鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

11月の月筮:地風升・初爻

2013-11-08 22:54:45 | Weblog

澄んだ晴れ。気持ちの良いお天気。


先週は、11月の最初の週だったけれど、通院やら、お出掛けやら・・・で、月筮のことを書こうと思っていて、今頃になってしまいました。
毎月、自分に対することで、立筮しております。
一応・・・1日には、立筮したのですが・・・。

11月:地風升・初爻・・・大吉。
しかし、地風升で、よかったことは、一度もないです。
(去年の年筮は、地風升でしたが・・・。それを引きづり、現在に至っていることは間違いなし)。

凶事に関しては、当たるのかもしれません。
・・・で、今回は、吉事・・・いいことなんかないでしょう。多分。

・・・なんてことを思いながら、毎年思うけれど、11月は、つくづく良い事がない・・・。平穏無事に過ごしていても、何かしら、落ち込み(程度の差にもよるけれど)や、アクシデントがあったりします。

今年は、どうかなぁ・・・。

毎年この時期になると、朝夕の冷え込みが、日増しに強くなっていく中で、以前所属していた会社の事務所には、12月の声を聴くまで、暖房が入らなかったのを思いだします。

真冬よりも、12月間際の時期が、一番寒くて、辛い時期でしたね。

・・・そういう、会社の決まりがあるにもかかわらず、その決まりをつくっているであろう総務部などの、私の所属していた事務所の二階にある部署は、11月でも既に、暖房が入っていて、暖かだったのでした・・・(理不尽!)。

運・不運の分かれ目・・・が、1階と2階に所属するか否か・・・ってことだろうし、同じ1階でも、電気暖房器具には、使用責任者の許可がいるはずなのに、一部、有力?な女子社員は、電気ひざ掛けの使用が、暗黙で許されているってあたり・・・。
一貫性のない職場でしたね・・・。

まあ、ヒエラルキーの底辺を右往左往する我が身には、納得できないものもあったりで。

そんな屈辱的な寒さを体験せずにいられる今年の11月は、吉事なのかもしれないと思いましょうか・・・せめて・・・。

こんなささやかなことを、吉事だなんて・・・しかも、地風升だなんて・・・。
なんて、料簡が狭い事でしょうか。


改めて、自分の小ささを知る11月の立筮。




初冬の雨②

2013-11-07 22:52:30 | Weblog

立冬。
朝から本降りの雨。

雨の降る日は、とても眠い・・・。
生体が、活動するのを本能的に止めるせいだろうか・・・なんてことは、『雨の日の猫は、とことん眠い:加藤由子・著』の中で、加藤さんが既にお書きになっていらっしゃる。

ここ数年の不眠も、どうやら、底を打ったようで、勤めに行かぬ身なれば、もう、止めどなく眠ってしまっている。
本当に、ダメなのだ。
身体を起こしていても、すぐ横になりたくなる。
本を読んでも、数ページで、もう物凄い、超ド級の睡魔に襲われる。
久しくなかった状況である。
・・・そして、立冬。
冬籠りの季節でもある。

おお・・・今年は、冬眠できるな・・・佳き哉。佳き哉。

・・・なんて、思っていたりすると、とんでもない現実に、引き戻されるのであった。

国民年金の保険料支払えや!

・・・なんと、かなりな金額である。
たぶん、これを皮切りに、健康保険だとか、市民税だとか、県民税だとか・・・収入の無い身が、行政機関によって、1滴残らず?搾り取られるのであろうなぁ・・・と思う。
はてさて、何処から捻出しようか・・・?

おちおち、寝てもいられない。

そういう国に生まれたのが、宿命なんだろうなぁ。

金持ちになるコツは、国家に税金を納めぬことである。
これは、たぶん、正しいことだろう。

来週か、再来週か・・・そのあたりに、いよいよ職安に出向こうか・・・
でも、まだまだモラトリアムでいたい・・・初冬の雨降る木曜日・・・。


寝床の中で、ツラツラと不安になる寒い一日。



もぐもぐ・・・。

2013-11-06 01:34:14 | Weblog
 
一週間に、一度か、二度・・・。
相方と夕食を共にする。

・・・共にする・・・というよりも、食事をさせていただいているのである(・・・情けなや・・・)。

失業中の身であるので、相方が、ご馳走してくださるのだった・・・。
(失業しているけれど、自分の食事代くらい、自分で出すよ・・・と見栄を張ってみたのだけれど・・・失業しているひとを連れ出しているのだから・・・と言って、いつも支払って下さるのだ)

差し向かいで、テーブルを挟んで、食事をしていると、相方は、時々、じっと私を見ている。
そんなに見つめられると、食べづらいし、第一、ハズかしいから、見つめるのをやめてよ・・・とお願いしてみた。

相方曰く。
『・・・だって。食べ方がさ、もぐもぐってしていて、ビーバーみたいで可愛いんだもん。』

・・・私は、口腔外科にて、治療中なため、咀嚼が、あまりよく出来ずにいる。
だから、少しづつ、口の中に、食物を入れて、もぐもぐ・・・と、なってしまっているのだった。

『・・・それにさ・・・。』

相方は、続ける。

『お箸の持ち方がさ・・・。』

実のところ・・・私は、小学校に上がるまで、お箸が使えずにいた、超不器用な子供だったのだ。
(因みに、小学生になる前までは、食事の時には、スプーンを使っていた)

普通は、お箸の上1/3くらいを持つと、角度が拡がり、使いやすいそうだ。
私は、真ん中あたりを持つので、食物を挟む角度が、小さい・・・という指摘だった。

それが、たどたどしい・・・というか、小さな手で、無理して持っているようで、なんだか、可愛くて、つい見とれてしまうんだよね・・・相方は、可笑しそうに言う。

箸使いとしては、あまり綺麗とは言えないが、子供みたいで、まあ、許してあげよう・・・そんな感じなのだろうか・・・。

いやはや・・・この年齢になって、そんなことを言われるとは、思ってもみなかった。

・・・と言うわけで、相方もヘンだが、私も、やっぱり、ヘンなのである。


もぐもぐもぐ・・・齧歯類の食事は、続く・・・。




木立の中の美術館へ・・・。② 7か月前・・・。

2013-11-04 22:54:17 | Weblog

終日くもり。薄日が差したり、小雨が降ったり・・・の秋の空。


一昨日(11月2日)、美術館を訪れて、周囲が、もう秋の色に染まっていて、初めてここを訪れた山桜満開の日から、既に7か月が、経過していて・・・この半年以上・・・。
思えば、あの頃は、まだ、わずかばかり幸福だったのだ思います。
それから2週間後・・・あの春の日から、急転直下・・・。
そして、あの春の日が、奈落の底ではなかったことが、今になって、わかりました。

激流に巻き込まれて、右往左往して・・・そして、今は、本当の奈落・・・。
出口の光もないような・・・そんな中。
不思議な極楽トンボ化・・・。

もう、どうでもいいや・・・的。
どうでもよくは、無いのだし、早く、立て直ししないと・・・と気ばかり焦る毎日ですが・・・。

一番厳しかったのは、ゴールデン・ウィーク前と8月最終の残暑の日々。

秋になってから、特に何もなくて、ただ、不安だけが、沈んでいくような・・・或る意味、沈殿しているような・・・そんな日々。

あれから・・・7か月。
7か月前には、予想もしていなかったいろいろな出来事。

7か月先は、どうしているのだろうか・・・???

全く、予想もつきません。

何が一番、不安なのかと考えてみれば、先が見えない・・・ってことでしょうか?

あの日から、7か月・・・正確には 199日目・・・。
同じ場所を訪れて・・・。

花は散り、木々は色づき・・・私だけが、季節の中に取り残されているような・・・。

そんなセンチメンタルな感情に支配される・・・深まり行く秋の気配。


落ちて、流れて・・・砕けて・・・散るかも・・・。





珈琲とサンドウィッチ(&バター)

2013-11-03 22:42:02 | Weblog

終日曇りがちながら、気持ちのいい秋の空気。


昨日は、木立の中の美術館で、絵画や書画、骨董を楽しんで、お茶でもしようか・・・と、美術館併設のカフェに向かったけれど、既に15:30。
本日、15時以降は、一般客は、利用不可との貼り紙。

考えてみれば、私は、1日に都内へ出て、14:00少し前に鰻重を食してから、食事は、していないのでした(お茶などは、飲んだけれど・・・)。

『展示物を見る前に、何か食べとけば、よかったねぇ。』

相方も私も、この美術館のカフェが大好きで、美術品もさることながら、お茶を楽しみにしていたのです。

樹木に囲まれた静かなカフェ。
全面ガラス張りで、窓際席は、特に最高。時間が、ゆっくり流れているようで、心地よく、しかも、そろそろ紅葉が始まろうとしている時期。

美術館を出て、夕食には、中途半端な時間だけれど、市街のカフェへ行くことにしました。

既に断食?25時間目に突入。

・・・それでも、それ程、空腹感もないので、私は、軽めのミックスサンドウィッチとサラダ・コーヒーセット、相方は、シーフードピザとサラダ・コーヒーセットを注文。
ふたりで、分け合って、軽い?夕食・・・。

このカフェの食事についているコーヒーは、たっぷり300mlはあるので、充分な量。

久しぶりに、外食で、サンドウィッチを食しましたが、バターの味の美味しさを再感。

自分で作るサンドウィッチには、バターを使うのが面倒なので、使いません。
カロリーもさることながら、バターは、酸化が早いから、身体にはよくなさそうだし、ひと箱かっても、使い切れない内にダメになってしまうし。

そのバターの風味。

やはり、サンドウィッチにバターは、必要だったのね・・・。
単に、具材のミズッぽさが、パンに吸収されないようにするためだけではなかったのね・・・。

・・・そして、珈琲との相性も抜群。
なんてことを、再認識しました。

そういえば、ブレッド&バターという兄弟デュオのミュージシャンがいましたね。
パンにバターは、つきものってことでしょうか?


相方・・・ひとこと。

『今日は、良く食べるね?なんだか、安心した。』

まあ・・・1日ぶりの食事ですからねぇ・・・?



木立の中の美術館へ・・・。 

2013-11-02 23:14:59 | Weblog

曇りがち。

秋から初冬へ季節がうつろいゆく中、冬色の曇り空が、ベルベットのような色合いで、物憂い土曜日の午後、終日気温18℃の中、隣市である美術館へ、企画展『川端康成コレクションと東山魁夷』を見るために秋色に染まる街路樹を抜けて、ドライヴ。

この美術館は、市内の高台にある高級住宅街に隣接した場所にあって、落ち着いた静かな場所にあります。

そろそろ紅葉の時期を迎えて、黄色や赤に色づいた木立の中・・・。
初めてこの美術館を訪れたのは、今年の4月半ば。
満開の山桜が美しい透明な春の空気の中でした。

4月に来たときは、常設展だけだったので、30分くらいで、一周できたのですが、今回は、企画展もあって、文豪・川端康成のコレクションと彼の小説などの装丁も行った東山魁夷の絵画を中心に、中国・イタリア・ペルシャなどの香炉・茶碗・青銅器・仏像などのコレクション、及び、川端康成の直筆の書画、原稿、文豪(三島由紀夫・坂口安吾・太宰治・横光利一・谷崎潤一郎・林芙美子)達の書簡など、展示物が盛りだくさん。
最終日が、11月4日ということで、来館するひとも多くて、展示フロアには、ひとが一杯。

東山魁夷のあのシンとした画風の絵画もボリュームのある展示となっていました。
この画家は、寒色の画家だなぁ・・・と展示をみて思った次第。
青と白の世界・・・。


川端康成の小説本の装丁も美しい事。
文学と美術が一体化して、こんなにも美しい本があるのだろうか・・・贅沢な装丁で、今、このような装丁にしたら、一冊の単価どれくらいになるのだろうか・・・と、極めて下世話な想像をしたりしました。
一流の作家が、一流の文学者の本を飾る・・・作家冥利に尽きるとは、このことです。

こんな本なら、買いたたかれて1円で、売られることもなく、ひっそりと大事に扱ってもらえそうだな・・・本にとっても幸せなことだし、持ち主にとっても、本を手にするたびに、柔らかで、優しい気持ちになるでしょう。

曇りがちな冬の午後のひととき、美しい本を眺めながら、この美術館に併設された木立の中のカフェで、お茶など飲みたいところでしたが、15:00以降、予約のため、クローズされてしまっていたのが、残念な土曜日でした。



平日の通院②

2013-11-01 22:56:49 | Weblog

ぽかぽかと暖かな小春日和。

正に、春を連想させるような穏やかな気候の一日でした。

お昼少し前から、4カ月に1度のメンテナンスのため、都下へ通院。

お勤めしていた頃は、土曜日限定で通院していたから、3カ月先まで、予約が一杯です・・・と、かなり無体な病院です。
でも、今は、暇を持て余している身です。
平日だって、大丈夫・・・。

午前11時半に自宅を出発。
正午の快速。
ランチタイムのピークの時間帯を過ぎた鰻屋さんで、ランチ・鰻重・・・。
もう、ランチタイム以外では、鰻重なんて、食べられなくなってしまった・・・失業中ということもあるのだけれど、数年前からのうなぎの高騰。
以前は、一番低いランクの2,500円以下で、食べられたのに、今や・・・軽く3,000円超え・・・。

来年は、もう、鰻なんて、食べられないのかもしれないなぁ・・・なんて、思いながら、高層のレストラン街で、新宿の街を眺めながら、ゆっくり食べました。

平日の時間帯の鰻屋さんの客層は、やはり、高齢の方が多いようです。
中には、おかあさんにご馳走していただいている赤ちゃんを連れた若いお母さんだとか、やはりお母さんにご馳走になるのだろうか・・・学生風の男の子・・・。
あとは、富裕層の御老人だとか・・・。
昼間から、ビールなんて飲んでいらっしゃる・・・コレを優雅と言わず・・・何を優雅というのでしょう。

昼酒・・・いいっすね・・・。
ワタシも一杯ひっかけたいところだけれど、これから病院なもんで・・・。

いつものあまりヒトの来ない穴場の化粧室で、ゆっくり歯磨きなどして、準備OK!

平日の病院は、土曜のあの混みようとは、違って、待合室の椅子にちゃんと座れるし、待ち時間も5分程度だったし・・・いやはや・・・いいことづくめ・・・。

・・・それでも、休日おでかけパスが、使えなかったので、交通費は、割高ですが・・・。
(今度、グリーン車に乗ってやろうかな・・・と、再び、バチアタリな私です・・・)