物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

五月技量審査場所

2011年05月22日 | Weblog
 大相撲の五月技量審査場所は、八百長問題などの不祥事を受けて、本場所(五月場所)に変わり実施された。興行としてではなく、技術審査の場所として開催し、一般に無料で開放された。
 不祥事を受けた特例的な開催であることから、NHKの中継も行なわれなかった。その代わり「ニコニコ生放送」が、序ノ口から幕内までの全取組を無料でネット中継していたので、千秋楽はパソコンで観戦。
 こういったサービスをしてくれるのは視聴者にとってはありがたいが、それにしても「ニコニコ生放送」って。アナウンサーの実況や親方の解説もなく、淡々と場内の音声のみを流す。節電のためか、国技館も暗い。そして中継の間ずっと、視聴者のコメントが画面に入ってくる。もちろんふざけた“チャチャ入れ”みたいなのが大半。取組み直後などには意味のないアホなコメントが重なり、画面を占める。これが国技の中継かと、なんか視てて情けなくなってくる。
 14日目まで1敗の白鳳と、2敗の栃ノ心の優勝決定戦を期待していたが、先に栃ノ心が日馬富士に敗れ、その時点で白鳳の優勝が決定。その後、結びの一番ではなんと魁皇が白鳳に勝ってしまうが、座布団はあまり舞うこともなく。
 最後、白鳳のインタビューは良かった。不祥事の後、そして大震災の後開催された異例の今場所の優勝インタビューで何を言うのか注目していたが、謙虚で、前向きで、そして横綱の立場を踏まえた完璧な内容だった。白鳳のコメントで「大相撲の品格」がかろうじて保たれたと思う。
 次の名古屋場所は何とかいつも通りにと願う。そしてできれば一度東北で本場所を。
コメント
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