エアコンを始動させないまま2日が過ぎた。今日は朝からNHKテレビを観ている。原爆投下から77年目の広島は快晴のようだった。私は原爆慰霊祭(平和記念式典)に登場する子ども代表の言葉になぜだか、いつも涙が溢れてくる。この子たちのためにも大人はもっと真剣に世界平和に向けて努力しなくてはと思う。
広島出身の岸田首相は「あの日の惨禍を決して繰り返してはならない。これは、唯一の戦争被爆国である我が国の責務であり、被爆地広島出身の総理大臣としての私の誓いです」とあいさつした。それなら同盟国・アメリカに向かって、戦争の無い世界にするために具体的な提案をして欲しいと思う。
せめて、前日に日本を訪れたアメリカのペロシ下院議長に、原爆慰霊祭に出席し原爆資料館を見学するように進言して欲しかった。アメリカは広島に続いて長崎に原爆を投下し、何十万人の命を奪ったにもかかわらず謝罪をしていないし、日本の政治家も謝罪を求めてこなかった。どうしてなのか全く理解できない。
ペロシ下院議長は人権派で、中国政府のウイグル族への差別・弾圧を非難していた。台湾訪問は「火遊び」と中国政府から脅されても屈することなく、「アメリカは決して台湾を見捨てない」「世界の民主主義を守っていく決心は揺るがない」と、台湾で挨拶している。ぜひ、広島を訪れ核兵器の現実を見て欲しかった。
そのままNHKテレビを観続けたが、全国高校野球大会の開会式の始まる前から、テレビの前に陣取って観たのは初めてのことだ。圧倒的に強いだろうと思うチームが苦戦したり、そうかと思うと思わぬ展開で逆転したり、「高校野球は疲れる」とぼやくと、「いつもそう言ってるわね」とカミさんに指摘された。野球ができるのは平和な証拠だけど、この子たちが世界平和に関心を持ってくれるのはいつなのだろう。
だが起きるのは原因はいろいろだけど、追い詰める側・追い詰められる側が存在するのが理由だと思う。
真珠湾奇襲攻撃に至るまでの経緯も知らない人いるだろう。原爆投下だって悲惨な結果だが戦争を早く終わらせる方法だったのでは?
もしも投下がなかったら今頃は北海道は日本じゃなかったかも知れない。
ゼレンスキーは自国民がたくさん死んでもアメリカの軍需産業を儲けさせるために戦争を続けているし、台湾危機を煽る日本もアメリカの軍需産業を儲けさせるためにアメリカから大量の兵器を買う。