雨模様の連休中日。
4日前にみた映画『バクマン。』で、見ていたときには、気がつかなかったけれども、今更ながら気がついた。
このストーリー・・・何処かで・・・???
1960年~70年代・・・その前後の時代を描いたストーリーだったと思うけれど、その頃の漫画業界をテーマにした藤子不二雄氏の『まんが道』。
・・・ああ。この作品がベースなのだね。
(そういえば、『バクマン。』のエンディングで、この『まんが道』がアップされていた)
かなり、意識して書かれたのだと推測する。
まんが道・・・巨匠・手塚治虫に憧れて、富山・高岡から状況したふたりの青年の漫画家へ続く道を描いた長編である(某・国営放送の連続ドラマになったのを見て、原作本を読んだ。かなり厚い本で、50ミリくらいの厚さで、A4サイズよりは、ひとまわり小さかったような?気がするが、それが4巻くらいあった。雑誌と単行本の中間くらいの・・・そんなヘンなサイズの本である。当時の総集編的な雑誌?という括りだったのかも・・・)。
『バクマン。』は、原作者+漫画執筆者という二人組だけれど、『まんが道』は、両名とも書き手。
のちに、共作は、解除して、お互い別の作品に向かったようだ。
『どらえもん』は、共同作品だったと思うけれど、『笑ゥせえるすまん』などは、単独だったとおもうけれど、記憶が違うかもしれない。
『バクマン』。のストーリーも、著作者も、『原作者』+『漫画家』は、分離されている。
『バクマン』。の漫画家・小畑健氏は、原作をもとに、漫画を描く作家だし、画力もある。
先月の拙ブログに『囲碁と将棋』というタイトルで、『ヒカルの碁』を取り上げた。
小畑健氏の代表作でもある(原作者は、ほったゆみ氏)。
少年漫画誌の創生期と爛熟期、そして今、雑誌などの編集物が衰退していく中、多くの漫画家さんは、コンピュータソフトなどのツールを使い、作品を仕上げている(・・・と聞いた)。
そんな中、インクとペン、スクリーントーンなどの貼り付け・・・そんな手仕事で、作り上げられる漫画原稿は、1枚仕上げるのに、どれくらいかかるのだろうか・・・読むのは、30秒かからないとおもうし、こだわりのコマも見過ごされてしまうのではないだろうか・・・?
漫画でヒットすれば、アニメーション、映画、グッズなど、とにかく一大産業として成り立つ世界でもある。