今回のドライヴの目的は、もみじ狩り・・・である。
私は、無類のモミジ好きで、あの葉っぱの形状、新緑の時のあの透明な緑、落葉前のあの鮮やかな赤や朱色、緋色などの美しい色を眺めずして、冬は、迎えられない気がする。
・・・といっても、ここ数年は、職にもつかず、引き籠りで、モミジといえば、自宅に植えられている数本を見て過ごすだけだったし、職に就いていた頃は、モミジを見ようにも、朝は、出社で忙しく、帰宅時には、既に、日暮れて、あたりは、真っ暗・・・(居住地周辺のモミジは、11月下旬にならないと色づかない)。
祝祭日に山へ行こうにも、日頃の勤務で、疲れ果てて、1日中ぐうたら寝てばかりだったので、叶わぬことであった。
しかも、紅葉のピーク時ともなれば、道路は渋滞、駐車場は、満杯・・・無類の運転下手に、山道は、痛い・・・。
・・・そんなわけで、色づくモミジを見ようにも、なかなか見られないまま過ごしてしまった。
ここ暫く、相方も忙しくて、1日かけてドライブなんてこともなかったので、
『紅葉狩りに行きたい。』
と不平不満を申し述べた処、
『わかりました。それでは、紅葉狩りに行きましょう!』
ということで、相方は、日曜日の一日を割いて、念願?の紅葉狩りへ出かけたのだった。
那須や日光は、モミジの名所だけれど、山全体が、赤く染まる光景は、小学校か中学校の遠足で、バスの中から見渡した記憶が、最後だし、京都の紅葉も数十年前に見たきりだったので、今回の紅葉狩りは、本当に、何十年か振りの『モミジ』であった。
モミジの特に、赤や朱色は、地方によって、かなり違うような気がする。
京都から南は、朱色が多いような気がするし、北上するほど、赤さが増して行くように思うけれど、違うかもしれない・・・。
今回訪れた那須の・・・しかも、山林道のモミジは、とても美しかった。
所謂、ヤマモミジ・・・というのだろうか。
緑色の葉が、イキナリ朱に変わる。
葉の半分が、緑で、半分が赤・・・だったりする。
種類も違うようで、葉の形も違う。
山林道を歩けて、本当にヨカッタ・・・モミジ好きには、たまらなく嬉しい山歩きだった。
来年は、もっとちゃんとした装備(特に、靴は、滑らない加工の靴底のもの)で、出かけたい。
やっぱ・・・ローファーじゃなあ・・・(←後悔)。