物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

上司は新人に対して

2010年08月02日 | Weblog
 定期的にメールマガジンとして定期的に情報を送ってくれる研修会社からレポートが届く。タイトルは、「今、新人を適切に導く“哲学”が受け入れ側に求められている ~職場のガラパゴス化を防げ~」。
 新入社員自身と受け入れ側である上司、先輩社員、それぞれの同社独自の調査データから「新人が育つ職場環境」創りを探る。

[調査データサマリー]
①新入社員:
 事業の魅力で会社を選択しているが、職場においては
「上司からの承認>自己成長意欲」
「職場の雰囲気>顧客との関係」
を重視している。
②上司:
 フランクで精力的に支援してくれるありがたい存在ではあるが、未来への明確な指針を持たず部下の拠り所となる基準を示せていない。
③先輩社員:
 チームワークを重視し報連相も的確で元気に頑張っているが、自分の意思に基づいた積極的な発信に欠けている。

[想定される問題点]
 内向きな新人を、明確な指針を持たない内向きな職場が受け入れている構図
  →職場のガラパゴス化

[解決の方向性]
 上司自身が正解を持っていない(自身が成果を上げてきたビジネスのルールと現在向き合っているルールが大きく変わっているから)
 →正解自体を伝えることではなく、正解を創っていくために必要な「普遍的な原理原則」(=ビジネスの哲学)を伝えること。

[個人的所感]
 一見、よく通ったロジックのような気がするが・・・。
 上司自身が正解を持ってなくてどうすんねんっ!?
 一昔前には考えられなかったような国際競争に晒されている大企業のトップクラスならいざ知らず(それでも“正解と思しきもの”は持たないと)、ここでいう「上司」とは職場のトップ、すなわち課長かせいぜい部長クラスのことだろう。企業のミドルクラスが正解が分からず混迷していてはそもそもダメだ。
コメント (3)
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