ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロの和歌山旅。「和歌山城」の天守閣。吉宗も見たかもしれない???天守閣からの景色

2024-11-21 | 奈良、近畿
「さすが広々した景色だね~」

「和歌山城」にやって来たミモロ。天守閣から城下町の景色を眺めます。



紀ノ川の河口に位置し、遠く淡路島や四国を望む和歌山市。町の中心部に位置する虎伏山の山頂に築かれた城で、周囲を濠が囲み要塞としての機能も優れています。

大小ふたつの天主閣を多門櫓がつなぐ連立式天守は、姫路城や松山城と並ぶ日本三大連立式天守のひとつだそう。

「お城好きには、たまらない姿なんだろうね~」と、まだ城好きとまでは、言えないミモロです。

でも、この城を舞台に戦いはなかったため、天主閣は戦いで焼失することはありませんでしたが、落雷と太平洋戦争での空襲で焼失。昭和33年に再建された3代目です。

天主閣の内部は、資料館になっていて、城主にまつわる品々が展示されています。


あちこちの資料を見学…
 
「実際に戦いに使ったのかな?昔の??」と、「大坂夏の陣」も終わり、すでに徳川家の時代です。

徳川の葵の紋が入った品々も…
 

「ピストルもある~」交易が行われていた江戸末期のもの。


さて、「和歌山城」の初代城主は、徳川家康の10男の頼宜(よりのぶ)で、将軍であるお兄さんの秀忠によりここに。元和5年(1619)のこと。治める領地は、紀伊(和歌山県)だけでなく、伊勢(三重県)、大和(奈良県)の一部に渡り、55万5千石。徳川御三家の1つ、紀州徳川家の誕生です。

それから幕末まで13代の城主が治めます。


紀伊徳川家の出身の将軍と言えば、8代将軍吉宗。紀伊徳川家のの5代目城主でした。

「暴れん坊将軍だよね~」とミモロの頭には、「タンタタ~タタタタ」とお馴染みのメロディが浮かびます。

家康は、ひいおじいさんに当たり、4代家綱や5代綱吉とは、いとこです。
2代目和歌山城主の父、光貞の四男で、紀州生まれ。子供の頃、江戸の紀州藩邸に暮らしたことも。この時、かなりやんちゃ坊主だったとか。「それが暴れん坊将軍の由来なの??」とミモロ。う~それは関係ないと思うけど…。

お父さんだけでなく、お兄さんが次々に亡くなり、22才の時、紀州藩主になります。「この時、和歌山に戻って来たの??」そう、藩の財政再建や災害の復旧などに手腕を発揮。この時代には、和歌山城の大手門に人々の意見を聞く「目安箱」が設置されたそう。
「江戸城で始めたんじゃないんだ~」

7代将軍の家継が8歳で早世し、徳川家の本家筋の血筋が途絶えたことから、尾張・水戸・紀州の徳川御三家から将軍を出すことに。そこで、御三家筆頭の尾張家を抑え、紀州から本家に養子に迎える形で、8代将軍になります。以降、なんと14代家茂まで将軍は、紀伊の血筋になります。将軍を出しても、廃藩を免れた紀州藩。和歌山城は、吉宗のいことが城主となり存続します。

「この景色、吉宗さんも見たんだよね~きっと…」

城下町の様子は異なりますが、地形的には、そうかも…。

紀州徳川家の血筋の最後の将軍となったのが、14代の家茂。皇女和宮さまと結婚した将軍です。
でも、吉宗以外、和歌山に住んだことも、来たことはありません。みんな江戸生まれですから…。

天主閣から続く建物には、和歌山出身の著名な人物の資料

陸奥宗光、南方熊楠、川端龍子、松下幸之助、有吉佐和子などの説明が…。

御殿の様子を示す襖絵なども展示されていました。


「お城の他の場所にも行ってみたいな~」と、広い敷地内を見下ろすミモロです。


晴天にも恵まれたこの日…青空と緑が美しい和歌山の町でした。


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ミモロの和歌山旅。紀州徳川家の居城「和歌山城」。石垣が物語る城の歴史

2024-11-20 | 奈良、近畿
「ここは、外せないよね~」と和歌山の旅で、ミモロが楽しみにしていたのが「和歌山城」です。


海のリゾートを満喫したミモロは、「和歌山マリーナシティ」からバスで、市の中心部にやってきました。
バス停から、トコトコ歩き、城内へ。

和歌山のシンボルである城は、まさに市の中心部、虎伏山にある外周2キロの大きなお城です。

「なんかすごく大きいね~1日では、よくわからないかも…」
天守閣のあるエリアのほかに…「動物園もあるんだって~」と、そちらにも興味を抱くミモロです。
春の桜やツツジ、秋の紅葉など、自然豊かな敷地内は、和歌山市民の憩いの場所になっているそう。

ミモロたちは、朱塗りの「追廻門」を入ることに…

「立派な石垣が続いてるね~」とキョロキョロ。


なんでも「和歌山城」の見どころのひとつにさまざまな石垣があるのです。

そもそも紀ノ川下流一帯に中世形成された人々が暮らす共同体…それが雑賀衆と呼ばれる人たち。普段は、各地域との海運による交易や、肥沃な土地を利用した農業、海の恵みを受けた漁業などに携わっていますが、水軍も擁し、また鉄砲も使いこなす軍事集団でもありました。この地域で大きな勢力を誇る雑賀衆は、織田信長に対抗する勢力で、何度か交戦を行います。信長の死後、今度は、豊臣秀吉との戦いが…。根來衆と組んが紀州は、大坂城に迫る勢いだったことも…。しかし、天正13年(1585)に、家康と和解した秀吉によって攻められ、ついに終焉を迎えます。

紀州を平定した秀吉は、紀ノ川の河口にある虎伏山に、この地域を治めるための築城を、弟の秀長に命じます。これが「和歌山城」の始まりです。

「2026年のNHK大河ドラマって『豊臣兄弟!』で、秀長が主人公だから、ここも登場するんじゃないの?きっと注目されるね~」と、和歌山の盛り上がりを今から予想するミモロです。


さて、話を石垣に戻しましょう。
秀長に命じられて築城を担当したのは、藤堂高虎。後に築城の名人と言われる高虎の作品のひとつが、この「和歌山城」です。

秀長の後、桑山家が城主となり、関ヶ原の戦いの後は、浅野家が入城し、元和5年(1619)に徳川家康の10男頼宜(よりのぶ)が城主となって、ここに55万石の紀州徳川家が生まれます。
お城は、城主の歴史と共に、増築され、紀州徳川家の居城となった時代に、ほぼ現在の姿が整えられたのです。
かつて国宝に指定された天主閣は、昭和20年の空襲で焼失。現在は昭和33年に鉄筋コンクリート造で再建された3代目の天守閣。

そのため、歴史を今に残しているのは、歴代城主による石垣なのだそう。

「確かにいろんな組み方の石垣がある~」

石垣好きには、たまらない組み方のものがいろいろあるのでしょうが…

ミモロは、ただキョロキョロ、見て回るばかりでした。


天主閣が近くなった場所に…「なにかお手伝いしましょうか?」と声を掛けられました。振り向くと…そこには忍者

城内には、随所に忍者が潜んでいます。「あ!忍者さん…」と戸惑うミモロ。
「おもてなし忍者」という城内の観光のお手伝いをする方々。記念撮影のお手伝いや、重い荷物の方やご高齢の方の手助けをしてくれる親切な忍者さんなのです。

「あの~記念撮影してください~」とお願いしました。

さぁ、天主閣の中に進みましょう。

*「和歌山城」の詳しい情報はホームページから


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ミモロの和歌山旅。ヨーロッパにいるみたい!「和歌山マリーナシティ」のテーマパークと鮮魚が味わえる「黒潮市場」

2024-11-19 | 奈良、近畿
「まるでヨーロッパの古い町に来たみたい~」

ここは、「和歌山マリーナシティ」にあるテーマパークの「ポルトヨーロッパ」。

ホテルのチェックアウトをした後、バスの時間まで近くを散策。

ここは、子供から大人まで楽しめるアトラクションが揃うエリアです。
 

「自由に入れるんだって~」と、ミモロは奥へと進みました。

中世ヨーロッパの港町を再現した町並み…

「なんか不思議な感覚になっちゃう~」と、先ほどまで過ごした時間とは異なる世界がそこに広がっていました。


建物の中には、いろいろなイベントなどを行うスペースや、古い町並みとは全然違う現代のゲーム感覚のアトラクションが用意されています。

ミモロは、内部には、興味を示さず、石畳の道に夢中。


立ち止まっては、その雰囲気に浸ります。


建物は、なかなか凝った造り。古い趣を漂わせるよう、わざわざ古色を施しているのです。


敷地内には、遊園地も…「いろいろあるんだね~ここ…」


まだ、バスまで少し時間がありそう…そこでミモロ達は、「黒潮市場」に立ち寄ることに…


昨日は、閉店時間だったので、あまり見ることができませんでした。

「今日は、開店直後だから、まだ人がいないね~」週末などは、多くの人で賑わう市場です。


でも、お店には、美味しそうなマグロがズラリ…

「見て~お寿司もいろいろあるよ~」と、さっきたくさん朝食を頂いたのに…食べたそうなミモロです。


市場の外には、イートインスペースもあり、そこで購入した品を味わうことができるようになっています。

「これ、可愛いイルカ…」ぬいぐるみを撫でるミモロ。

でも、それマグロじゃないかな???「え~イルカだよ~」

「ミモロちゃん、そろそろバスの到着時刻よ」と、イルカかマグロかの疑問は、そのままに、バス停に向かいました。


間もなくして和歌山駅に向かうバスが到着。


バスは、「和歌山マリーナシティ」から、昨日、ミモロ達が訪れた「黒江」や「紀三井寺」のそばを通り、和歌山駅へと進みます。


「もう海ともしばしお別れだね~また、来たい~」と、すっかりここが気に入ったよう。


年間を通じ穏やかな気候の和歌山。海の幸、山の恵みも豊かな土地柄…しかも多くの魅力的なエリアがある県なのです。
高野山や熊野という聖地をはじめ、パンダのいる白浜、ミカンや醤油の産地の有田や日高、紀州徳川家の城下町の和歌山市と、紀伊半島の南西部は、本当にいろいろな表情を見せてくれます。
「京都府にはない、飛行場もあるよね~」と。東京からは、南紀白浜空港に飛行機を利用して訪れたことがあります。
関西空港からも便利な場所なだけに、近年、外国人観光客も増加度合が顕著です。

でも、割と観光客が通り過ぎてしまうのが、県庁所在地の和歌山市。
さぁ、次は、和歌山を代表する「和歌山城」に行きましょう!

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ミモロの和歌山旅。静かな青い海が広がる「和歌山マリーナシティ」。長~い防波堤を歩く

2024-11-18 | 奈良、近畿
「静かな海だね~」とミモロが眺めるのは、和歌山湾。

向かい側には、淡路島、そして四国が…

「和歌山マリーナシティホテル」で朝食を頂いた後、ミモロは、周囲のお散歩へ


「お腹いっぱいだから、歩かないと…」とトコトコとヨットハーバーへ。


ミモロが過ごす「和歌山マリーナシティ」は、総面積65haの人工島。5年の歳月を経て、1994年に完成しました。
海のリゾートエリアとして、和歌山の観光のポイントの一つになっています。


島の西側は、長~い防波堤が続き、遊歩道が絶好の散歩コースになっています。


「この防波堤の先って、どうなってるんだろ?」

う!ミモロの好奇心がムクムクと…「先まで行ってみるね~」とミモロは、お友達にいうと、ひとりトコトコ歩き始めました。

え~あの先まで行くの?「うん!」

途中、遊びながら…


海を眺めながら、ひたすら歩いた先端には、黄色いイルカのオブジェが…


ミモロが到着した先端では、釣りをする人が…

「釣れますか?」と声を掛けるミモロ。「はい、今日はまだ~」と。
防波堤には、釣り人の姿があちこちに…夜明け前から来ている人も多い人気の釣り場なのです。

さぁ、戻りましょう…


「あれ?釣り竿…なんか釣れたのかな?」とミモロの前に釣り竿が…

「あの~何か釣れたんですか?」「はい、太刀魚が今よく釣れるんです…」と。

「わ~キレイな太刀魚…」まさにその名の通り、ピカピカと青く輝く姿は、鋭い太刀を思わせます。
この時期は、太刀魚が釣り人のお目当て。
「これから会社に行くんです~」という方。和歌山市に住んでいて、この日は、朝からここへ。釣りの後、大阪の会社に出勤なさるそう。

釣りがお好きで、釣り竿もご自身で作られたとか。

「いいね~通勤前に釣りができるなんて~」とミモロ。

さぁ、そろそろチェックアウトして、和歌山市へ向かいましょう。
「え~もう行くの…」

まだ海のそばにいたいミモロなのでした。
 

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ミモロの和歌山旅。海のリゾートが楽しめる「和歌山マリーナシティホテル」。海鮮たっぷりの朝食

2024-11-17 | 宿・ホテル
「さぁ、お風呂に入ろう~」

「和歌山マリーナシティホテル」に宿泊しているミモロ。朝目覚めると、お風呂へ直行。

全室ハーバービューのホテルで、ミモロのお部屋のバスルームは、バスタブから海が見えるのです。

バスルームの雰囲気もリゾート…


お湯を満たしたバスタブも、なんか海のように見えます。

「いいなぁ~この景色…海外旅行に来たみたい…」

盆地の京都で暮らすミモロにとって、久しぶりの海の景色です。しかも、ミモロが海外みたいと思うのは、日本語の看板が見えないから。そう、ハーバーの周囲の景観にも規制があるのでしょうか?

ゆっくり朝風呂を楽しんだミモロ…着替えて、バルコニーへ。

「さぁ、朝ごはんに行きましょう」とお友達。「うん、お腹空いた~」と、ホテルの1階のレストランへ向かいます。

朝食は、バイキングスタイル。そこには、和歌山らしい海の幸もいろいろ。

「マグロのユッケ丼だって~美味しそう~」

しらす丼も楽しめます。


梅の産地だけに、梅干しの種類も豊富。


さらに、名物の「和歌山ラーメン」もあります。


「わ~みんな食べたい!」朝からミモロの食欲は旺盛です。

「海を見ながら、朝ごはん食べるの~」と、芝生のお庭に面したテラス席へ。


「そんなに食べるの?」とミモロのお膳を見たお友達。

「うん、だって昨日の夜は、軽いお食事だったもの…」と。

これ以外にも、デザートに甘いデニッシュやフルーツも頂いたミモロでした。

「美味しかった~!ふ~お腹いっぱい!腹ごなしに、お散歩しよう~」とミモロは、ヨットハーバーの周囲を巡るお散歩に出かけました。


今回、ミモロがお友達と利用したのは、平日限定のひとり7600円の宿泊プラン。夕食はありませんが、朝食付きで、温泉券も…。「結構お得な感じ~また来たいね~」というミモロです。

*「和歌山マリーナシティホテル」の詳しい情報はホームページから


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