前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

福井市中央公園で無料相談会

2009年06月18日 | Weblog
     いよいよ 「なんでも相談会」がちかづきました。

     前回のアオッサでの相談会にはたくさんの方がつめかけ、「もういちど」の要望が高まっていました。

     相談は無料。労働問題はもちろん、多重債務や生活保護、健康不安などの諸問題について、医療関係者、弁護士、社会保険労務士、労働組合役員、地方議員などが相談にのります。


     6月23日  火曜日  午前10時から午後4時まで

      福井市役所裏の、福井市中央公園です。

      当日は、日本共産党からも、かねもと幸枝県民生活委員長、鈴木正樹・福井市会議員、畑野麻美子・坂井市会議員、西村高治・元福井市議、それに私も交代で相談にのります。お気軽にどうぞ。

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      当日、都合の悪い方にもホットラインがあります。


     ホットライン  は  0120-378-060  月曜日から金曜日 午前10時から午後3時です。


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     山口のりひさ衆議院比例代表予定候補が、あわら市議選の応援に。わたしも同行し、ともに訴えました。
演説していると、元自民党県議で議長もつとめられた北川昭治さんがでてきて最後まで耳を傾けていただきました。ごあいさつすると、「君もがんばらなあかんぞ」と激励。ごいっしょに蕎麦を食べたことが思い出されました。
     以下、山口さんのHPからです。・・・・・・


      朝、小松から福井県のあわら市へ。あわら市では21日投票で市議会議員選挙がたたかわれており、わが山川知一郎さんが定数18(前回から4減)、3人オーバーの激戦をたたかっています。

       佐藤正雄・前県議と宣伝カーに乗り込んで、街頭演説を10回。予告なし、呼び込みなしの“突撃作戦”ですが、家の中から出てきた人、通りがかりの人、どこでも必ず立ち止まって話を聞いてくれる姿がありました。日本共産党に市民のたくさんの目が注がれています。「共産党はキライだったけど、最近はちがいます。演説していたのでうれしくて。家族にも支持を頼んでみます」という女性も。

     「あわら温泉」、「あわら湯の街」駅前では山川さんといっしょに訴えました。
      夕飯の美味しい越前そばで気合を入れて、夜は個人演説会で訴え。
      せっかくのあわら温泉だったのですが、結局今回も演説しただけ。昨日に続き小松に泊。でも、「手取川」でキマリ!


90歳の直木孝次郎先生の迫力

2009年06月17日 | Weblog
     松本清張研究会の第二講は、大阪市大名誉教授・直木孝次郎先生の「伊勢神宮と壬申の乱」。

      実は、ちょうどタイミングよく、しんぶん「赤旗」日曜版の6月14日号に、「アマテラスはなぜ伊勢神宮にまつられているのか   古代史の謎に挑んで70年」という記事が掲載された。
      この記事を読むと、「蔵書は2万冊。ことし90歳、いまも講演の舞台に立ちます。インタビューでは、古事記や日本書紀の記述がよどみなくでてきます。」
      さらに、「継体、天武の両天皇に注目。当時、大和朝廷の最高神【天皇の祖先神】にアマテラスオオミカミとタカミムスビノカミの2つがあり、そのうちアマテラスが伊勢に左遷された、という大胆な説を展開。2神のうち古くから信仰されていたアマテラスを、継体は大和から伊勢に遠ざけるのですが、新しい国家体制をつくるためでしょう。・・・伊勢神宮の復活は、壬申の乱で天皇となった天武天皇の力です」・・・・・
      まさに、今回の講演のテーマにドンピシャの赤旗企画でした。

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       おどろいたことは、先生は丁寧なレジュメ・資料を作られるとともに、講演内容をきちんと文章化してていねいにお話されたことです。90歳とは思えないエネルギッシュな1時間の講演でした。
 
       直木先生は、「清張と同世代の人は検挙されたかどうかは別にして、思想問題で苦労している」ときりだし、伊勢神宮の起源について、「松本清張はアマテラスと大和のカミは仲が悪かった、としている。しかし、通説では≪勢いを畏れ≫とある通りの解釈で、松本説は都合わるい」と冒頭、やんわり退けました。

        このあとの展開は・・・・・門外漢のわたしには頭が痛い。
 しかし、最終のところで、「なぜ天皇家に最高神が2柱あるのか。」と問いかけ、「2つの最高神は国家に不都合。1柱となると、天の神であるタカミムスビノカミを選ぶのが自然。よって政治の中心の大和から伊勢にアマテラスは敬遠された」との流れるような、迫力の講演に400名を超す聴衆は静まり返って聞き入ったのでした。


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         研究会後は、有志で懇親会。ビールとワインでわいわいと。
         清張とともに作品をつくりあげてきた方であり、松本清張記念館の藤井康栄館長は、「ある文庫のゲラは間違いだらけだった。全集が底本。全集は私と清張がやりとりしながら仕上げたもの。全集にあるものはこれを尊重して欲しい」と凛とした口調で語られました。
         懇親会後は、タクシーに分乗して京都駅へ。それぞれ、ホテルに向かったり、帰途についたり。
          わたしは、駅で土産の漬物をもとめ、がらがらのサンダーバードに乗り込みました。



森浩一と清張

2009年06月16日 | Weblog
先日のオフの日は、立命館大学で開催された第20回松本清張研究会に参加してきました。講師に惹かれたからです。
京都駅からバスにゆられて30分ぐらい。大学内はいろんな研究会が開催され、また、学生もいっぱいでした。
  余裕をもって到着。数百人ははいろうかという大きな教室。1時間ぐらい前にもかかわらず、すでに60人ぐらいが座っています。

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     研究会代表理事の山田有策・東京学芸大名誉教授のあいさつ。「清張と同じ年の生まれには、中島、太宰、埴谷、大岡がいるが、清張と太宰が人気だ。今日も420人ほどの盛況です」。

      最初の講演は、同志社大学名誉教授の森浩一先生。

      この先生には勝手に個人的な思い出がある。高校時代、当時発行されていた「科学朝日」という雑誌に森先生の論文が載った。読んだが、どうも納得がいかない。そこで「批判」を書いて投稿したら、掲載されてしまった・・・・・。確か、原稿料は2000円もらった。・・・という思い出があるのです。

       さて、先生の講演は面白かった。
      「清張が亡くなった日、NHKから明晩追悼番組をやるから出演を、と電話。数年たって、司馬が亡くなり、またNHKから追悼番組の出演依頼。清張と司馬は戦後文学の二大巨頭。当時のNHKはしっかりしていた。その後、江上波夫が亡くなった時は、そんな番組はつくられなかった」。

      「はじめて読んだのは≪風雪断碑≫。実に歯切れがいい。考古学で無名にちかい人、森本六爾を取り上げた。森本の論文は読みにくいが、それをこなして小説に引用している。これは≪火の回路≫にいかされている。」「弥生時代は稲作文化、というのは森本が定着させた。当時は、新幹線も飛行機も無いが、実に素朴でいい時代。僕は≪原始時代≫という言葉を使わない」。

      「ある日、会いたいと電話があり、フランス料理店で会った。清張さんは1つ質問するとばくばく食べる。僕は説明しなくてはいけない。そのうちに皿が下げられて、ウラメシイ・・・・」「東大の五月祭で高松塚の壁画について清張さんと討論した。謝礼は3000円だった。この後、飲みにいかないか、と誘われた。一流の作家はこういうゆとりがある。2,3流の作家ほど≪締め切りがあるので・・・≫などと慌てて引き上げる」。

     ・・・・・・まあ、ほんのさわりを紹介しました。森先生。透析も受けられ体も弱っているようですが、長生きしていただきたい先生です。

        本日はこのへんで。つづきはまた。

あいさつ、応援演説、訪問活動・・・・いよいよ

2009年06月15日 | Weblog
       昨日は、医療生活協同組合の総代会が県自治会館で開催され、日本共産党を代表し来賓として挨拶させていただきました。地域で健康づくり、平和守る草の根のネットワークとして大きな役割を果たしていただいています。

       午後は告示された、あわら市議選の応援。演説していると、「中学校問題ではお世話になった。頑張れ」「いい演説だ。共産党に期待している」、農作業中のみなさんが手を振って激励など・・・・。しかし、「共産党議員は仕事もしてきたし、落ちるはずない。大丈夫」との声もちらほら。これが一番あぶないのです。宣伝のあとは、あわら市内を訪問活動。

      夜は福井市に戻り、福井市内を訪問活動。4人の方に、しんぶん「赤旗」を読んでいただけることになりました。どこでも「こんどは頑張ってくださいね」と激励。身が引き締まります。

      遅めの夕食。京都の地ビール「御所麦酒」をいただきました。まあまあですかね。


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     今朝は、かねもと幸枝さんと福井駅前での朝の定例宣伝。自民党の稲田代議士は県庁前で宣伝。いよいよ選挙ちかし、という感じです。

      その後、コンビニに寄ったら建設関係の知り合いとばったり。「仕事がないので、週休5日になってしまった。先月も15日間は休みだった。選挙になると、ますます仕事がなくなるのでは・・・・」と深刻。
      予算は大盤振る舞いしているようですが、草の根の業者のところはまだまだです。国も自治体も、ムダづかいの大型公共事業ではなく、真剣に地元・地域に役立つ仕事起こしを考えなくてはいけません。共産党議員団も6月議会ではこの問題もとりあげようと、相談していたところでした。
      公共事業も政治も、中身を変えることが必要です。

じん肺根絶へ

2009年06月14日 | Weblog
    12日、朝、地元で西村元市議、民医連の共産党後援会のみなさんとともに宣伝活動。このあと、あわら市へ。市議選目前で応援演説。
暑いなか、すっかり日焼けしてしましました。田島ちえこ・元金津町会議員てづくりの酢づけをいただき、疲労回復。

    夜は福井市へ戻り、じん肺根絶めざす集会に参加。被害を訴えるDVDの映像にわたしの地元の方ですでに亡くなられた木戸口さんの闘病のなまなましい映像が流され、胸があつくなりました。若手の麻生弁護士からの報告や、新しい役員体制・活動方針などを確認。ひきつづき、じん肺基金創設の署名運動や請願活動に取り組むことが確認されました。
   集会後は、有志でちかくの居酒屋へくりだし懇親会。有志、といっても40人ちかくの大人数。いろいろな話題に花がさきました。最後はわたしの1本締めでお開きに。

   13日はオフ。とある研究会に参加して充電。内容はまた紹介したいと思いますが、420名の参加者を前に、考古学の森浩一先生、直木孝次郎先生、それぞれ80歳、90歳とは思えない大熱弁で圧倒されました。

こどもの貧困なくす政治に

2009年06月13日 | Weblog
  先日、「福井市内の私立高校に通う女子高生の親が娘にバイトを認めてほしい、との手紙を学校に書いた」という話を聞いた。
その背景には、最近の「派遣切り」で丹南地域の会社をリストラされたため、家計が苦しくなっていることがあるという。
その私学は生徒にアルバイトを禁じているため、親の切羽詰った手紙となった。


学校は、さまざまな奨学金制度や通学支援制度などあらゆる制度を活用して、女子高生が「経済的事情」で学校をやめなければならなくなる事態回避へ支援してほしい。
また、行政は、県立大学でつくられたような家計の急速な悪化による「免除制度」を県内の高校にも拡充する施策をつくってほしい。
大人ががんばらねばならないときだ。

根本は日本の貧弱な文教政策を変えなくてはいけない。諸外国の多数は高校の授業料はもちろん、大学の学費も無償化の流れ。ここにも、世界の流れに逆らう日本の貧困がある。こんな貧困な政治を打ち破ろう。
日本の「富」を無駄なバラマキにつかい、こどもたちに貧困をおしつける政治を変えよう。


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しんぶん「赤旗」・・・・・国際人権規約の高校・大学の学費無償化条項
留保 日本など2国だけ

       高校と大学の学費を段階的に無償化することを定めた国際人権規約のA規約(社会権規約)第13条を留保している日本など3カ国のうち、ルワンダが昨年12月に留保を撤回していたことが分かりました。これで、同条項を留保している国は、条約加盟国160カ国中(09年5月現在)、日本とマダガスカルの2カ国だけとなりました。
      国際人権規約は1966年、国連総会で採択されました。日本政府は79年にこの条約に加わりながら、中等・高等教育の学費無償化条項は留保したままです。
  国連の社会権規約委員会は2001年、日本政府に対し、留保を撤回するよう勧告しました。ところが政府は、回答期限の06年が過ぎても、まだ回答をしていません。

  日本の学費は世界でも異常な高額です。とりわけ貧困と格差の拡大の中で、学費が高すぎるために毎日深夜までアルバイトをして体を壊す学生や、学校を去らざるをえない若者が増えていることは見過ごせません。
  日本共産党は、無償化条項の留保を直ちに撤回して国の姿勢を転換し、学費を計画的に引き下げることを求めています。

国内総生産
 日本        2位
 マダガスカル  125位
  日本の国内総生産は、515兆837億円(2007年度)で世界2位。それに対し、マダガスカルは125位で73億ドル(07年、約7200億円、1ドル=98円で換算)、ルワンダは150位で33億2000万ドル(同、約3300億円)です。


毎日夕刊、注目の志位委員長インタビュー

2009年06月12日 | Weblog
   一昨日の毎日新聞夕刊は、共産党の志位委員長の記事ですごかったらしい。福井では夕刊は読めないので、共産党の本部からその面がFAXでおくられてきた。
  たしか、「ウルトラC」とか報道したのも毎日夕刊ではなかったか。あの時はついでがあったので毎日本社に「前日の夕刊を」と買いにいった。
今回も、志位さん「親オバマ宣言」?・・・・と大きく見出しが躍っている。
   以下、その凄さを実感してもらうために、HPから引用しよう。

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特集ワイド:志位さん「親オバマ宣言」? 核ゼロ演説に感激 手紙に返事、また感激
 ◇「アメリカへ行きたい」
 核兵器のない世界へ、プラハでの演説でそう宣言したオバマ米大統領に「共感の手紙」を送った共産党委員長の志位和夫さん、米政府からもたらされた返書に喜びを隠せない。届かぬはずのラブレターが届いたかのようで--。【鈴木琢磨】

 さっきまで降っていた雨もあがり、東京は代々木の共産党本部屋上の赤旗が風に吹かれている。屋上が緑のプロムナードになっているとは知らなかった。一面、新緑に覆われ、小さな池があり、せせらぎもある。志位さん、ご自慢らしい。「いいでしょ。バラなんかもきれいだし、アジサイも鮮やかでね」。おやおや藤棚まである。ビアガーデンなんかいかがで? 「そりゃおもしろい。やりますか」
  ずいぶんノリがいい。「蟹工船」ブームで、このところ共産党が「元気」だとは承知していたが、オバマ返書でさらに勢いづいている気配である。きっかけは4月5日、チェコの首都プラハでのオバマ大統領の演説だった。核兵器廃絶への情熱にわが意を得たりとばかりに志位さん、<バラク・H・オバマ殿>の書き出しで<大きな感銘をもって読みました>との書簡をしたため、同28日、在日米大使館に赴き、ズムワルト臨時代理大使に手渡した。党の代表者としては初の訪問だった。
  「私自身、感動しましたから。歴史的な演説だと思いました。注目したのは三つの言明です。一つは核兵器廃絶を国家目標とすると初めて明示した。二つは広島・長崎での核兵器使用が人類的道義にかかわる問題であると初めて表明し、核兵器廃絶へ向けた責任を語った。三つは世界諸国民の協力を呼びかけた。もとより日本共産党と米政府との間には立場の違いはたくさんあるわけですが、大きな踏み出しをした以上、心から歓迎し、この提起が国際政治の中で実るようにしたい、その思いを伝えたかったんです」
 いわばオバマ大統領へのラブレター、返事を期待していたわけではなかった。ところが、5月16日、党本部にエアメールが届く。オバマ大統領がデイビス国務次官補代理に代筆を指示した書簡だった。<親愛なる志位さま>ではじまる文面には<あなたの情熱をうれしく思う>とあった。「土曜日で自宅にいたんです。秘書がファクスで送ってくれまして。うーん、正直、驚きましたが、オバマさんの誠意を感じました。短いですが、よく練られた文章でしたし。ああ、こちらの熱意が伝わったんだなあと思いましたね」

  「反核・平和」へ相思相愛の間柄になったと? 「ハハハ、私はプラハ演説で同意できない点もあると率直に書きました。核兵器のない世界の実現について、おそらく私が生きているうちは無理だろうと述べたからです。戦後、核保有国が核兵器廃絶を主題として交渉をやったことは一度もない。その呼びかけさえない。意思さえあればすぐに取りかかれるはずです。ま、一連のやりとりで日本共産党と米政府に公式ルートができた意味は大きいと思います」
  それにしてもなぜ、わざわざ志位さん、書簡を送ったのだろうか。いまひとつふに落ちない。歓迎の声明で済ます手もあった気もする。インタビューしながら首をかしげていると、ちょっとテレくさそうにコピーをくれた。なんでもマルクス・エンゲルス全集から引っ張ってきたとか。リンカーン大統領の再選にあたってマルクスが祝意を伝えた書簡、一節を読み上げた。
  「偉大な民主共和国の思想がはじめて生まれた土地、そこから最初の人権宣言が発せられ、18世紀のヨーロッパの革命に最初の衝撃をあたえた土地……。そう、われわれの大先輩はアメリカの歴史に深い尊敬の念を持っていたんです。そして、このマルクスの書簡にリンカーンが返事を送ってるんですよ。オバマさんはリンカーンを尊敬してるでしょ。繰り返しリンカーンの発言を引いていますし」
  なるほど、マルクスが志位さんで、リンカーンがオバマ大統領という見立てか。共産主義者と米大統領の秘話をなぞっていたのですね。「そんなつもりじゃないですよ。ただ、オバマ政権は共産党だからといって、差別したり、無視したりはしない。それは返書で確信しました。いまはワシントンに赤旗の支局もありますが、戦後しばらく共産党員というだけでアメリカ国内に立ち入れなかった。たとえば、わが党の代表団がレイキャビク経由でヨーロッパに行くとき、空港の外に出られなかったりもした。そういう時期もありましたからね」
  まさに隔世の感あり、といったところか。言葉の端々にかつて「米帝」呼ばわりしていたアメリカへのシンパシーすら感じられる。で、どれくらいアメリカナイズされているのか問うてみた。マクドナルドは? 「食べます」。ジーパンは?  「学生時代はいてました」。ディズニーランドは? 「子供が小さかったとき一緒に行きました」。ジャズは? 「好きです。高校のころ、ピアノを習っていて先生から仕込まれました」
  意外なほど親米、いや、ごく普通の日本人である。「当たり前ですよっ! 党の綱領ではアメリカを帝国主義と規定していますが、これからは複眼で見ようとも言っています。世界の世論を反映して前向きの変化が起こったときは評価していこうと。これまでの支配、従属でなく、対等・平等でこそ真の友好が生まれる。日米安保条約に代えて日米友好条約を結びたい、それが願いです」。すると訪米し、オバマ大統領とも会談を? 「具体的に党内で相談しているわけじゃありません」
  常識ではラブレター交換の次はデートでしょ。「赤旗」でオバマ返書を宣伝するだけでOKなんですか? 「うーん、やはり、適切な機会があれば、機が熟せば、私はアメリカに行くことを望んでいます。本場のジャズも聴きたいし、カーネギーホールもアメリカン・バレエ・シアターも見たいしね」。慎重に言葉を選びながらも、訪米への意欲を強くにじませるのは「たしかな野党」からの脱皮を図ろうとしているからに違いない。
  「あれ、なかなかいいスローガンだったんだけどね、使うのやめたんですよ。いつまで野党でいるつもりかって突っ込まれちゃったんでね」
 見れば、屋上の赤旗がはたはたと翻りだした。共産党に追い風が吹いているのか。

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    「なんでもマルクス・エンゲルス全集から引っ張ってきたとか。リンカーン大統領の再選にあたってマルクスが祝意を伝えた書簡、一節を読み上げた・・・」のくだりはなるほどと思った。
    以前に不破さんの著作でこのことを知ったときは驚いた。
    まあ、アメリカも変わり始めているんだ。オバマ大統領の演説で、「核抑止力」を願う書簡をおくった日本の首相、日本の政治こそ世界から取り残されていくのではないか。
  ちかく、変えるチャンスがやってくる。



消費税12%許さない、前進座の俳優さん

2009年06月11日 | Weblog
   昨日は、午前中は福井市内で街頭宣伝。かねもと幸枝さんとは別の宣伝カーでまわりました。窓をあけて手を振ってくれる方、「いよいよですね」と握手を求めてこられる方、クラクションを鳴らしての激励・・・市民の雰囲気も盛り上がってきています。
  「この北陸信越地域で、消費税増税に反対し、平和憲法九条をまもりぬく衆議院議員をぜひ」との訴えは共感をよびます。ちょうど、新聞でも「消費税12パーセント」などと政府の会議の内容が報道されたので、怒りもたかまっています。

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   午後は、憲法改悪に反対し九条を守る福井県共同センターの会議。
先日のブログでも紹介しましたが、7月23日に敦賀市で上演される前進座「銃口」について、俳優の柳生啓介さんと高柳育子さんが説明と、取り組みのお願いにこられました。
   柳生さんは「初演は2003年3月21日、イラク開戦の前日。戦争がはじめる異様な雰囲気の舞台となりました。最後の新しい憲法のシーンではみんな泣いていました。当初は7回の予定が、200回をこえるステージとなりました」と。
   高柳さんは「前進座は時代劇中心ですが、現代劇として勝負できました。今回の主人公は普通の人。時代のこわさ、教育の恐ろしさ。時代を見通せる人を育てる教育を原作者の三浦綾子さんはめざしたのでは」と語りました。

  生の俳優さんのお話を聞く機会はあまりありませんが、今回はその貴重な機会となりました。
  共同センターの構成団体でもチケットの配券などで協力していくことになります。ご関心あるかたは、お問い合わせください。

    その後、6日に開かれた全国代表者会議の報告を松原事務局長からうけ、今後の取り組みなどについて討議しました。明日にも衆議院では、憲法審査会の始動にむけた動きが予定されているなかで各団体の闘争をいっそう強めよう、などと討論しました。

すてきな冊子「白寿を迎える父」(村井慶三)

2009年06月10日 | Weblog
  すてきな冊子をいただいた。「白寿を迎える父」(村井慶三著)。

  書名の「白寿を迎える父」以外のエッセイなどは、これまで「季刊『ふくいの年金者』」「ゆきのした」などに掲載されたもので、読みながら「ああ」と、また読む感動を新たにした。「大好きな作家 吉村昭さん」「橋本左内と立志式」など。
  以前、福祉団体のチャリティーで「吉村昭さんの色紙に札を入れてきた」と嬉しそうに話していた姿と重なる。私も「天狗騒乱」を読んで感動し、色紙より安価なサイン本に札を入れたことがある。届いた本のサインも素晴らしいものだった。
 


   冊子で残念なのは、いわゆる奥付がないことだ。村井さんは、知人に配る範囲なので必要ない、と判断され、名前とEメールだけを裏表紙に記されたのかもしれない。
   たまに古本屋をのぞくと、会社や個人の記録本などが結構ある。「贈呈」の栞がきれいに挿まれ、読んだ形跡がないものも少なくない。なにかの縁で「贈呈」し、された方も気乗りがしなかったり、あるいは亡くなったりして、処分された末だろう。とくに政治家のものが目に付く。
   この村井さんの冊子は、たんに個人の記述にとどまらない。福井中学校(藤島高校)の校長を24年間つとめた大島英助の息子であり、東京帝大に進学しマルクス主義に共感、その後、治安維持法による弾圧で親子3人の命を奪われた大島英夫についての探究や、県内の運動について論述した「暗黒政治の告発  治安維持法と福井県」、「大野の加藤和光」などが掲載されている。
   つまり、30年後、50年後になってもなお、反戦平和に命をかけた福井県民の貴重な記録文献でありつづけるだろう。


 

「父の楽しみはなんだろう、と思うときがある。昔から映画や旅行などに行った話は聞いたことがない。本も読まない。食べるものも贅沢はしない。唯一の楽しみは、テレビで野球や相撲を見ることのようだ。父の部屋にもケーブルテレビを引いて好きなスポーツ番組を見えるようにしたが、少しは満足しただろうか」。・・・・

探究する強靭な共産党員は、多喜二のように、心やさしい。

こまった鳩

2009年06月09日 | Weblog
   福井県での裁判員制度対象となる事件が起訴された、と報道されていた。

回文、というのがある。逆から読んでもおなじ言葉になる、まあ一種の言葉遊びか。田植え歌・・・たうえうた・・・は辞書に紹介されている。
  大山弁護士作。「裁判は秘密漏らした私らも罪! 批判倍さ」(さいばんはひみつもらしたわたしらもつみひはんばいさ)。こうなると名人芸だと感心する。
コメントは「裁判員制度 罰則付きの守秘義務はやりすぎだ」。


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しんぶん赤旗・・・日本共産党の市田忠義書記局長は8日の記者会見で、記者から「民主党が比例代表選挙の定数80削減、自民党も大幅に削減することを打ち出しているが」と問われ、「国会には自民党と民主党さえあればいい、共産党も公明党も社民党も国民新党もいらないと言っていることと同じで、最も反民主的な国民の民意を削るひどい考え方だ」と批判しました。
  市田氏は、「国会議員の数が少なければ少ないほど良いというのは、民主主義の立場から言って間違っている」とのべ、日本はヨーロッパ諸国と比べても人口10万人あたりの国会議員の数は最低クラスであることを示しました。
  また市田氏は、比例定数削減について「もっとも民意を反映する部分を減らすことで、これは『身を削る』のではなく、『民意を削る』ということだ」と指摘しました。
  市田氏は、7日に生放送されたテレビ朝日系の討論番組で小池晃政策委員長が、国会議員定数の削減について「大政党だけが存在すれば良いという考えで、民主主義の破壊につながる」と主張し、出演した公明、社民の両党出演者も削減に異議を唱え、自民の石原伸晃幹事長代理は「自民と民主だけにするというのは国民の民意とかけ離れていると思う」と述べたことを紹介。「どんな政治的立場に立とうが、民主主義の根本原則から言えば、民意を正確に国会の議席に反映させることが不可欠だ」と強調しました。・・・・・・・・・

        ★

    十分な国会議員歳費を税金から受け取りながら、さらに政党助成金までぬくぬくと税金からうけとり、党の収入のほとんどが税金と言う「税金ぶとり政党」が民主党だ。
   こういう党が、国会は「うちと自民党だけでいい」となった時に、日本の政治はどうなるだろうか。
   批判勢力のいない「翼賛議会」。鳩山代表は憲法9条改憲の急先鋒でもある。暗黒政治の再現を加速しかねない。また、年金財源での消費税増税が持論だ。
    自民党と共通しつつも、自民党以上に危険な政党が民主党であることがいっそう浮き彫りになってきたぞ。


  そこでわたしも・・・・・・

    「こまった鳩。日々一杯 妻子」 (こまったはとひびひとはたつまこ)
      解釈・・・・民主党には困ったものです。毎日、まちには生活に困った妻子が増え続けているというのに。

  うーん。解釈しないといけないとはいまいちですね。まあ、回文第一作ですから、おゆるしください。
   



憲法9条と沖縄の店

2009年06月08日 | Weblog
      昨日は朝、実家で数十年ぶり?とかの「円陵組」のお寺さんのお参り行事。我が家にも20人ほどのお坊さんが来てお勤め。

      その後、福井市9条の会の例会に出席。茂呂弁護士による「憲法審査会始動を狙う改憲派の動き」と題してのミニ学習。天皇来県中ということで話題は、「天皇一色のマスコミ報道は問題ではないか」「インタビュー記事などでも、無関心な県民の声の反映も必要では」などにもおよびました。
     侃々諤々。「宮内庁はあまり大げさなことはしないでほしい、という気持ちらしいが、やはり受け入れる県庁や地域、マスコミの方が前例主義などで思考が古いままではないか」「重要な遺跡の上に巨大な建築物を立てた植樹祭は全国でも例がないのでは。おかしなやり方ではないか」「天皇を上から見下ろしてはいけない、天皇の通り道に洗濯物を干してはいけない、など本当かなと思う。こういうことが問題にされない民主主義の程度か」などさまざまな議論に・・・・・。
      マスコミには、かつての「集団ヒステリー」にならないような役割を期待したいものです。

     議論のあとは、アオッサへ移動し、憲法9条守れ、の宣伝署名行動。近くでコンサートをやっていたため、マイクは使わず肉声で呼びかけ。30分程度の短時間でしたが50名以上の署名が集まり、平和憲法への共感と、9条改憲はダメ、との思いを感じました。

     なぜか「沖縄の店」がアオッサ前に露店をだしていました。生協歯科の天谷先生と「ソーキそば」。700円。う、うまい!天谷先生からは「沖縄はいいですよ。食べ物はうまい。時間はゆっくり」と沖縄ツアーのすすめをいただきました。まだ、沖縄にも行ったことないなあ・・・・。
      店の方に「なんで福井で沖縄の店なの」と声をかけると、「石垣からきました。誘われたので。しかし、こんなに人が少ないとは思いませんでした」。!・・・内心、「遠方からきていただいたのに、それは申し訳ない。福井の風評が悪くなる」と思い、サーターアンダギー5個と石垣焼きそばを追加で買ってしまい、想定外の出費。

      午後は、来週告示を迎える「あわら市」へ。街頭宣伝などに取り組みました。山川ともいちろう議員が頑張っていますが、前回最下位当選で、議員定数が4削減されています。2町合併で計画された中学校統合をやめさせる先頭にたつなど論戦力、行動力は抜群です。ぜひ、あわら市にお知り合いの方がいらっしゃいましたら、ご紹介ください。
  

浮かび上がる新幹線計画の問題点

2009年06月07日 | Weblog
信濃毎日新聞・・・・・・しなの鉄道経営でも赤字 並行在来線、長野-妙高高原間 6月5日(金)

  北陸新幹線延伸に伴い経営分離される予定のJR信越線長野-妙高高原間(37・3キロ)について、県と県内沿線4市町でつくる長野以北並行在来線対策協議会は4日、第三セクターしなの鉄道が運営した場合の30年間の収支予測を初めて示した。運営を新会社が単独で引き継ぐ場合より赤字幅は縮小するが、単年度赤字が続くと推計。安定的な経営には「国などの新たな支援策が不可欠」としている。

  県庁で開いた同協議会幹事会で示した。協議会は昨年5月、新会社が運営した場合の収支予測を公表。鉄路、駅舎取得などの初期投資をした場合は単年度平均で5億7200万円余、しない場合でも同1億5800万円余の赤字が続くとした。今回はこれを基に、しなの鉄道が長野以北も運営した場合を試算した。

  81億円の初期投資をして同社が運営した場合、30年間の赤字額の平均は4億9500万円余で、新会社の単独運営より7700万円縮小。30年間の累積赤字も23億円圧縮され、148億円余となる。初期投資しない場合は平均9100万円の赤字で、新会社の運営より6700万円少なくなると推計した。

   信越線長野-直江津間の今後をめぐっては、一括運営とするのか、長野、新潟両県でそれぞれ運営主体をつくるかなどの論議は進んでいない。長野県の協議会は、県境に近い妙高高原駅(妙高市)から長野駅までを収支予測の範囲とし、新潟県側は同県内の区間を中心に予測している。・・・・・・・

       ★

大雑把に「毎年5億円の赤字」。「観光地」の長野、にして厳しい数字だ。
いま、福井では県庁、経済界、県議会などオール新幹線誘致の大合唱。県議会も「オール与党」で、問題点の鋭い切り込みはない。しかし、自民党議員も民主党議員も「無知ではない」。つまり、在来線問題・莫大な財政負担問題を知ってはいるが、そのことを正面から取り上げないし、県民にも知らせようとしない。これこそが民主党の言い方をかりれば「官僚政治に飲み込まれた政治」の姿ではないか。もちろん、新幹線という巨大公共事業にうごめく「利権」狙いもあるだろう。

   「知らぬが仏」。県民に真実を伝えない、そして「後は野となれ」と県民に負担をおしつける県政はいいかげんにしてもらいたい。
   わたしたちは、この財政が厳しい時に新幹線計画は凍結せよ、と主張している。そうすれば、巨額の新幹線建設費の負担と長野で問題になっているような在来線運行の巨額の負担という、二大負担を回避できる。
また、新幹線料金による東京までの運賃アップ、経営難による在来線の運賃大幅引き上げ、という二大負担は家計を直撃する。このような無用な家計負担増も回避できる。

  日々の生活に困窮する県民や中小業者が増大している時に、新幹線より、大事な行政があるのではないか。
      巨額な地方財政の二大負担+家計の二大負担増のリスクを回避する決断も必要だ。
 


消費税増税コマル

2009年06月06日 | Weblog
   昨日は、朝の定例宣伝を鈴木市議、西村元市議、民医連の共産党後援会のみなさんとともに、わたしの地元地域でおこないました。
「いよいよ選挙ちかし」ということで、反応も上昇気流です。

   午後は、かねもと幸枝県民生活委員長を先頭に、福井駅前の商店街訪問。わたしが1時間半程度移動しながらハンドマイクで国会情勢や消費税増税反対を訴え。かねもとさんが女性後援会のみなさんと消費税増税反対署名を集めました。
    街頭宣伝では「まだ知られていないせいか反応いまいち」との消費税増税反対署名。商店街ではお話ができた7割から8割の商店主のご協力がいただけました。
「いったい何に使われているのか」「景気が悪くなるだけ」「予算でばら撒いて、つけが消費税では困ります」などの声。

   街のなかは、天皇来県にそなえて、警察関係者でいっぱいです。
街の会話。「ひったくりで警察官が捕まったよ。捕まえた高校生が『世も末だ』とテレビで嘆いていた」「警察や自衛官の犯罪がよく報道される。原因はいろいろあるだろうが、警察にも自衛隊にも組合がないから、自分たちの要望を自分たちで解決するということができない。ストレスもたまるんでないか」・・・・・・

   夜の訪問のなかでも、ある自営業者の方は「うちは1000万にいかないから、最初から消費税をもらっていないよ。定額給付金なんかばら撒いたけど、ちっとも売り上げは伸びない。うちも通帳に入れたままだよ。そんなことして、後で消費税増税なんて許せない」と猛烈な勢いで、「政治批判」。
あいづちをうちながら、「共産党は消費税増税反対つらぬいて頑張っています」と支援をお願いしました。


木原建設が一転、「和解金支払う」。万歳!

2009年06月05日 | Weblog
昨日のFBCニュース・・・・・再生手続き中の木原建設に和解金の支払いを~じん肺訴訟で越前町の原告らが要請 (2009年6月4日19:12)

越前市の木原建設が、今年2月の経営破綻を理由にトンネルじん肺訴訟の和解金の支払いを拒み続けてきましたが、きょう原告団の要請を受け一転、支払いに応じる姿勢を示しました。

この問題は全国トンネルじん肺訴訟の和解金をめぐり、木原建設の経営が破たんする前に越前町と富山県の原告2人と和解していたものの、民事再生の手続き中であることを理由に支払いを拒んでいたものです。

きょうは原告など約40人が木原建設の本社を訪れ、和解金の支払いを求める要請書を提出しました。
これに対し、木原建設はこれまでの姿勢を一転。
既に東京地裁の内諾を得たことを伝え、和解金の支払いに応じる方向で調整を進める姿勢を示しました。
こうした中、全国トンネルじん肺訴訟の原告団や家族会は福井市内でデモ行進を行い、じん肺患者の救済のための基金の創設を訴えました。・・・・・・・

   ★

私も、このじん肺根絶闘争団のみなさんとの行動に参加しました。

午前10時  越前市の木原建設本社にたいして要請。
   応対した監査役は「6月3日付で、当方の弁護士からそちらの弁護士に和解金を支払う、と連絡した」と回答。
みんな一瞬あっけにとられました。
わたしも、すかさず「昨日の何時に連絡したのか」「文書のコピーをいただきたい」と要望。
コピーは許されず、福井農村労組の宇野和子書記長らが書き写しました。

監査役が「当社としても再建途上なのでイメージをダウンさせたくない」と言っていましたが、抗議の声がでることは最初から予想されたでしょう。
しかし、じん肺根絶闘争団のみなさんの素早い抗議が、こういう成果もかちとったのです。万歳!

その後、福井市の中央公園で集会、木原のメーンバンクの福井銀行までデモ行進。福井銀行要請。福井県庁要請。勝利報告集会・・・とつづきました。

県庁幹部も「よかったですね」を繰り返しました。県庁も「クリーンなイメージで再生してほしいと思っており、弁護士にも問い合わせをおこなっていた」と話しました。この点では、県庁土木部のバックアップもあったということで、ありがとうございました。


「じん肺にかかって、仕事を奪われ、生活できなく、何人もの労働者が自殺しています。ぜひ長期の裁判によらないでも救済できる基金制度をつくり、解決できるようにしてほしい」との叫び、地底の叫び、と受け止めました。
多くが国や県の公共事業工事での被災です。政治の責任で解決すべきです。



ふくい・街の話題3題

2009年06月04日 | Weblog
  昨日は、かねもと幸枝さん、共産党支部のみなさんと地域を訪問活動などで行動。ある奥さんは、かねもとさんが差し出したチラシを胸に抱きしめ、撫でながら、「ぜひでてください。自民も民主もダメです」と激励。こちらも胸が熱くなりました。
   街のなかでは、いろいろな話が話題に・・・・・・。


会話1  全国植樹祭
 「今度の全国植樹祭のためにあちこち工事してるんか」
「天皇が通る道はきれいになるやろな」
「うちの近所も通ってほしいわ」
「ほやけど、知り合いが天皇の前でしゃべるんで、休みの日も県庁に呼び出されて特訓で大変らしい。東京あたりから偉そうな演出家が来て指図してるんやと」
「なんで福井の手作りにせんのやろ。東京の演出家では全国どこでも同じや」
「そんなことより、県庁の職員は休みの出勤でも手当てがでるやろけど、民間の人は手当でんやろ。」
「県庁の職員も午前3時集合だとかで大変らしいが、民間のそういう『出演者』にもせめて交通費と食事代分ぐらいは、国や県の予算でみんとあかんな」



会話2 ひどい、福井県庁の情報隠し
 「えちぜん鉄道を勝山市内に引き込んで、街の活性化を、と勝山の共産党が提案していた。県がひそかにコンサルタントに依頼してその実現可能性を調査していたことが勝山市議会で明らかになった」
 「結果は」
 「5億円程度で可能」
 「県も勝山市も隠していたのか」
「隠していた。税金で調査しながら、大事な結果を県民に知らせないとはとんでもない県庁だ」
「勝山橋の工事に問題があり、やり直しのツケを勝山市にも押しつけながら、市民の利益になることはしないし、隠す。それを知りながら、市民に隠しつづけた勝山市も共犯だよ」
 「福井県庁や勝山市役所はきちんと説明責任を果たすべきだね」


会話3  豪華修学旅行
 「近所の中学生の修学旅行の話を聞いて驚いたわ」
 「インフルエンザか」
 「行ったとこの話。泊まるホテルがヒルトンホテルよ。1泊2万円ちかくするわ」
 「ヒエー」
 「夜の食事は、銀座の料亭よ」
 「アホかいな。親は誰もいったことないわ」
 「こんだけ、景気がわるくて親の家計のやりくりも大変になっている家庭も増えている時に、そんなバブリーな修学旅行を企画する福井市の教育委員会の感覚が狂っているんじゃないか」
 「福井の共産党は学校の修学旅行の高額企画料問題で公正取引委員会にも申告しているが、旅行社いいなりの企画になっているのかな」
 「教育現場では、親の負担の軽減をもっと考えなくてはいけないね。金に飽かする修学旅行では感心しないよ」