ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

「源氏物語」を書く始まりと言われる滋賀県「石山寺」での中秋の名月。「石山寺秋月祭」へ

2022-09-12 | 寺社仏閣

9月10日は、中秋の名月。今年ミモロは、滋賀県大津市の「石山寺」の「秋月祭」に出かけました。

毎年、この日、「石山寺」では、夜間拝観が行われ、本堂では、講談や琵琶の奉納などが行われます。

夜間拝観は、17:30~21:00。入山料は、600円です。
門前には、「秋月祭」にちなんだ飾りも…

門前に軒を連ねるお店のひとつ、和菓子の「叶匠寿庵」では、お月見に「石山寺」に奉納される「石餅」が販売されていました。

「この御餅、最近、100年ぶりに復活したんだって…石餅っていうのは、石山寺の名前に由来するんだよね」とさっそく購入したミモロです。この日は、特別パッケージで、登場です。

お月見の御餅を確保したミモロは、拝観時間になった境内へ進みます。


東大寺建立と深い関わりのある「石山寺」。この付近の木材が東大寺の建設資材になったのでした。もともと「東大寺」と同じ華厳宗で、平安時代からは真言密教の道場になっています。平安時代は、京都の貴族たちが詣でる「石山詣」が盛んに…その中に、紫式部も…。

「このお寺に紫式部が来て、琵琶湖に映る十五夜の名月を眺めて、それをきっかけに、「源氏物語」を書き始めたんだって~」とパンフレットを読みながら説明するミモロです。

山門のそばには、平安時代の「石山詣」を描いた屏風とお月見の飾りが…「ここ撮影スポットだって…」


また、境内では、「竹灯籠展」という催しも…
 

「夜の石山寺もいいね~」と昼間には、何度もお詣りに来ているミモロです。

夜がすぐそこに迫った境内では、各所の提灯の光が、参拝者を導きます。

石段を上って、本堂へ。


秘仏のご本尊の如意輪観音菩薩は、福徳の御利益で知られます。まずは、参拝。

中秋の名月に毎年開催される「秋月祭」は、本堂で行われます。
今年は、9月10日、11日の両日開催され、10日は、滋賀県在住の唯一の講談師、旭堂南風さんの「紫式部と源氏物語」の講談と、中国琵琶奏者の葉衛陽さんとさくらさん父娘による演奏です。
それが始まるまで、本堂で待つミモロ。「お月様、きれいに見えるといいなぁ~」とまだ明るい空を見上げます。


19時過ぎに奉納プログラムは終了。境内では、歴史的な建物がライトアップされています。

「あ、お月様~!」と、参拝者が次々に声を上げ、スマホで月の撮影を…

「わ~見える~きれいだね~」とミモロも感激。

「石山寺」には、後白河天皇が行幸の折に建てられた「月見亭」があります。ここは、歴代天皇がお月見に訪れたとか…。その玉座には、お月見団子やススキなど秋の花が飾られています。


御簾越しに見えるお月様。


「ここまで来てよかったね~」と感激するミモロです。
残念ながら、木々茂っているので、湖面に映る月を見ることはできません。

「紫式部さんもここからお月様を眺めたんだね~」と。
2024年のNHK大河ドラマは紫式部が登場するそう。「ここにもたくさんの人が参拝しに来るね~」と想像するミモロです。

京都各所でも中秋の名月を愛でる催しが盛んに行われました。
特に、世界的にいろいろなことが起こる今、「どうぞ平和な世界になりますように…」と多くの人が月に祈ったことでしょう。

夜間拝観のコースには、灯籠が続きます。


京都からは、京阪電車「石山寺駅」で下車徒歩約10分です。

年間を通じ、広大な敷地には、四季折々の花などが訪れる人を迎えます。

今回、門前エリアにおしゃれなカフェなどができていて、コロナ前に訪れた時より楽しみもアップ。
「また、来よう!」というミモロでした。
*「石山寺」の詳しい情報はホームページで


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