「(本日は)“特筆事項ナシ”という夏休み状態。ただし、この静けさがこの先の安穏を意味するものではない」とは、昨日の住友金属鉱山の市況メールに書いた言葉だが、以前から米住宅関連データの結果と金価格について指摘してきたが、果たして事態の進展のピッチは速い。
既に報じられているように日本時間の昨夜11時に発表された7月の米中古住宅販売件数は、悪化を読んだ市場の上を行く低迷ぶりだった。
前月比で27.2%減少の年率383万戸。(金融環境が悪かった)前年同月との比較でも25.5%の減少となった。一戸建て住宅だけを見ても337万戸で前月比27.1%の減少で1995年5月以来15年ぶりの低水準となった。4月に終了した政府の住宅購入支援措置(新規取得者に対する減税)が需要を先食いしていた反動に加え、過剰な住宅供給、高失業率と返済遅延の増加などが重なる形で販売不振につながっている。この環境は8月以降も変化はなく、こうした低空飛行が続きそうだ。
販売件数が減れば在庫比率は上がるのだが、前月の8.9ヵ月から7月は12.5ヵ月となった。一戸建ては11.9ヵ月で1983年以来の高水準とのこと。米国政府は、返済遅延から差し押さえが急増するのを押えるための個人向けの住宅ローン支援策を実施中だが、そのプログラム実施対象者の半数が、救済されないまま離脱しているというニュースがあった(8月23日日経)。今年7月末までに約131万人が対象者としてスタートしたものの、書類の不備や条件を緩和してもなお返済遅延が解消されず離脱した数が全体の約48%とされる。これ個人救済と同時に地域金融機関の支援でもある。結局、差し押さえ予備軍の救済漏れがそのまま中古物件の供給にもつながっている。
このニュースに株価も急落したが、投資家心理の悪化は消費者心理の悪化につながるといえる。米国では景気の2番底を指摘する声も高まりそうだ。それにともないFRBは更なる追加緩和策に乗り込まざるを得なくなるだろう。言うまでもなく、その動きがドル建て金価格を押し上げる。
8月24日のNY市場の金価格は、ここにきて再燃の兆しのある欧州の財政危機への懸念を映し日米両国の国債を安全資産として買い進む動きが目立った。同時に為替市場ではドル円相場が1995年以来となる83円台まで売り込まれていた。この過程で金市場では益出しの売りが目立ち、1211.70ドルと4週間ぶりの安値に沈んでいた。ところが金は件(くだん)の中古住宅販売の悪化が伝えられた直後から一転して買い(内容はショート・カバー)のラッシュに。価格は一気に1237.50ドルとこの日の高値に。その後は売りに押されて1233.40ドルで通常の取引を終了。本日は日本時間の夜には第2段、7月の新築住宅販売が発表される。他にも米耐久財受注やドイツでの企業の景況感指数などもある。やはり俄かに騒がしくなってきた。
処暑を過ぎてなお猛々しい太陽。。。そういえば太陽黒点の話もあった。。
既に報じられているように日本時間の昨夜11時に発表された7月の米中古住宅販売件数は、悪化を読んだ市場の上を行く低迷ぶりだった。
前月比で27.2%減少の年率383万戸。(金融環境が悪かった)前年同月との比較でも25.5%の減少となった。一戸建て住宅だけを見ても337万戸で前月比27.1%の減少で1995年5月以来15年ぶりの低水準となった。4月に終了した政府の住宅購入支援措置(新規取得者に対する減税)が需要を先食いしていた反動に加え、過剰な住宅供給、高失業率と返済遅延の増加などが重なる形で販売不振につながっている。この環境は8月以降も変化はなく、こうした低空飛行が続きそうだ。
販売件数が減れば在庫比率は上がるのだが、前月の8.9ヵ月から7月は12.5ヵ月となった。一戸建ては11.9ヵ月で1983年以来の高水準とのこと。米国政府は、返済遅延から差し押さえが急増するのを押えるための個人向けの住宅ローン支援策を実施中だが、そのプログラム実施対象者の半数が、救済されないまま離脱しているというニュースがあった(8月23日日経)。今年7月末までに約131万人が対象者としてスタートしたものの、書類の不備や条件を緩和してもなお返済遅延が解消されず離脱した数が全体の約48%とされる。これ個人救済と同時に地域金融機関の支援でもある。結局、差し押さえ予備軍の救済漏れがそのまま中古物件の供給にもつながっている。
このニュースに株価も急落したが、投資家心理の悪化は消費者心理の悪化につながるといえる。米国では景気の2番底を指摘する声も高まりそうだ。それにともないFRBは更なる追加緩和策に乗り込まざるを得なくなるだろう。言うまでもなく、その動きがドル建て金価格を押し上げる。
8月24日のNY市場の金価格は、ここにきて再燃の兆しのある欧州の財政危機への懸念を映し日米両国の国債を安全資産として買い進む動きが目立った。同時に為替市場ではドル円相場が1995年以来となる83円台まで売り込まれていた。この過程で金市場では益出しの売りが目立ち、1211.70ドルと4週間ぶりの安値に沈んでいた。ところが金は件(くだん)の中古住宅販売の悪化が伝えられた直後から一転して買い(内容はショート・カバー)のラッシュに。価格は一気に1237.50ドルとこの日の高値に。その後は売りに押されて1233.40ドルで通常の取引を終了。本日は日本時間の夜には第2段、7月の新築住宅販売が発表される。他にも米耐久財受注やドイツでの企業の景況感指数などもある。やはり俄かに騒がしくなってきた。
処暑を過ぎてなお猛々しい太陽。。。そういえば太陽黒点の話もあった。。
ギリシャでデフォルトの臭いがしただけでユーロは100円くらいになりますか。
金融界はしばらくは真夏がつづきそうですね。
ゴールドに関係ないコメントで御免なさい。
和田との投げ合いは見ごたえ十分だ。
NHKのアナも解説者の大島も金子の圧巻の投球を絶賛しまくりだ!
まあ、完全試合は無理でも9連勝と7度目の連続完封は期待できそうだ?
今度のWBCでの日本の期待の投手!
2 その上、中小企業の場合は会社債務に必ず経営陣は個人で連帯保証を強いられる。
反対に経営陣の個人債務に会社が連帯保証したら横領・背任の問題(当たり前。逆は必ずしも真ならず?)
米国はロ~ン組ん出ても物件を捨てれば(返せば)
チャラになるらし~からね!!
1266ドルを超えたら一気に1300ドル超えも有り得る!
2 ドル円もこわごわ売ってる連中が政府、日銀の対応で一旦は買い戻すだろう?
90円くらいまでは戻りそうだ?
白川さんは米国でベンなどと協調介入を協議か?協調介入は無理でも黙認くらいは取り付けるだろう?
3 来月の雇用統計が予想どおりの悪い内容ならNY金は青天井の展開になっていきそうだ?
雇用統計が持ち直しても過剰流動性が維持される限りは買われる方向であることは間違いない。
要するに深い知識や理解とはほど遠い男だ。
そのとおり。
答えられないならコメント欄はいらないよ。
お前が良いコメントを自分の勉強や情報源にしてるだけなんだろう?
俺はそう思うね。
コメントは無視しましょう。先生の昨年9月の金価格の予想、今の円高の予測には感心しています。生半端の知識や理解では、けっして出来ない事です。これからも、期待して楽しみにしています。
文章は「人柄をあらわす」といいますが、(ささやか)さんは、思いやりのあるやさしい人でしすね。コメントいつも拝見しています。