サッカーのアジア・カップ決勝で、日本はオーストラリアを破り、二大会ぶり四度目の優勝を果たしました。野球少年が年取っただけの私でも、特にW杯南ア大会以降、成長を続ける日本代表の試合を見るのが楽しみで、昨晩も、深夜に二戦続けての延長戦でしたが、眠くなることも飽きることもありませんでした。
この日の試合ではやや精彩を欠きましたが、短いパスを繋いで縦に切り込むスピード感のある攻撃が、日本代表の成長を感じさせます。そんな日本が攻めあぐねるほど、対するオーストラリアの守りはどっしりした印象があって、体力の問題だけでなく、本田が言うように要領のいい守備でしたが(それを吉田は、身体が強い分、ちょっと重いので守備では余り頑張らない、と形容していました)、数少ないチャンスをモノにしました。他方、オーストラリアには簡単にロングボールを蹴られて空中戦を仕掛けられ、こぼれ球を押し込まれる再三のピンチに見舞われましたが、守護神・川島がよく守り切りました。
ザッケローニ監督は、これで国際Aマッチ8戦無敗だそうです。強さの理由に「Grande Compattezza(偉大な団結力)」という言葉を何度も口にしていましたが、チームは個性のある強い個人が集まるだけではなく、そこにまとまりを持たせることで更に強さを発揮する、ということを見せつけられました。それは控えの選手も含めて代表チーム全体として言える話で、昨晩も決勝ゴールを決めた李忠成のように、交代で出てくる選手がきっちり点を取るところに日本代表の底力を見た思いです。監督のある種のカリスマ性と、その信頼に応えようとする選手たちとの良い関係が垣間見えて、頼もしく映ります。
W杯米国大会アジア最終予選最終戦のイラク戦終了間際に追いつかれた「ドーハの悲劇」は1993年10月28日のことでしたが、あれから17年の同じドーハで、日本はあのトラウマを完全に克服したような強さを感じます。
この日の試合ではやや精彩を欠きましたが、短いパスを繋いで縦に切り込むスピード感のある攻撃が、日本代表の成長を感じさせます。そんな日本が攻めあぐねるほど、対するオーストラリアの守りはどっしりした印象があって、体力の問題だけでなく、本田が言うように要領のいい守備でしたが(それを吉田は、身体が強い分、ちょっと重いので守備では余り頑張らない、と形容していました)、数少ないチャンスをモノにしました。他方、オーストラリアには簡単にロングボールを蹴られて空中戦を仕掛けられ、こぼれ球を押し込まれる再三のピンチに見舞われましたが、守護神・川島がよく守り切りました。
ザッケローニ監督は、これで国際Aマッチ8戦無敗だそうです。強さの理由に「Grande Compattezza(偉大な団結力)」という言葉を何度も口にしていましたが、チームは個性のある強い個人が集まるだけではなく、そこにまとまりを持たせることで更に強さを発揮する、ということを見せつけられました。それは控えの選手も含めて代表チーム全体として言える話で、昨晩も決勝ゴールを決めた李忠成のように、交代で出てくる選手がきっちり点を取るところに日本代表の底力を見た思いです。監督のある種のカリスマ性と、その信頼に応えようとする選手たちとの良い関係が垣間見えて、頼もしく映ります。
W杯米国大会アジア最終予選最終戦のイラク戦終了間際に追いつかれた「ドーハの悲劇」は1993年10月28日のことでしたが、あれから17年の同じドーハで、日本はあのトラウマを完全に克服したような強さを感じます。