梅雨の雨の止み間。
ジメジメと蒸し暑い。
何だか、あっと言う間に7月になったかと思えば、もう1週間過ぎようとしている。
未だに、なんの光明も見えぬままの日々だけれど・・・。
思えば・・・去年の今頃は、なんだか、地獄の底にいるような気がしていて、どうにも落ち着かないまま、眠りも浅く・・・そんな日々だったと思う。
そして地獄の底だと思っていた場所は、まだまだ地獄の底ではなくて、更に、奈落があろうとは、思いもしなかった。
今は・・・その奈落にも、一応、慣れた感じがする。
地獄も棲めば都・・・なのかもしれない。
それでも・・・今が、地獄の底だと思っていたけれど、もしかしたら、この先、更に、もっと底があるのかもしれない・・・と思う。
夢を・・・。
夢をよくみるようになった。
何故か、退職前の職場で、なんとか踏みとどまって、退職を免れて、安堵している夢で、何時まで経っても、未練がましい。
もうあの場所は、私にとっては、この世にはない場所だ。
戻りたいとは、思わないのに、何故、夢は、何時まで経っても、未練がましく、あの場所に居たがるのだろうか・・・?
切って捨てたい場所である。
戻りたくない場所である・・・はずなのに・・・。
大嫌いな場所なのに・・・。
今は、遙か・・・私には、彼岸だ。
この世には、無い場所に、私は、戻ることは、できないし、戻らなくてもよいのだ・・・そう言い聞かせても・・・。
また今夜も夢をみるのだろうか・・・?