ほっぷ すてっぷ

精神保健福祉士、元新聞記者。福祉仕事と育児で「兼業」中。名古屋在住の転勤族。

何度目かの京都、奈良 2日目

2016-06-07 02:50:10 | Private・雑感
2日目はまず東本願寺へ。たぶん私が行ったことがないから、という理由で。京都国立博物館が展示改装のためほとんど休館、というのも理由。

・東本願寺
京都駅近くの一等地に広い四角い境内。親鸞が開いた浄土真宗の拠点。世界最大の木造建築らしい、仏殿が2つあり、ひとつは親鸞像を、ひとつは金箔を張り巡らせた空間の中に阿弥陀如来像がある。
阿弥陀如来は立っていて、片足が少し踏み出している。これは、阿弥陀さんが自ら、「あなたのそばへ参りますよ」という姿勢を表しているのだとか。阿弥陀如来の周りには花やら、鳥を描いた襖やらがあり、壁天井柱には金箔。経典に書かれた「浄土」を表しているんだって。そこは光り輝く場所だから金箔。

・西本願寺
ところで、東本願寺があれば西本願寺もある。東本願寺が浄土真宗大谷派、西本願寺が浄土真宗本願寺派。違いをよく知らなかったので、西本願寺にもこの後行ってみた。
境内の建物配置、デザイン、阿弥陀如来像に親鸞像まで一緒。違うのは、東本願寺が4度の大火ゆえに建屋が明治再建であるのに対し、西本願寺は燃えてないから江戸初期、400年前の建物だということ。その分裂の由来は、信長との戦いの頃にある。

真宗トップが顕如上人の時代、信長の弾圧にあい、当時拠点だった大阪で信長に白旗を揚げたのが顕如。それに反発してなお籠城して戦ったのが顕如の息子・教如、らしい。顕如側は秀吉に京都の土地を与えられ、西本願寺をつくり、教如は徳川家康に土地をもらって東本願寺をつくった。
つまり、教義の違いはないので同じデザインのものな並んでいる。
親鸞そのものを仏像にして祀るのには抵抗があるが、「修行を積めばあのように仏になれる」ということなのだろうか。全く同じ経典を元にした両者だが、どちらかは確か世襲で座主が決まっている。そういうところが仏教の世俗的で、ある意味微笑ましいところのように思える。

・東大寺
奈良の大仏さんは毘盧遮那仏。これまでに見に行った記憶がなくて目的地にしたのだが、自分のブログを検索したら、過去行ってました。
聖武天皇が仏教の中でも華厳思想に心酔して取り組んだ大仏事業。東大寺ミュージアムあった千手観音も素晴らしかった。周りには、藤原氏の氏寺である興福寺、その氏神を祀った春日大社。
京都から奈良に行って感じたのは、京都は仏教思想の拠点、研究拠点として今も生きている感じだが、奈良は仏教美術の拠点ではあるけど思想的な拠点ではない、美術館のような雰囲気だ。公園には鹿だし。
それはきっと、東大寺の思想の元となった華厳宗がはやらなかった、深まらなかったということなんだと思う。では華厳宗とはどんなものか。本をちらっと読んだが、「万物に仏が宿る」みたいな、わかるようなわからないようなものでした。

この日は奈良公園脇にある大仏館に宿泊。

何度目かの京都・奈良、1日目

2016-06-07 02:23:20 | Private・雑感
伊勢に来てから初めての旅の目的地に、京都、奈良を選びました。急なにできた三連休を利用して。家族が4人になって初めての旅。とりあえず、じゃらんで「和室」を検索して、部屋にトイレのある高くない宿を2日前に予約して行きました。大津で知り合いファミリーとランチした後、京都へ。

・東寺
空海が作り上げた真言宗の拠点、東寺。最近、梅原猛が洛南中学校(東寺と隣接して建つ仏教系私立学校)生徒向けに行った宗教の授業の本を読んでいたこともあって、その中で取り上げられていた東寺を訪れました。
もともと官寺で、平安京を作った時に町の一部として天皇が東寺と西寺を建てた。そして、真言密教を習って中国から帰ってきた空海に任せた。

修行をしていくと、いろんな仏の段階を経ていくことになっている。声聞とか、天とか、明王とか、菩薩とか。その頂点、目指すところが真言宗の場合は大日如来。空海が理想とした、大日如来を中心に菩薩や明王たちが取り囲む国宝ばかりの仏像群を見ました。本物!という迫力はさすがに凄い。これらは講堂にある。
金堂には薬師如来。慈悲深い表情。美しかった。



この日はルビノ京都堀川というホテルに泊まり、バスで出かけた飲み屋で夕飯。