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泉鏡花さんのキセルと煙草盆!〈英訳付〉

2016年12月31日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
▶︎12月27日の「なんでも鑑定団」では、泉鏡花さんの直筆原稿が登場しました。その解説で泉鏡花さんが愛用したキセルと煙草盆が紹介されました。
▶︎現在、慶應大学図書館に所蔵されています。いつか公開展示されたら、ぜひとも現物を見てみたいと思っています。それにしても、スマホのカメラがどうにも調子が悪くて困ります。

Kyoka Izumi's handwritten manuscript appeared on TV Tokyo "Nandemo Kaidan" on December 27th.
In the commentary, Kyoka Izumi's favorite kiseru and tobacco tray were introduced.
It is now in the collection of Keio University Library.
I would really like to see the actual product when it is exhibited publicly someday.
Even so, I'm in trouble because my smartphone's camera is not in good condition.



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『はじめてのマルクス』 (その4)

2016年12月31日 | O60→70(オーバー70歳)
【47ページ】
鎌倉 ~。株式の価格は何で決まるかというと、共同出資としての持ち分があるわけですよね。それは産業資本の資産の一部を表しています。ところが株価はそれで決まらないんです。株価の根拠は産業資本の運動を通して形成された利潤ですが、その利潤のうちから支払われる配当を資本還元したものが株価(株式価格)です。資本還元によって、現実資本とは別の元本価格が想定されるわけです。
*資本還元=定期的な貨幣収入の背後に存在する擬制資本の大きさは、貨幣収入を市場利子率で除した商として与えられる。この逆算を資本還元もしくは資本化と呼ぶ。

【551ページ】
佐藤 ~、あの情況でロシアがどうして持ったのか。ソ連の崩壊後にね。不思議なんですよ。これはカール・ポランニーの「人間の経済」が機能していたんです。
一つには、ソ連時代からお互いの相互扶助が伝統だったこと、それから備蓄、それともう一つは、巨大な成金型の資本家が出てくるのですが、その資本家が見返りを求めないでパターナリズム(温情主義)的にばらまくんですね。
そういう機能があって、商品経済の機能が限定化されていました。いまでもロシアの商品経済の比率は低いんですよ。それがあるから、あれだけのデフォルト(債務不履行)が起きても、国民生活を本当に直撃するということにはならなかったんですね。

(ken) 株価の定義、きちんと理解しておく必要がありますね。551ページのソ連については、2016年12月に来日したプーチン大統領の振る舞いをみても、彼の「強さ」や「したたかさ」の民族性が垣間見られました。私自身、ロシア人とは1987年10月の「ソビエト訪問」で、10日間ほど三食を共にするお付き合いさせていただきましたが、ペレストロイカ初期の雰囲気を今でも思い出すことができます。モスクワからリトアニアに向かう車窓から、馬で畑を耕す光景を目にしてびっくりしました。列車のグリーン車的なボックス席に乗車し、そのトイレがひどく汚れており、便座がないことにも驚き、悲惨なトイレットペーパーも体験してきました。最新鋭工場(たばこ、チョコレート)と称された現場は、疑問だらけの実態で「これじゃ、競争にならないよ」と確信した記憶も鮮明に残っています。しかし、同行してくれた三人(ソ連共産党と全ソ労評の人、アレキサンダーさんという通訳)の人間性は好ましく、メンタルのタフさが伝わってきました。というわけで、本日は大晦日。皆様、良いお年をお迎えください。
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