友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

こういう社会だから息抜きが必要

2023年12月23日 17時09分34秒 | Weblog

 カミさんは友だちと一緒に、ピアノコンサートへ出かけて行った。「コンサートの前にランチするから、お昼はひとりでね」と言うが、「まだ、時間があるからスパゲッティを作るので食べて」と料理にかかる。おかげで、吉本新喜劇を2時間も観てしまった。

 いつも通りのストーリーで、格別なものでは無かったけれど、いろいろ工夫しているなと思った。観客が期待している笑いの場面を、見事に作り出している。マンネリ化を逆手にとって、なお笑わせるのだから凄い演出と演技だ。

 凄いと言えば、中日新聞の31面に、「海保職員、パワハラ自殺」とある。海保は海軍と変わりない、指揮命令に絶対服従の組織である。記事によると、ヘルメットの上からたたかれ、大勢の同僚の前で厳しく叱られ、「遺書を書け」とまで言われ、自殺したようだとある。

 もう1つの「暴言で将補2階級降任」の方は陸上自衛隊で、仕事の内容が階級に見合っていないとして、複数の部下に「階級章を外せ」と威圧的な言動をし、5人がうつ病などを発症した。また大声で指導を受けた全員が休職した。さらに業務中に胸を殴るなどのパワハラがあったというものだった。

 上官に絶対服従の組織でも、パワハラ・セクハラが問題になって来ている。「オレたちはそうやって育てられてきた」は、もう通用しない。スポーツの世界でも、厳しく叱るのは「お前のため」などと言ってきたが、それが間違っていたと認めている。

 学校の教師は、もっと厳しい目で見られている。頭に触ったら、暴力だと訴える親もいる。提出した日記に、「見ました」というサインの「花丸」を点けたら、「子どもがいじめを伝えているのに」と怒り出す親もいる。

 もちろん教師は、子どもたちの動向に注意を払い、子どもたちとの会話を欠かしてはならないが、授業をし採点をし、提出物に全部目を通すには時間が足りない。若い教師が自殺したり、退職してしまうケースもある。

 吉本新喜劇を観て、涙を流している場合かと思う。いや、こういう社会だからこそ息抜きが必要なんだろう。


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