日付が替わって7月7日になった深夜から、雨脚が強くなって、午前中、ずっと雨。
雨・・・雨・・・雨・・・。
今日は、七夕なれども、牽牛と織女の逢瀬は、叶わぬのだろうか・・・?
本日、夕刻より、蜩(ひぐらし)鳴きて、梅雨の終わりを告げているのだろうか・・・?
そして、今宵、再び、夢をみる。
人にもよるのだろうが、眠ってみる夢というのは、どうにも、気持ちが悪い物ばかりで、楽しいだとか、嬉しいだとか、幸せ・・・だとか・・・そんな甘やかな感情の伴うものは、数少ない。
目覚めても、暫く、夢の幸福感に浸っていたいと思うことも、ごく稀ではあるが、ないこともない。
そんな幸福感溢れる夢ばかりみたいものだと常々、思えど、我が身さえ、ままならぬのだから、潜在意識の領域など、とても介入の余地がないように思える。
二度と会いたくもない奴、忘れてしまった過去、封印したい思い・・・そんな二度とみたくもないのに、現れては、消え、消えては、現れ・・・これでは、現実で、なにをしたって同じなのではないか・・・。
折角、気分を一新して、さて、これから・・・と思っていると、忘れてはいけない教訓のように、次から、次から、現れる。
もう、既に、終わっている・・・語りたくもない過去が、蘇り、忘れ去られるのを拒んでいるようだ。
苦しい事、辛い事、悲しい事、思い出したくもない事・・・そんな様々な記憶が、忘れられてなるものかと、あがき、もがいて、灼熱の地獄の釜の底から、這いあがろうとしてくるようだ。
なんと、未練がましいことよ。
執念深きことよ。
苦い過去を、ひとつひとつ思い出して、二度と、再び、意識にのぼらぬよう、葬り去る以外、たぶん、手立てはないように思う。
・・・記憶の底に沈めて、子守歌など歌ってやろうか・・・?
今宵も、また夢をみる・・・。
今宵も、また夢をみる・・・。
今宵も、また・・・悪夢を・・・みる・・・。