車のトラブルは解決した。原因はバッテリーの消耗だった。レッカー車で来てくれた若い男性が室内灯を指さして、「点きっぱなしでしたね」と教えてくれた。一昨日、夜の会議に出席して帰って来た時、「着いたよ」と電話するために室内灯を点けた。
ドアを閉めれば消えると思っていたのが間違いだったようだ。バッテリーの交換作業が終わるまで、待合室で週刊誌を見ていた。そういえば、私が読んでいた若い女性作家の小説はほとんどが不倫を扱っていたが、それはむしろ「愛の形」として描かれていた。
中学からの友だちが取引先の韓国人を接待した時、「日本には姦通罪がない。それだけ民主主義が韓国よりも進んでいる」と、言われたとブログに書いていた。彼は「自分は気は多いが、小心者なので、恋愛沙汰に陥ることはなかった」と釈明していた。
すぐにちょっかいを出すけれど、意外に真面目で、恋愛に発展することがなかったのだ。昔、飲み屋の女給さんが好きになり、その子が下宿している部屋にまで、私たち中学からの友だち3人を連れて上がり込んだことがあった。
なのに、ひとりでは何もできなかった。サラリーマンになって、仕事で知り合った人妻が好きになり、ネックレスまでプレゼントしていた。デートの時、彼女が自分が贈ったネックレスをしてこなかったと拗ねていた。独占欲はあっても抱きしめることは出来無かった。
女性作家の目で見れば、女性の気持ちが理解できていない、自分本位な男ということだろう。いや、彼も抱き合う関係になりたかっただろうが、姦通罪は無くても、心のどこかで恋愛沙汰のその先を心配していたのだと思う。
車のトラブル程度ならいいが、ロシアとウクライナのような殺戮だけは避けたい。「いろいろ終わったから、今晩はワインね」とカミさんが言う。
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