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最近のムギちゃんです。

2016年12月04日 | O60→70(オーバー70歳)
ハムスターの可愛い動きです。
ちなみに猫を飼ってる方々、愛猫のエサとか獲物ではありませんよ。
わが家のペットのムギちゃんです。
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『世界共和国へ』 (その38)

2016年12月04日 | O60→70(オーバー70歳)
【186〜187ページ】
社会主義を平等や友愛からではなく、「自由」にもとづいて築こうとした人がいた。それがプルードンです。(中略)かれは「交換的正義」を唱えました。それは、富の格差を生み出すことができないような交換システム、つまり、自由の相互性の実現です。(中略)プルードンはルソーの「社会契約」という考え全体を廃棄したのではありません。その契約が対等でないこと、双務的でないことを批判したのであり、ある意味で、社会契約の観念を徹底したのです。

【187ページ】
プルードンがいう「アナルシー」(アナーキー)とは、双務的=互酬的な契約にもとづく民主主義社会のことです。アナーキーは通常、混沌や無秩序のように思われますが、プルードンによれば、国家によらない、自己統治による秩序を意味するのです。

(ken) 「交換的正義」とか「社会契約」に関して、私は今年の不動産の売買という実体験を通じ、しみじみと考えさえられました。富の格差、貨幣の摩訶不思議さも痛感させられました。直近の数値では、日本の空き家の軒数が820万戸と推計され、莫大な無駄として増え続けている原因も少し理解できました。「売るに売れない」「買うための資金・ローン計画が立てられない」「子どもたちが実家に帰ってこない」など、親子・親戚・ご近所といった互酬的な関係には頼れず、お金がすべての社会で人々は疲れ切っている。しかも、将来への不安だけが募っている現実を垣間見た気がします。(つづく)
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