『心を整える』(長谷部誠著、幻冬舎)を読む。
サッカーを本格的に見始めたのは、Jリーグ発足の頃。20年近く日本代表を見てきたが、歴代のキャプテンでは、個人的に長谷部が一番好きである。自身決して派手さはなく、またメンバーをいたずらに鼓舞するというわけでもない。いかにも日本人的なサーバントなリーダーシップ。堅実な人柄とプレイスタイルは、ブンデスリーガにもピッタリはまっていると思う。
その長谷部の本。爆発的に売れている。売れる理由は読めば分かる。非常に充実した内容である。
キーワードは「心」。「心を強くする」とか、「磨く」というのとは少し違う。「心を調整する」、「調律する」といった感覚を大切にしているという。そこから本書のタイトルは『心を整える』。そのためのノウハウや習慣を紹介している。他、読書やタイムマネジメントのことなど、それも昨年のW杯や今年1月のアジア杯の裏話などと一緒に述べられており、余計に興味をそそられる。
印税は全額、東日本大震災支援のために寄付するという。
弱冠27歳、この聡明さと成熟ぶりはどうだ。イチローがソクラテスなら、長谷部は親鸞である。
中学1年の長男にも読ませている。
サッカーを本格的に見始めたのは、Jリーグ発足の頃。20年近く日本代表を見てきたが、歴代のキャプテンでは、個人的に長谷部が一番好きである。自身決して派手さはなく、またメンバーをいたずらに鼓舞するというわけでもない。いかにも日本人的なサーバントなリーダーシップ。堅実な人柄とプレイスタイルは、ブンデスリーガにもピッタリはまっていると思う。
その長谷部の本。爆発的に売れている。売れる理由は読めば分かる。非常に充実した内容である。
キーワードは「心」。「心を強くする」とか、「磨く」というのとは少し違う。「心を調整する」、「調律する」といった感覚を大切にしているという。そこから本書のタイトルは『心を整える』。そのためのノウハウや習慣を紹介している。他、読書やタイムマネジメントのことなど、それも昨年のW杯や今年1月のアジア杯の裏話などと一緒に述べられており、余計に興味をそそられる。
印税は全額、東日本大震災支援のために寄付するという。
弱冠27歳、この聡明さと成熟ぶりはどうだ。イチローがソクラテスなら、長谷部は親鸞である。
中学1年の長男にも読ませている。