一般紙までもがニュースとして扱っているが、昨夜のNYダウはついに昨年11月20日の安値を下回り2002年10月9日以来の安値となった。このところ当方もどうなるものかと、NYダウを眺めてきた。その経過をセミナーなどで取り上げてきた。投資家の足元の心理状態を映しだす鏡のような存在がNY株式市場であり、オバマ政権の対応策への市場の評価とも言えるものだからだ。それが確たる金融イベントが発生したわけではないにも関わらず、静かに下値を割った意味は大きいのではないか。
昨年11月の時は、ポールソン前財務長官が本来は不良資産の買い取りのためにと議会を説得して確保した(例の)7000億ドルの金融安定化基金を、(検討したが実行が難しいため)買い取りには使わないと宣言したことから、簿外の不良資産を多数抱えていると見られていたシティ株が急落し、破綻しかけたことでダウ・インデックス(NYダウ)も急落、安値を更新することになった。
この安値に慌てた米国財務省は、急遽FDIC(連邦預金保険公社)を前面に立てる形でシティの保有する不良資産から生まれる将来損失を補てんすると発表。シティを潰さないと実質的に宣言したことから、シティからの資金流失(破綻)は防がれた。しかし、シティの簿外の資産は闇の中に放置された。その後精査されている可能性はあるが・・・。
シティ株は、その時の安値を昨夜下回り2.51ドルの上場来安値更新となった。サウジのアルワリード王子やいくつかの政府系ファンドの資金も水浸し状態。
ドイツ政府による国有化がほぼ決まり、発表待ち状態の独不動産金融大手ヒポ・レアルエステートの事例が、金融株保有の欧米投資家心理を冷やしている。
そして、金価格をさらに刺激する。
昨年11月の時は、ポールソン前財務長官が本来は不良資産の買い取りのためにと議会を説得して確保した(例の)7000億ドルの金融安定化基金を、(検討したが実行が難しいため)買い取りには使わないと宣言したことから、簿外の不良資産を多数抱えていると見られていたシティ株が急落し、破綻しかけたことでダウ・インデックス(NYダウ)も急落、安値を更新することになった。
この安値に慌てた米国財務省は、急遽FDIC(連邦預金保険公社)を前面に立てる形でシティの保有する不良資産から生まれる将来損失を補てんすると発表。シティを潰さないと実質的に宣言したことから、シティからの資金流失(破綻)は防がれた。しかし、シティの簿外の資産は闇の中に放置された。その後精査されている可能性はあるが・・・。
シティ株は、その時の安値を昨夜下回り2.51ドルの上場来安値更新となった。サウジのアルワリード王子やいくつかの政府系ファンドの資金も水浸し状態。
ドイツ政府による国有化がほぼ決まり、発表待ち状態の独不動産金融大手ヒポ・レアルエステートの事例が、金融株保有の欧米投資家心理を冷やしている。
そして、金価格をさらに刺激する。
これを言ったRick SantelliというCNBCのレポーターはCMEの名物レポーターですが、ここまでとは。。。
http://www.cnbc.com/id/29283701
正直半分くらいしか理解できないのですが、要は、なんで俺たちが隣の家のローンまで負担するんだ、モラルハザードはどうなったんだ!と言ってピットからの大喝采ですよね。
でも何でもかんでも市場原理に任せると、衝撃でみんな死んでしまうかもしれないのですけどね。
CitiもAIGもBofAもつぶしてしまえばいい