友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

今日は「敬老の日」

2012年09月17日 19時44分11秒 | Weblog

 今日は「敬老の日」。総務省の発表では、65歳以上の人は3千74万人で、総人口に占める割合は24.1%となり過去最高となった。75歳以上が1千5百万人を越えたのも初めてという。それでも、昨年度働いていた65歳以上の人は544万人で、就業率は男性が27.6%、女性が13.1%、65歳から69歳までに限ると男性は46.2%、女性が26.9%だという。定年退職してもなお、働き続けていることを喜ぶべきか悲しむべきか、微妙なところだ。

 私の友だちもまだ多くが働き続けている。定年を過ぎても働く場所があり、収入があることは羨ましい。そうかと思えば、年金でつつましく生活し、自分の趣味を楽しんでいる人もいる。会社務めの人は厚生年金と社内年金とで比較的豊かな生活を送っているけれど、国民年金の人は蓄えた貯金を切り崩して補っている。株や投資信託やらで収入がある人はいいけれど、国民年金だけでは生活できない。

 それでも、65歳以上の貯蓄の平均は2千4百万円だそうだ。世帯で見ると貯蓄額は400万円から600万円が一番多く、400万円以下もかなりの数だ。平均がこのような数値になっているのは、巨額の財産を有している人がいるからだ。あるところには有るということで、それで平均を出されたのでは実態とあまりに違う。90歳近い女性が、「先のことが心配だから貯金を崩せない」と言っていた。一体何歳まで生きるつもりなのかと思ったが、お金が無くなることは死ぬ以上に恐いことなのかも知れない。

 福島原発の周りは、何年経っても人が住めることのない地域だ。「うばすてやま」ではないけれど、全国から65歳以上の高齢者を集めて、生活保護程度で暮らしていけるようなら、私は福島へ移り住んでもかまわない。農業は出来ないかも知れないが、私が出来る仕事もあるだろう。自給自足でいいと思うし、多少は人の役にも立てるだろう。貯蓄がない私のような者でも社会に役立つことがあれば、生きていく価値を見出せると思う。

 中国の若者たちは元気だ。他国に支配されたり、他人にこき使われる理不尽さに腹が立つのは若い証拠だ。何も言わず、何も考えず、時の過ぎ去るのを待つだけでは生きている意味がない。対立するならその要因を無くせばいい。「敬老」の人々は、社会に役立つ日を待っている。

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