゆっくり伝統工芸の職人さんの技を見ることができる素敵な機会です。

「3月って、ホント職人さんにいろんなところで会えて嬉しいかも…」と、広い会場を歩きながら、イベントを楽しむミモロです。


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