ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

秋分の日に開催された京都「西陣伝統文化祭~千両ヶ辻~」。まずは「町家写真館」へ

2023-09-25 | イベント

「こういう写真撮影できたら、いいなぁ~」とミモロが大胆にも憧れるのは、京都の写真家 水野克比古先生の写真。


秋晴れの秋分の日に、ミモロが訪れたのは、今出川通から、大宮通を南に進んだ町家が続くエリア「千両ヶ辻」です。
この日、ここのエリアでは、「西陣伝統文化祭」という伝統と文化をテーマにしたイベントが毎年開催されます。

「コロナが流行っているときは、中止になって、寂しかった~」というミモロ。今年は、以前のように多くの方々が参加し、賑わいが戻っています。

「まずは、ご挨拶に行かなくちゃ~」とミモロが向かったのは、通りの中ほどにある「町家写真館」です。
 
ここは、京都の写真家 水野克比古先生のお住まいだった町家で、今は、写真館として、作品の展示やイベントなどに活用なさっています。

「水野克比古先生、こんにちは~」「おや、ミモロちゃん、お変わりなく~」と水野先生のやさしい笑顔に触れたミモロは、先生に飛びつきます。

水野克比古先生は、京都の四季折々の景色の魅力を、国内外に広く知らしめた写真家。先生しか撮影できないような景色や文化財など…それが多くの人を魅了し、京都への旅情を誘います。

「町家写真館」には、そんな先生の作品が、いろいろ展示されています。


「あ、写真集も販売してる~」


このエリアのご出身である水野克比古先生。「ここは、西陣の中心地として、江戸時代中期には、生糸や織物の問屋が軒を並べ、1日、千両を超す商いが行われたといわれ、「千両ヶ辻」と呼ばれるようになったんですよ」と以前、お話してくださいました。

近年、その商いは減少し、問屋の数も減ってしまいました。活力がなくなった地域の姿を憂いた地元の方々…水野克比古先生も地域のために積極的に活動を開始なさいます。

春には、「千両ヶ辻」の雛祭りを開催。水野克比古先生が長年収集された雛人形をお座敷に飾ったり…。その活動は、地域に広がり、各お店や町家にも、歴史を纏った雛人形が飾られるようになりました。
「この雛祭りに、ミモロも登場する予定でポスターも作ったんだけど…コロナで中止になっちゃったの~」と。
ミモロファンもがっかりした「幻の雛祭り」になりました。

ちなみに、写真家にカメラを向けるのは、とても緊張します。「そう、写真家にカメラ向ける人って、ほとんどいないですからね~」と水野克比古先生。ミモロがいるからできることかも…。京都に暮らす前から、雑誌などの仕事でご一緒させていただいたことも…もう30年以上のお付き合いになるのでした。

ところで「町家写真館」自体、歴史ある建造物。

中を拝見できるので、多くの人が撮影をなさっていました。

「ここ、一番の撮影ポイントなんだよね~」ミモロがいうのは、日本庭園に面した縁側です。


「ミモロちゃん、いいアングルですね~」と、声が…
「あ、水野秀比古さんだ~」

義父の水野克比古先生に師事し、京都各所に積極的に撮影に出かけ、様々な京都の美を作品として発表なさっている写真家です。

「あの~最近、ミモロの撮影マンネリ化してる気がするのよね~」と、なんと厳しいミモロ。
「だから、もっとママの腕前上げなくちゃ~」と、耳が痛い意見を…。う~ミモロ、そう思ってたんだ~ドキ~


「ママ、これに参加したら~」というのが、
「町家写真館フォトワークショップ」。
10月7日(土)14:00~16:00 会場:町家写真館 講師は、水野秀比古先生  料金3300円


FAX075-431-5511 またはメール  mizunohidehiko@gmail.com
に、氏名、電話番号、住所、メールアドレス を記入して申し込んでください。

「ぜひ、初心者でも大歓迎!どんなカメラやスマホでもいいんですよ~。上手に撮影できるポイントなどをレクチャーします」と秀比古先生。

「もっと可愛く撮影して欲しいもの~」というミモロ。う~そうね~がんばります!

先着10名です。どうぞお早めにお申し込みを…

「あ、キレイなメダカ~」と、町家写真館にある水槽を見つめます。

「コロナ前に数匹もらったら、ドンドン増えちゃって~水槽6台にもなったんです。今は、庭の瓶に移してますけど…」と水野秀比古さん。

「ミモロも育てるの得意だけど…今、大きな金魚が2匹いるし…」と、本当は飼いたいようなミモロ。

さぁ、他のお店見に行かないと、いいもの売り切れちゃうかも…
「そうだね~、じゃ、またね~」と、急いで外に出たミモロです。

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猛暑の長い夏で、開花が遅れている萩の花。京都「梨木神社」の見ごろは、来週から?

2023-09-24 | 寺社仏閣

「あれ~まだ、思ったより咲いてない…」と、秋分の日、ミモロは、「京都御苑」の東側に位置する「梨木神社」へ。

毎年、秋分の日頃(今年は、9月23日と24日)、ここでは、「萩まつり」が境内の拝殿で行われます。
神事だけでなく、日舞や居合、弓術の披露なども奉納され、連日、多くの参拝者で賑わいます。
境内の一角では、お茶席も設けられ、お抹茶を味わいながら、萩の花を愛でる秋のひとときが…。

まずは、本殿に参拝を…萩の花を愛でるのは、それから…

「梨木神社」は、明治18年に、三條實萬公をご祭神に創建されました。
三條實萬公は、幕末、光格天皇、任孝天皇、孝明天皇の三帝にお仕えし、朝権回復に尽力。安政の大獄で弾圧され、安政6年に、落飾し、一乗寺に幽居され、その地で亡くなります。明治天皇の御代となり、その功績から、ご祭神として、生地であるこの場所に神社が創建されたのです。

また、第二座ご祭神として合祀される三條實美公は、父、實萬公の遺志を継ぎ、朝権回復に尽力。文久3年(1863)尊王攘夷派の公卿を追放する「七卿落ち」という政変で、長州へ逃げ延びます。その後、新政府に招かれ、太政大臣に。さらに明治18年には、内大臣となります。

「あ、三條實美公って、10月22日の「時代祭」の「七卿落ち」に登場する人だよね~」とミモロ。よく覚えてましたね!
京都から逃れる旅姿で、登場します。

神社のお話は、これくらいにして…
「あれ?もう萩のお花、おわっちゃったのかな?でも、地面に花びら落ちてない…」と、萩の枝を見て…

境内に植わる約500株の萩。実は、今年は、「萩まつり」の主役である萩の花の開花が遅れているのだそう。
神社の方に伺うと、「今年は、暑い時期が長いので、まだ咲いてないんです~。もう少し、気温が低くなると、咲くんですけど…」と。残念ながら、今年は、ちょっと地味な萩まつりになりました。

「そうだよね~暑かったもの~咲くの考えちゃうよね~」と萩の花に同情するミモロ。


「ところで、なんでここは梨木神社っていうお名前なの?」と、突然言い出したミモロ。
う!またしても、知ってるようで知らない質問。
「梨の木って、どこにあるの?」キョロキョロ。
実は、この神社の名前は、この地域の旧町名、梨木町に由来するもの。
「ということは、この地域に、梨の木が昔あったってこと?」とさらにミモロ。
え~ごめん~そこまでわかりません。たぶんあったんじゃないの~知らんけど…

「今なら、萩の木神社になるのにね~」とミモロ。


ところで、萩は、万葉集の時代には、秋の山野を彩る花として愛されていました。
山上憶良をはじめ多くの人が詠み、「万葉集」では、141首にもおよび、その数は梅の花を押させ、堂々1位に。

今、NHK朝ドラで大人気の植物学者 牧野富太郎博士は、「ハギは、古い株から芽を出すので、生え芽(はえぎ)という意味から、この名がついているのではないか?」と。また葉が小さく歯の形に似ているから「歯木(はぎ)」を語源にするのではないかなどと、諸説が『四季の花辞典』(麓次郎著 八坂出版)に出ていました。

「万葉集」だけでなく、「続日本後記」「枕草子」「古今和歌集」など、さまざまなものに登場する日本人にとって、親しみのある植物のひとつなのです。

冬になって、地上部分が枯れたり、刈り取られても、地下に根が残り、そこから春になると芽を出すのだそう。
「え~すごく強い植物なんだね~なかなかしたたか…さすが~」と、萩の見るミモロの目が変わります。



しかし、さすがに強い萩の木も、今年の暑さには、開花を躊躇したのでしょうか?「わかる~その気持ち~萩は、夏のお花じゃなくて、秋の花だもの…やっぱり秋らしくならないと、似合わないよね~」と。つまり開花は、これからということ。
楽しみが先に延びたと思いましょう。


「あ、ここ入りたい!」とミモロが足を止めました。
境内の一角に、昨年8月にオープンしたスペシャルティコーヒー専門店「コーヒーベース NASHINOKI]です。

「境内に湧く京都の名水のひとつ「染井の水」でコーヒー淹れてくれんだって~」と興味津々のミモロですが、この日は満席。また別の日に来ましょうね。「う~」

さて…
期間限定の「京都こだわり御朱印 三社巡り 令和5年秋」が授与されています。

9月1日~11月30日の期間中、ここ「梨木神社」と、京都市内にある「梛神社(なぎじんじゃ)」四条大宮近くと、「八大神社(はちだいじんじゃ)」一乗寺下がり松の3つの神社を巡り、三社巡りの台紙に手描きの御朱印を頂き、全部集めると、「記念御朱印」が無料で頂けます。

もちろん、「梨木神社」単独の秋、限定の御朱印もあります。

御朱印の他にも、秋だけの授与品も…
「秋の京都旅の記念になるね~お友達に教えてあげよう~」というミモロ。

「また、来週、もっとお花が咲いたころ、参拝に来よう~」


まだ昼間は、暑さがミモロの体にまとわりつく京都です。
萩の花も、秋かどうか迷っているのかもしれません。

*「梨木神社」の詳しい情報はホームページで

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お彼岸って、なぁに?浄土宗総本山の「知恩院」に参拝。種類豊富なオリジナルのお土産品

2023-09-23 | 寺社仏閣

「お彼岸だから、ご先祖様のお詣りに行くんだって~」と、ミモロは、ママに連れられて浄土宗総本山の「知恩院」に出かけました。

本当は、お墓参りをしたいところですが、京都にお墓はないので、お墓があるお寺が浄土宗であることから、総本山にお詣りすることに。

「知恩院」では、20日の彼岸の入りから、26日の明けまで、「秋季彼岸会(しゅうきひがんえ)」が、「御影堂」で行われます。

「御影堂」では、ご先祖の回向を行う、僧侶の方々の読経の声が響いています。

「なんで、お彼岸にお墓参りするの?」とミモロ。え?それって習慣だから…まるで「チコちゃんに叱られる!」みたいな質問。う!考えことなかったかも…

そこで、ちょっと調べてみると…
お墓参りをする彼岸会(ひがんえ)は、日本で始まった習慣で、仏教が起こったインドでは、行われていないもの。
日本で、初めて彼岸会をしたのは、平安時代で、崇道天皇の霊を鎮めるために平城天皇が行ったとか。
「あ、崇道天皇って、早良親王のことでしょ、桓武天皇の弟で、廃位されて、藤原種継の暗殺事件の首謀者として、淡路に流され、途中で憤死した人だよね~。その祟りを恐れて、長岡京市から平安京に遷ったんだよね~「下御霊神社」などに祀りされてる方でしょ」と、いろいろな資料を読んだミモロ。

そう、その通り…「え~お彼岸も鎮魂から始まったんだ~」まぁ、諸説あると思いますが…

その後、浄土信仰と結びつき、昼と夜の時間が同じになる春分と秋分の日は、特別な力があると人々は考え、それに先祖供養が併せられて、今日のようなお墓参りをするお彼岸になったのだそう。

ミモロは御影堂の前に立ち、読経の声に手を合わせます。


「極楽浄土って、西の方向にあるんでしょ?」とミモロ。
そう、西日が沈む彼方にあると信じられ、多くの人が西日に手を合わせ、ご先祖さまのことを思ったのです。

「ねぇ、知恩院の三門は、西に向かって建っているよね~。御影堂は、南向きだけど…」とミモロ。
東山の麓にあるから、地形的に門は、西を向いているのかもしれませんが、西日を拝む浄土信仰からも、門は西向き?そこからは、確かに西山に沈む夕陽が見えます。

お寺の前から三門を経て、「御影堂」のある高さまで続く直線距離が一番短い石段は、51段あります。

「これ、男坂って言われてるんだよ。一段、一段、心を鎮めながら、上がるんだって…」というミモロ。
でも、この日は、脇にある女坂というなだらかな石段を上がりました。「こっちの方が幾分楽だもの…」と。

ミモロ、それ以上、前に行ったらダメよ!落ちちゃうから…。
「うん、ここから落ちたら大変そう…」と、下を恐る恐る覗きます。
石段の数として、51段は、京都にある他のお寺の中では、決して長いものではありません。いろいろな石段に挑んできたミモロにとって、それほど上るのは、大変でなありません。でも、一段一段の高さが結構あるので、下りるのは、ミモロにとって、恐怖です。

「また、女坂からおりる~」とミモロ。「あ、その前に、ここに参拝した記念になる品々売ってるところ、見たい!」と。

大きな茶釜があり、かつて、ここでお茶などを参拝者に振舞った場所です。


「わ~いろいろ知恩院オリジナルの品々があるよ~」

「この飴舐めると、読経の声が良くなるのかな??」

仏手柑を使った飴も、参拝者に人気とか


他にもいろいろ美味しそうなものが…


全国から参拝者が訪れる浄土宗総本山。そこを訪れた記念に、地元に配る方も多いのです。
「なんか飴でも、ありがたい感じするよね~」

「知恩院」では、一般の参拝以外にも、結婚式、七五三のお詣りなども行われ、さらに僧侶の案内ツアーをはじめ、講話会や写経などにも参加できます。

徳川家とのゆかりの深い「知恩院」。「千姫さまのお墓もあるんだよね~」とミモロ。
そこまで行くには、また石段を上る必要がありますが…

方丈庭園なども、秋は紅葉が美しい場所。

「帰りにオハギ買おうね~」と、ミモロ。
暑さ寒さも彼岸まで…と言われるように、さすがの今年の猛暑も、お彼岸になり、おさまっています。
ミモロの食欲の秋が、本格的に始まります。

*「知恩院」の詳しい情報はホームページで

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山の動物のために作る巣箱。京都の山里久多の自然。ミモロが教えてもらうことがいっぱい。

2023-09-22 | 体験

「ヨイショ!」ミモロは、金づちで釘を打つ作業に集中。

「あ、曲がっちゃった~」馴れない作業に汗を流します。でも、日頃やらない事に挑戦するのは楽しいこと。

京都の山里久多の山で、自然観察や動物の生息調査のお話を伺ったりと、「ビーバーの山の会」の活動はワクワクすることばかり。毎月、山の自然保護をメインにさまざまな活動をしています。

ランチが終わって、この日、最後の作業の巣箱づくりへ。外に移動する前に…
「あ、これなんだろ?」ランチを食べたお部屋に置かれた大きなプラスチック製の容器。その中には、何かドロドロしたものが入っています。


「なんかいい臭いがする…」クンクン。

「さぁ、今から始めましょうね~」と、久多の地元の方々が集まって何やら作業が始まりました。


「今年、味噌づくりを始めたんです」と。
煮た大豆に、塩と味噌の麹を入れて、容器の中でしばらく寝かして発酵させます。
「あの~いつ食べられるんですか?」ミモロが一番気になるところ…。
「そうですね~来年の春かな?」「え~そんなに掛かるんだ~」


「今は、何をしてるんですか?」とミモロ。

「はい、仕込んでから、毎月1回、容器を入れ替えて、味噌が均一になるようにしてるんです」と。
この作業を天地返しというのだそう。それにより、発酵が促進され、美味しいお味噌になるとか。

手間のかかる作業ですが、作る人の愛情もたっぷり込められていくようです。


自然豊かな山里、久多…そこの暮らしは、季節と共に、いろいろな作業があります。
ミモロも田植えや稲刈り、カヤ刈り、きのこ狩り、北山友禅の苗植えなど、東京ではやったことがないことを次々に体験しました。もちろん体験ですから、1日で終わることですが、それでも、自然と共に暮らすことの楽しさと大変さを感じることができました。

「なんか久多のいろいろな活動に参加すると元気になる気がする!」というミモロ。
久多の里山協会でも、一般の人が参加できるイベントも開催しています。

「ミモロちゃん~巣箱づくりの作業お手伝いお願いします!」と外から声が…
「は~い、今行きま~す」と、急いで外へ。

そこでは、すでに巣箱の組み立て作業が始まっていました。


「あの~ミモロ、何したらいいですか?」

「ビーバーの山の会」の皆さんと、自然観察会でご指導くださった堀田先生が、手際よく作業しています。

すでに設計図に沿って、切断された板を組み立てます。
まずは、板を押させるお手伝い…

「しっかり押さえてね~」「は~い!」う~ミモロのネコの手のお手伝いは、どこまで役に立っているかは疑問ですが、みんなと作業するのが、何より楽しいのです。

「ここ少し削って…」「は~い」とミモロは、板にカンナをかけます。

「カンナの削りカスって、美味しそう…鰹節みたいだもの…」と言いながら、作業を…

「だいぶできて来た~」と、ミモロは、巣箱の中へ


動物が観察しやすいように、上の屋根は、開閉できるようになっています。


しばらくして、ついに完成!


「前よりかなり大きな巣箱だね~誰が入るのかな?」とミモロ。
「ムササビなどの小動物かな?鳥も入るかも…」と堀田先生。

巣箱は、一種類の動物だけが入るとは限らないそう。子育てが終わって出ていくと、別の動物が入ることも…。

「問題は、どこにこの巣箱を設置するかですね~」
かなり大きくて、重い巣箱ですから、設置する木もそれないの太さが必要。そしてある程度、高いところに設置する必要があるそう。

「じゃ、来月、設置しましょうね~場所を決めるの大変そうですが…」とビーバーの山の会の栗原さん。


「こんなに立派な巣箱だから、誰かが暮らしてほしいね~」とミモロ。
「京都の町の夏は、猛烈に暑いから、この巣箱、別荘にしたいかも…」と勝手に想像。でも、ひとりで夜の山で過ごせるかな?「う~ダメだ~怖いよ~」と、すっかり町の暮らしに馴染んでいるミモロなのです。

秋、キノコなどの山の恵みが楽しみな季節も、もうすぐです。



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京都の山里久多での自然観察会。観察のための捕獲および夜間撮影などで学ぶ動物の生態

2023-09-21 | 体験

「え~これがカワネズミなの?」とミモロは、京都の山里久多で自然観察と保全活動をしている「ビーバーの山の会」の自然観察に参加。そこで、春に川に設置した捕獲籠に掛かった「カワネズミ」の映像を見ました。


「この山にもカワネズミが生息していることがわかりました」とおっしゃるのは、今回、ご指導くださった「関西哺乳類研究会」で活動なさっている堀田先生。

餌を求めて川に来たところを捕獲したもの。


「え~あの山にこんな動物が住んでるんだ~」と驚くミモロです。捕獲以外には、調査のため夜間撮影なども行われます。

動物の生態調査には、動物が前を通ると作動する赤外線カメラなどが、山のあちこちにセットされています。
「ミモロちゃん~こっち~」と堀田先生がカメラの位置を教えてくださいました。


「待ってて~今行くから~」と、ミモロは、山の斜面を登ります。

木の幹に設置された赤外線カメラ。その映像をピックアップして、動物の様子を調査します。


「この前に来ると、自動的にカメラの撮影が始まるんだって~」

興味津々のミモロですが、動物の体温に反応するので、ミモロの場合は、どんなに近づいても映りません。残念…

「動物たちは、餌場をよく知っています。同じ餌場に来る場合も、ちゃんと時間をずらして、かち合わないようにしてるんですよ~」と堀田先生。

時間をずらすことで、余分な衝突を避けているのだそう。
「動物さんたち賢いね~自分だけの利益を求めず、他の動物にも譲るって…。もっと人間も学ばないとね~」と、なかなか辛口のミモロです。地球はみんなのもの…みんなが穏やかに暮らせるように、譲り合うことの大切さを山の動物に教わりました。

堀田先生たちの研究メンバーは、国内のいろいろな場所で動物の生態調査をなさっているのだそう。


久多のコミュニティセンターで、その映像を拝見しました。

まずは、先ほども登場した「カワネズミ」。体長10~13センチ。尻尾の長さは10センチほど。

京都府では絶滅危惧種になっていて、その姿を見るのは、なかなか難しいのだそう。
「今回、その姿を見ることができて、本当にラッキーでした」とおっしゃる堀田先生。
「へぇ、そんなに貴重な動物なんだ~」と改めて画像を見つめます。

山地の渓流に生息、手足に水かきはありませんが、指の間に毛が生えていて、それが水かきに…。
「水に潜るのも得意なんだね~」とミモロ。水生生物などを餌にしています。

清らかな水の渓流が住まい…しかし、近年の森林伐採や河川工事などで、水質および環境が劣化し、生息できる地域が狭まり、それにより個体数も激減しているのだそう。

「え~そんな~可愛そう~」と真剣に心配するミモロです。

また、他の画像には、鹿の姿が…

山では、昼間にも時々、鹿に出会うことがあります。

さらにタヌキも…

みんな夜に活動しています。

「クマの出没が最近、いろいろな場所で問題になってますが、捕獲し、調査しています」と。
大きな筒状の罠…

「ハチミツでおびき出すんです~」と。
「あ~クマさん、ハチミツ好きだもんね~ミモロも好きだけど…」

クマが中に入ると、両脇の蓋が閉じる仕組みになっています。
それからクマを麻酔で眠らせて、体の状態などを調査するのだそう。

「クマさん、眠ってるうちに、体のあちこち触られちゃうんだ~キャ~」とミモロ。そういう問題ではないと思うけど…。

「ともかく、山や森に何度も通い、現状を調査することが大切なんです。現在、動物たちが、どのような環境で、どのように生息しているか、それを知り、彼らの生きることを助けるのが、人間の役割だと思います」と。

「そう、なんでも推測で判断しないで、きちんと現状を把握することが第一だよね~そこから、さまざまな対策をしていかなくちゃ~」とミモロ。


今回の「ビーバーの山の会」の自然観察会で、山に入った時間は、2時間ほどでしたが、そこでミモロは、いろいろなことを学び、考えたよう。

「では、お昼ご飯の後は、動物のための大き目な巣箱作ります~」と「ビーバーの山の会」の栗原さん。
「ミモロ、がんばる!」と、やたらやる気だけはあるミモロでした。

*「ビーバーの山の会」のお問い合わせは、FAX075-821-3773 メール beavernomori@gmail.com (担当:栗原)まで
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