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高校生からわかる『資本論』(その1)

2017年01月26日 | O60→70(オーバー70歳)
2009年6月、集英社から発行された「池上彰の講義の時間/高校生からわかる『資本論』」を読みました。昨年の夏に佐藤優さんの著作をまとめ読みするなかで、池上彰さんの本も読むようになり、本書もその一冊です。名解説者の文章は、ポイントが簡潔にわかりやすいのでとても参考になりました。本書の抜き書きと私のコメントを14回にわたって投稿いたしますので、ご参照くだされば幸いです。

【11ページ】会社としては、社員を直接雇うのではなく、派遣会社という会社と契約を結ぶ形になります。働く人は、派遣会社の社員になったり、派遣会社に登録したりする。つまり、「仕事があるときだけ働いてください」ということです。「自分が働きたいときだけ働ける。とても自由でいいことじゃないか」という理屈で、派遣労働が広がりました。

【15ページ】そこで、資本主義国の政治家や資本家、いわゆる大企業の経営者は、労働者の労働条件を悪くしなければ、労働者の反乱は抑えられると考えました。
労働者をモノみたいに扱ってこき使い、労働条件をひどい状態にすると、労働者が不満を持って共産党の勢力が伸びて革命を起こされ、自分たちは追放されてしまうかもしれない。ソ連や中国、こういうところで革命が起きたときに、それまでの資本家や大金持ち、地主たちが大勢処刑されたことがあったものだから、「もし革命が起きたら、自分たちがそんなことになるかもしれない。そんなことが絶対起きないようにしよう」と考えました。

[ken] 11ページの行き過ぎた「派遣切り」は世間から大きな批判に合い、法律改正を経ながら現在に至っています。働く側(労働者)と働かせる側(資本家)とのバランスは、双方の力関係を反映しているわけですが、最近の春闘は「4年続きの官製春闘」と呼ばれるように、政府主導による調整も行なわれますね。日本では、高度経済成長時代にみられた労働者の攻勢(大幅賃上げやストライキ)を見事に抑え込み、賃上げを政府が主導しないと、ますます消費が落ち込み成長軌道に乗らない事態を迎えています。目覚めよ、労働者!という声が聞こえてきますね。(つづく)
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伊勢佐木町「ぶらぶら」の油そば

2017年01月26日 | O60→70(オーバー70歳)
▶︎1月19日の夕食は、伊勢佐木町の油そば「ぶらぶら」で特盛(680円)をいただきました。まずは、底までお箸を入れタレと絡ませて3くちほど楽しみ、ニンニク油を小さじ3杯を加え、また3口いただき味の変化に心打たれます。
▶︎次に、辛味を数滴垂らして汗をかき、ここで、細かく刻んだ玉ねぎを混ぜ込みます。これがまた、さっぱり感があって美味しいのです。さらに、特盛のそばも残り少なくなってきた頃合いをみて、お酢をちょっぴり足してみます。そばを食べ終えたら、ポットに用意されているスープを少々、お口の中をスキッとさせて、とんぶりをきれいにしてから「ごちそうさま!」でした。満足の一杯でした。
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