朝は雨が降っていたが、昼頃にボタン雪に変わった。午後4時過ぎの今は、太陽が顔を出している。雨降りで気が滅入るからと先輩が電話してきた。「1年生議員がいくらいい提案しても、先輩に潰されてしまうらしいね」と言うので、「以前はそういう傾向が強かったけれど、今は1年生が優秀なので、先輩議員は抑えきれないみたいですよ」と答える。
「病気が心配な人が設備が整っている大学病院か総合病院へ行くのは、的確に診断してもらえるからだ。それなら初めから大きな病院で診断してもらい、そこからかかりつけの医院に行くようにすれば、もっと効率がいいし、費用も抑えられると思うがどうかね」と言う。「日本のように個人病院が多く、医師が徒弟制度のようなところでは難しいでしょうね」と答える。
先輩はなお、いくつかの正論を展開して同意を求めた。「おっしゃることは正しいと私は思いますが、正義を実現することは難しいです。でも、誰かが言わなければ世の中は良くなりません」と同調する。30分ほどそんなやり取りをしていたら、先輩の声が柔らかくなってきた。「何か、ムシャクシャしていて電話してしまったが、スッキリした。ありがとう」と電話が切られた。
私は昨日見て来た、孫娘夫婦が建てた家のことを書くつもりだったが、まあいいさ、誰かの役に立ったのならと思いながら、忘れないうちに書いておこうと思い直した。感心したのはさすがに若い夫婦だけに、私たちでは思いもつかないインテリアだった。目を引いたのは食卓の上の照明器具で、白熱灯のように思わせるLEDライトだった。値段を聞いて、エッと思わず出てしまった。
その照明器具がこれである。
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