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初めてW女史からほめられました!

2016年12月09日 | たばこの気持ち
▶︎12月4日(日)は詩吟のイベント(昇段審査会および詠い納め)でした。私は長い詩文の吟詠にチャレンジし、舞台の後の一服はまた格別で、今回も会場と同じフロアに設置されている喫煙室で、安堵と達成感の美味しいたばこをいただきました。
▶︎さらに、吟詠直後、いつもは辛口のW女史が、舞台を降りてきた私に駆け寄り、「初めて聴く吟題だけど、良かったわよ。テープに録音させてもらったわ」と、過分のお言葉をいただきました。繰り返し練習した甲斐があったと、嬉しく思いました。
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『世界共和国へ』 (その43)

2016年12月09日 | O60→70(オーバー70歳)
【199ページ】
経済学において、マルクスはつねに、商品交換が「共同体と共同体の間」に発生することを強調しました。が、彼は、国家もまた「共同体と共同体の間」で発生することを軽視したのです。商品交換の様式がどんなに浸透しても、略奪―再分配という交換様式は消滅しません。

【200〜201ページ】
国家は内部からだけでは揚棄できない。だから、革命は「諸民族が《一挙に》、かつ同時に遂行することによってのみ可能」だと、マルクスは考えたのです。そして、のちのマルクス主義者も「世界同時革命」を唱えました。
しかし、一挙かつ同時的な世界革命はありえない。実際、1848に彼が期待した「同時的世界革命」の結果は、国家の死滅どころか、国家による産業資本主義の隆盛をもたらしたのです。すなわち、フランスのナポレオン三世とプロシャの宰相ビスマルクが、この革命から出てきた。世界は、諸国家を超えた、資本階級と労働者階級という二大階級の決戦になるだろうという『共産党宣言』(1848年)のヴィジョンは、すぐに無効化されたのです。

(ken) 商品交換と国家の発生について、改めて理解を深めることができました。また、マルクスが世界同時革命を志向していたにも関わらず、その不可能性は既成事実として無効化されていたという認識も大事ですね。(つづく)
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