イチローは、今季最終戦となるレッドソックス戦で今季二度目の「1番・ライト」で先発し、3打数1安打2打点と活躍し、今季の安打数を102まで伸ばしました。こうしてメジャー移籍から14年連続、日米通算では21年連続のシーズン100安打を達成し、日本の王さんの記録に並びました。さらに、メジャー通算3000本安打に対して残り156本まで迫っており、年々出場機会が減る中で、ファンとしては是非とも達成して欲しいと思いますが、本人は至って冷静で、「間違いなく、そこにたどり着きたいですが、記録のためにプレーするわけではありませんし、僕が野球を続ける理由はそこではありません」と、相変わらず素っ気ない。「あと何年現役でプレーできる自信はあるのか?」との問いに対しても、「難しい質問ですね。そんなこと考えていませんから。すごくコンディションがいいので、考えもしませんね」と、これまた相変わらず飄々と語って、イチローらしい。
それでは第三者の目に、イチローの今季、そして来季はどう映っているのか。
来季の去就が未定の選手として、MLB公式サイトの特集にイチローも登場しているそうです。開幕前の時点では、カルロス・ベルトラン、ジャコビー・エルズベリーらを補強した影響で5番手の外野手という位置付けだっただけに、「イチローは開幕時に明確な役割なしでスタートしたが、ヤンキースで143試合に出場し、打率は2割8分4厘を記録。堅実な守備と巧みな走塁を披露した。彼のオールスターの日々は終わりを告げたかもしれないが、彼はいまだにメジャーリーグにおいても生産性の高い選手であり続ける」と、走攻守に渡る高いパフォーマンスを披露し、自分の力で出場機会を勝ち取った今季の活躍を評価し、来季も現役としてプレーし得ると論じていますが、「ニューヨークでの彼の時間は終焉を迎えたように思える」と、契約満了となるヤンキース残留には否定的な見解を示しているそうです。
確かに、かつて年間200安打以上、打率3割超えが当たり前だった頃からすれば、衰えが目立ちますが、今季、メジャーの試合に出場した40歳以上の選手7人、うち野手5人(ジアンビ、イバニエス、アブレイユ、ジータ―と、いずれ劣らぬ名選手ばかり)の中で、イチローの記録は頭抜けています。
今年4月、ESPNは、イチローと、今季限りで引退するジーターとの、どちらが選手として優れているかを検証する記事を掲載、HP上でアンケートも実施し、軍配は僅差でイチローに上がりました。また、ESPNは、田中マー君が活躍したことを受けて、「史上最高のルーキー」と題する特集記事を掲載し、メジャー史上に残るルーキーたちの中から、イチローの名前を真っ先に挙げました。また、毎年メジャー球団の全監督アンケートを取り、走攻守様々な部門の選手ランキングを発表している野球専門誌「ベースボール・アメリカ」は、2000年以降の各部門のトップ1に輝いた票数を集計し、「2000年以降の最も驚嘆すべき最高の能力賞トップ10」として発表した中で、イチローを最高選手に選出しました。イチローと同時代に生まれ合わせた幸せを思いますが、過去の物語ではなく、もう少し現役で活躍するイチローを見ていたいと切に思います。確実にそのときが近づいているにせよ・・・
それでは第三者の目に、イチローの今季、そして来季はどう映っているのか。
来季の去就が未定の選手として、MLB公式サイトの特集にイチローも登場しているそうです。開幕前の時点では、カルロス・ベルトラン、ジャコビー・エルズベリーらを補強した影響で5番手の外野手という位置付けだっただけに、「イチローは開幕時に明確な役割なしでスタートしたが、ヤンキースで143試合に出場し、打率は2割8分4厘を記録。堅実な守備と巧みな走塁を披露した。彼のオールスターの日々は終わりを告げたかもしれないが、彼はいまだにメジャーリーグにおいても生産性の高い選手であり続ける」と、走攻守に渡る高いパフォーマンスを披露し、自分の力で出場機会を勝ち取った今季の活躍を評価し、来季も現役としてプレーし得ると論じていますが、「ニューヨークでの彼の時間は終焉を迎えたように思える」と、契約満了となるヤンキース残留には否定的な見解を示しているそうです。
確かに、かつて年間200安打以上、打率3割超えが当たり前だった頃からすれば、衰えが目立ちますが、今季、メジャーの試合に出場した40歳以上の選手7人、うち野手5人(ジアンビ、イバニエス、アブレイユ、ジータ―と、いずれ劣らぬ名選手ばかり)の中で、イチローの記録は頭抜けています。
今年4月、ESPNは、イチローと、今季限りで引退するジーターとの、どちらが選手として優れているかを検証する記事を掲載、HP上でアンケートも実施し、軍配は僅差でイチローに上がりました。また、ESPNは、田中マー君が活躍したことを受けて、「史上最高のルーキー」と題する特集記事を掲載し、メジャー史上に残るルーキーたちの中から、イチローの名前を真っ先に挙げました。また、毎年メジャー球団の全監督アンケートを取り、走攻守様々な部門の選手ランキングを発表している野球専門誌「ベースボール・アメリカ」は、2000年以降の各部門のトップ1に輝いた票数を集計し、「2000年以降の最も驚嘆すべき最高の能力賞トップ10」として発表した中で、イチローを最高選手に選出しました。イチローと同時代に生まれ合わせた幸せを思いますが、過去の物語ではなく、もう少し現役で活躍するイチローを見ていたいと切に思います。確実にそのときが近づいているにせよ・・・