年に2度ほど宝くじを買っていると昨日ブログに書いて、そういえば宝くじがあったと思い出した。連番セット10枚入りの袋が2つある。支払期間を見て驚いた。平成29年3月29日までとある。万事休す。1等4億円が消えてしまった。神様が「その時ではない」と考えられたのだろう。本当に必要なら与えてくださると思う。
朝から訃報である。今夜の通夜にみんなで出席する。戦前の教育を受けられた彼女は、大和塾の季刊誌に「米国が9・11テロからイラク開戦に向かうのを見ていて、民衆が流されていく姿に、日本の過去を見るようです。マスメディアの影響は大きいと思います。開戦に反対すれば非国民呼ばわりされてしまう空気の恐ろしさ、その時、米国議会で反対したのはただひとりの民主党女性議員だったと記憶しています」と綴っている。
そして、「誰もが反対の声を上げることが出来ない状態というより、むしろそれ(開戦)を積極的に推し進める空気が濃厚でした。それを考えると、最も必要なことは市民社会の成熟ではないでしょうか。イラク開戦の時、ひとりのアメリカの女子高生が周りの圧力に屈せず、反戦の声を上げました。勇気ある行動に快哉を禁じえませんでした。市民の勇気ある行動も必要です」と結んでいた。
安倍内閣が成立を急ぐ『共謀罪』法案が、衆議院で審議入りした。「法整備ができなければ東京五輪を開けないと言っても過言ではない」とテロ対策を強調しているが、法が成立すればいくらでも解釈できる。教育勅語を教材として使用することを否定しないとか、柔剣道を教科に入れるとか、保育園でも国旗の掲揚と国歌の斉唱を行うようにとか、「国家統一」が着々と進められている。
折しもアメリカはシリアに、地中海の艦船からミサイル攻撃を行った。シリアが化学兵器を使用し「罪もない赤ん坊まで殺害した」ことに対する対抗措置だという。殺し合いの連鎖を断ち切ることが最大の課題なのに、これではますます拡大していく。軍需産業はほくそ笑むだろうが、「罪のない人々がどんどん殺される」ことになる。殺される人々にどのような罪があると言うのだろう。「市民の勇気ある行動」が欲しい。