マンションから濃尾平野が一望できる。雨降りの後、今朝は空気が澄み切っていて南西の鈴鹿山脈が、中央やや北に雪を被った伊吹山が、そしてその北には真っ白な山々の白山連峰が見える。この景色は我が家の宝物だ。
昨日の夕方、カミさんと孫たちがラインでおしゃべりしていた。私は気を利かせて、黙って夕食の準備をする。小1の孫娘と小6の孫娘が、学校に持って行くものを見せ合ったり、学習ドリルの話をしていた。
中でも面白かったのは、小1の孫娘の算数の回答だった。「ハトが6羽いて4羽が飛び立ちました。何羽いるでしょう」という問いに、「6羽+4羽=2羽」と回答。引き算だと分かっていても、マイナスと書かずににプラスと書いてしまったところがあの子らしい。
母親である次女は叱ったりせずに笑っていた。それを見てカミさんは、「娘たちはいい親になっているわね」と嬉しそうだ。正月に我が家に長女一家が来た時、私が緑茶を注いでいると、小6の孫娘が、「パパ、これって土瓶だよね」と話していた。
急須は全部が一体になっているが、柄の部分が竹のようなものを土瓶と呼ぶ。そんな日本の習慣に関心があることに驚いたし、親子でそれが話題になっていることに敬服した。ゲームばかりに夢中になっていると思っていたが、やっぱり知らないうちに成長している。
飼っている猫が老衰で、もう長くないようだ。生き物は必ずいつか死を迎える。それを知ることも大事なことだ。長女が小学生の時にもらってきた、長く生きていたセキセイインコが亡くなり、みんなで霧ケ峰高原に埋めに行った。目立つ樹の根元近くだったけれど、もう思い出せない。
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