亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

パワースポット入り・・・・といっても金の話にあらず

2012年05月19日 22時29分07秒 | 金市場
さて1週間を終え結局週足は陽線で下髭の長い足となった。NY金の話。10ヵ月ぶりの安値を付けたのが16日水曜日。そこから17、18と買戻され前週末比でもプラスに。ただし18日は前日の上昇の余勢を駆ってという趣の強い展開に見えた。日本時間の本日早朝に発表されたCFTCのデータでは、やはりロングは減りショートが増えファンドのネットの買い越し量は355トンに減少。これは2008年12月以来の低水準。当時はリーマン・ショックの後の国際金融の現場が流動性危機に見舞われカネの流れが凍りつくような状態となり、ファンドがほぼ強制的に買い玉の手仕舞いに向かわざるを得ないという環境だった。そういった点で、今回の状況よりもはるかに厳しい環境だった。「換金売りで金も下げ」と言われるのだが、実際には現物の売りよりもNYコメックスでの集中的な手仕舞い売りが下げを主導していた。本日の午後は名古屋にてセミナーだったが、その関係で今朝改めて調べたのだが、10月8日のザラバ高値936.3ドルから、わずか10営業日目の10月24日のザラバ安値681ドルまでの振幅250ドル超の下げの中で、ETFの残高は約16トン減ったのみだった。つまり、この時ももっぱらNYコメックスの一人芝居だった。その後、欧米富裕層や機関投資家の金に対する関心が一気に高まり、ETFの残高は急激に膨らんでいった。ジョン・ポールソンもその当事者の一人だったというわけ。そのETF、最大銘柄のスパイダー(SPDR)は、この2日間で6トン強残高を増やしている。

名古屋での講演会終了後、少し名古屋駅で時間を過ごした後で桑名へ。今年で3年目となる「蛤」を食す有志の会(ハハハ)に。時間の関係で最後に一人中座し、和歌山新宮行きの(自分の感覚では)夜行列車で現在移動中。3ヵ月ぶりの南紀。パワースポット熊野入りです。全国いたるところがパワースポット宣言しておりますが、那智熊野は平安時代から認知されたスポットだす。

その手はくわな(桑名)の焼き蛤


コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 材料が共鳴しショートカバー... | トップ | ギリシャの比ではない »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
桑名さんや!業務連絡 (K)
2012-05-21 23:40:40
元気そうで何よりです。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

金市場」カテゴリの最新記事