全豪オープンテニス女子シングルス決勝が行われ、下馬評通り、大坂なおみ選手が優勝した。グランドスラムを制したのは、2018年と昨年の全米オープンと、一昨年の全豪オープンに続いて4度目で、すべてハードコートだった。しかも、準決勝のセリーナ・ウィリアムズ、決勝のジェニファー・ブレイディと、屈指のパワー・プレイヤーを退けての勝利であり、4大大会の準々決勝以降は12連勝、4回戦さえ突破すれば負けなしと、彼女の強さが際立つ。これで大会後の世界ランキングは2位に浮上する。
映像を見たわけではないのだが・・・一撃で決めるわけではなく、相手が嫌がることを考えたリターンと、威力あるファースト・サーブに加えて、変化のあるセカンド・サーブが効いたと言われる。コロナ禍でツアーから遠ざかっていた間、体幹を鍛え、筋肉の量を増やしたことに加え、メンタル面でも一皮剝けたようだ。かつての不安定な面影はもはやなく、安心して見守っていられる。
今大会では何より、三回戦の第二セット、相手にブレークポイントを握られたピンチの場面で見せた余裕が話題になった。以下、Huffpostから。
「・・・観客席からの『ナオミ、足に蝶が止まっているよ!』という声に驚いたように足を止めた。大坂選手が手を伸ばすと、足に止まっていた蝶は離れたがすぐ戻ってきた。すると大坂選手は蝶を手に乗せて、コートの外にある箱に運んだ。しかし蝶は大坂選手から離れるのを拒否するように、再び戻ってきて今度は大坂選手の顔に着地。それでも大坂選手は嫌がるそぶりも見せずに、顔に止まった蝶を手で優しくつかんで元に戻した・・・」
コート外で何かと注目を集める上に、コート内でも何気ない優しさを見せて感動を呼ぶ・・・素晴らしい。しかしテニス・プレイヤーは、コート上で活躍してこそ。クレーコートの全仏オープン、芝コートのウィンブルドン、そしてその先にあるゴールデン・スラム(グランド・スラム4大会とオリンピック優勝)を期待したい。
映像を見たわけではないのだが・・・一撃で決めるわけではなく、相手が嫌がることを考えたリターンと、威力あるファースト・サーブに加えて、変化のあるセカンド・サーブが効いたと言われる。コロナ禍でツアーから遠ざかっていた間、体幹を鍛え、筋肉の量を増やしたことに加え、メンタル面でも一皮剝けたようだ。かつての不安定な面影はもはやなく、安心して見守っていられる。
今大会では何より、三回戦の第二セット、相手にブレークポイントを握られたピンチの場面で見せた余裕が話題になった。以下、Huffpostから。
「・・・観客席からの『ナオミ、足に蝶が止まっているよ!』という声に驚いたように足を止めた。大坂選手が手を伸ばすと、足に止まっていた蝶は離れたがすぐ戻ってきた。すると大坂選手は蝶を手に乗せて、コートの外にある箱に運んだ。しかし蝶は大坂選手から離れるのを拒否するように、再び戻ってきて今度は大坂選手の顔に着地。それでも大坂選手は嫌がるそぶりも見せずに、顔に止まった蝶を手で優しくつかんで元に戻した・・・」
コート外で何かと注目を集める上に、コート内でも何気ない優しさを見せて感動を呼ぶ・・・素晴らしい。しかしテニス・プレイヤーは、コート上で活躍してこそ。クレーコートの全仏オープン、芝コートのウィンブルドン、そしてその先にあるゴールデン・スラム(グランド・スラム4大会とオリンピック優勝)を期待したい。