昨年の11月(22日)ここにも書いたのだが、西オーストラリアの街パースにある造幣局「パース・ミント」が金貨の受注を2009年1月まで見合わせると発表をしたことがあった。ここは日本でも販売されているカンガルー金貨(以前は「ナゲット金貨」)の鋳造で知られ、欧米でも有名なところでもある。投資用の金貨や小口の地金の販売が米国やヨーロッパで目立ち始めたのが昨年の8月後半のころだった。まずUSミント(米国造幣局)の発行する24金(注:22金の誤記)のイーグル金貨が売れ行きが急増し、在庫がなくなるということがあり注目を集めた。米国以外でもヨーロッパで金貨の販売が目立ち始めたのが9月以降のこと。ウィーン金貨で知られるオーストリア造幣局が3交代制24時間操業が伝えられたのは、昨年10月のことだった。
そして、11月のパース・ミントの異例の発表。内容は24時間3交代制で週7日操業で注文に応じてきたものの、応じきることができず、やむなく2009年1月まで受注をストップするというものだった。同ミントのマーケティング部長の話として伝えられたのは、注文の中心はヨーロッパからのもの。そこに「ロシア、ウクライナ、中東そして米国」も加わっているというものだった。「それで80%を占める」と語っていた。
実際に当時発表された2008年7-9月期のデータでは、ヨーロッパでの金の投資需要が前年同期には2.3トンだったものが51トンに急増していたのである。このデータについては、その直後に出演機会のあった日経CNBCテレビの番組で取り上げたのだが、問題はその後の情勢だった。引き続きウォッチしていて、スイスや英国でも金貨や小口の地金の販売好調が伝えられており、実はデータの発表を心待ちにしていた。
それでロンドン時間の2月18日正午にワールド・ゴールド・カウンシルの需要統計が発表されたので、真っ先にヨーロッパの項目を見た。関心事項はひとつ。ヨーロッパの投資需要が7-9月期の51トンから、どこまで増えているのかと。結果は、113.7トンというものだった。ちなみに前年同期は9トンだった。
ここで当方の記憶にしっかり留めていた11月のパース・ミントの話が、裏付けられた。
そのとおり大袈裟ではなかったと。頭にあるその他の情報からは、ヨーロッパのみならず新興国の富裕層の資金も今、金市場に向かっていると見ている。
本日は大阪にて金の研修会をやっております。
そして、11月のパース・ミントの異例の発表。内容は24時間3交代制で週7日操業で注文に応じてきたものの、応じきることができず、やむなく2009年1月まで受注をストップするというものだった。同ミントのマーケティング部長の話として伝えられたのは、注文の中心はヨーロッパからのもの。そこに「ロシア、ウクライナ、中東そして米国」も加わっているというものだった。「それで80%を占める」と語っていた。
実際に当時発表された2008年7-9月期のデータでは、ヨーロッパでの金の投資需要が前年同期には2.3トンだったものが51トンに急増していたのである。このデータについては、その直後に出演機会のあった日経CNBCテレビの番組で取り上げたのだが、問題はその後の情勢だった。引き続きウォッチしていて、スイスや英国でも金貨や小口の地金の販売好調が伝えられており、実はデータの発表を心待ちにしていた。
それでロンドン時間の2月18日正午にワールド・ゴールド・カウンシルの需要統計が発表されたので、真っ先にヨーロッパの項目を見た。関心事項はひとつ。ヨーロッパの投資需要が7-9月期の51トンから、どこまで増えているのかと。結果は、113.7トンというものだった。ちなみに前年同期は9トンだった。
ここで当方の記憶にしっかり留めていた11月のパース・ミントの話が、裏付けられた。
そのとおり大袈裟ではなかったと。頭にあるその他の情報からは、ヨーロッパのみならず新興国の富裕層の資金も今、金市場に向かっていると見ている。
本日は大阪にて金の研修会をやっております。
1オンスで$1090
100gで$3435
10gで$385
5gで$219
ですね。いずれも今日の落札です
金ショップでも
イーグル、クルーガー、メイプルいずれも1オンス$1040(最低10oz)
Johnson Mattheyの1kgバーで$32063
まだプレミアついてますよね。
日本の現物はプレミアないだけ安いですよね。
初めて買った金貨南アクルーガーランドは人種差別への制裁で売買停止でプレミアム無し価格でしか買い取ってもらえなくなり、パンダ人気と毎年パンダの図柄が変わるので希少性もあるといわれ買った中国パンダ金貨は人気が薄れ売買停止(貴金属店では地金相当でしか買い取らない)、イーグルも22Kが嫌気され売買停止、豪州コアラ金貨もナゲット金貨もコアラが飽きられたからか売買停止。今はカナダメープル金貨とオーストリアウイーン金貨のみが日本ではプレミアム付きで売買される金貨。東欧経済悪化が波及とかモーツアルトやウイーン管弦楽団人気離散で観光客減とかでウイーン金貨も売買停止になるかと心配。地金相当では売れますが。そこで慶長小判(金18g)の復刻版を日本政府に出してもらいたい。約5万円で手頃ですし。
世界の’気運’を感じ取るのがいいですね。
今の状況は300円の調整入れる確率とグラム4000円になる確率はさほど変らないと思います。
この状況では買えるときに買っておくのが正解のような気がします。(私はそうしています。)株よりはるかに安全です。但し、投資は自己責任で。