乾燥した冬晴れは、続く。
来年で、平成も26年なのか・・・。
四半世紀ね・・・。
それより古い・・・昭和の御代のお話。
花のお江戸・・・いや、東京から、ローカル線で、一時間と少し。
工業地帯である我が居住地に、今でいうイタリアン・レストラン(もどき)のお店が、開店したのは、私が、中学生になったか、ならないかの頃である。
駅のメイン・ストリートである西口の反対側の所謂、住宅地、公園前にできたイタリアの某都市名と同じレストラン。
そして、もう1軒も、同地域の某地銀のあるビルの1階にオープンして、こちらは、イタリアンというより、どっちかっていうと名前は、フランス系だけれど、所謂、洋食屋さん。
前出のイタリア某都市名を関するレストランは、ピザを始めとして、明らかに、『イタリアン・レストランです。』というカンジだった。
どちらのお店も好きだったけれど、フランス系の洋食屋さんのマカロニ・グラタンなる食べ物が、好きで、好きで・・・もう・・・たまらなく好きであった。
はるか昔の記憶で、最初は、小学校からの仲良しのAちゃんの自宅のすぐ側で、Aちゃんのお家は、その洋食屋さんから、出前(今は、デリバリーなのか?)して貰っていた・・・ということを聞いていた。・・・。Aちゃんのお家は、とにかく、開発中の駅近辺の土地を、たっくさん所有していて、その土地を売って、資産家になった・・・らしい・・・というか、もともとあの地域に古くから住まわっていた?・・・旧家?だったらしい。
そんなAちゃんに連れられて、中学生の私は、そのフランス系洋食屋さんで、生まれて初めて、マカロニ・グラタンなる食べ物を、ご馳走していただいたのであった(因みにAちゃんとは、拙ブログ2013年3月5日:素浪人 月影兵庫で、ご登場いただいたあのAちゃんのことである)。
MちゃんとMちゃんのお姉さんに連れて行っていただいた県庁所在地で、始めた食べた『ピザ』も感動ものだったけれどもこの『マカロニ・グラタン』も、半端じゃなく美味しかったのだった。
ピザもマカロニ・グラタンも今では、簡単に作れる料理だと思うけれど、そういうヨーロッパ系のレシピは、我が家には、存在しなかった。第一、その時代、我が家にオーブンは、なかったのだった。
今では、当たり前の『バジル・ソース』も、かのイタリアンの先駆け、渋谷の名店(キャンティ?だったかな?)でさえ、手に入らず、『シソ』を代用品で使っていた時代・・・よりは、年代的には、少し、新しいけれど・・・。
マカロニ・グラタン・・・冬には、特に、美味しい料理である。