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【219~220ページ】
いまの日本は、官僚と政治の両方がだめだからです。希望を見出せない社会になっている。
政治家や官僚に頼らないで、仲間を大切にして、自分の社会のネットワークを強化していくしかないでしょう。
----人たらしの流儀を用いて、構築できる人脈を広げて、コミュニティー(集団)をつくりなさいということですか?
そうです。希望は与えられるものではなく、自分たち自身で常に見出していくものなんです。だから、今ここに希望なんて存在しません。自分自身で希望を見つけていくのです。
[ken] 私は自分が「構築できる人脈」について、若い頃から意識してきましたが、なかなか思うようにはうまくいかないものです。現在のところ、年代、エリヤ、仕事、趣味などでネットワークを持っていますが、いずれも時期によって盛り上がったり、静かであったり、休止していたりしますし、自分の思惑どおりにはいきません。時によっては、些細なことで解散状態になってしまう「喪失」という事態にも直面します。寺山修司さんの名言に、「幸せとは、幸せを求めている状態のことを言う」があります。本書で述べられている「希望」も同じだと感じました。諦めず、自暴自棄に陥らず、希望を求め続けること自体が「希望」なのですね。(つづく)