週末、大阪産業創造館で「渋沢栄一の『論語と算盤』で未来を拓く」と題したセミナーを聴講する。講師は渋澤健氏。渋沢栄一の孫の孫にあたる方である。
健氏は、東京で『論語と算盤』をテーマとしたビジネスマンの塾を立ち上げ、友人のHさんが受講している。非常に内容が良いらしく、「次開講の時に東京へ受けにきたら?」と誘ってくれたのだが、さすがに毎回東京へ通うのは難しいので遠慮していたら、今回たまたま渋沢氏の本セミナーが開催されるということで申し込んだ。
会場は250人の満員(他100人のキャンセル待ちが出てたそう)。
中身は、『論語と算盤』や渋沢翁の残した語録から、自身の解釈を加えて紹介したり、渋沢栄一の直系だからこそ語れる秘話で場内の笑いを誘ったり、中身は期待どおりの素晴らしいものであった。
詳しいレジュメも添えてあったが、色々とメモを取る。
中でも印象に残ったのは、「常識とはいかなるものか」という話。『論語と算盤』では、「『智』、『情』、『意』の三者が権衡を保ち平等に発達したものが完全の常識だと考える」と述べられている。ジェームズ・コリンズも名著『ビジョナリー・カンパニー』で、「永続的に発展する企業は、『エンジン』、『情熱』、『意志』を持っている」と述べている。映画『オズの魔法使い』でも、主人公ドロシーは、脳みそ(知恵)がないことでバカにされているかかし、ブリキでできているため心臓(ハート・愛)がない木こり、臆病で勇気(意志)がほしいライオンとともに、それぞれと助け合いながら困難を乗り越えていく、というストーリーになっている。つまるところ「時代や洋の東西を問わず、成功するためには、『智』、『情』、『意』の三つ揃っていることが大切なのです」。
最後は、論語の有名な文章、「子曰、知之者不如好之者、好之者不如楽之者」で締める。
久々に“当たり”の講演会であった。
健氏は、東京で『論語と算盤』をテーマとしたビジネスマンの塾を立ち上げ、友人のHさんが受講している。非常に内容が良いらしく、「次開講の時に東京へ受けにきたら?」と誘ってくれたのだが、さすがに毎回東京へ通うのは難しいので遠慮していたら、今回たまたま渋沢氏の本セミナーが開催されるということで申し込んだ。
会場は250人の満員(他100人のキャンセル待ちが出てたそう)。
中身は、『論語と算盤』や渋沢翁の残した語録から、自身の解釈を加えて紹介したり、渋沢栄一の直系だからこそ語れる秘話で場内の笑いを誘ったり、中身は期待どおりの素晴らしいものであった。
詳しいレジュメも添えてあったが、色々とメモを取る。
中でも印象に残ったのは、「常識とはいかなるものか」という話。『論語と算盤』では、「『智』、『情』、『意』の三者が権衡を保ち平等に発達したものが完全の常識だと考える」と述べられている。ジェームズ・コリンズも名著『ビジョナリー・カンパニー』で、「永続的に発展する企業は、『エンジン』、『情熱』、『意志』を持っている」と述べている。映画『オズの魔法使い』でも、主人公ドロシーは、脳みそ(知恵)がないことでバカにされているかかし、ブリキでできているため心臓(ハート・愛)がない木こり、臆病で勇気(意志)がほしいライオンとともに、それぞれと助け合いながら困難を乗り越えていく、というストーリーになっている。つまるところ「時代や洋の東西を問わず、成功するためには、『智』、『情』、『意』の三つ揃っていることが大切なのです」。
最後は、論語の有名な文章、「子曰、知之者不如好之者、好之者不如楽之者」で締める。
久々に“当たり”の講演会であった。