
さてFOMCだが、大方の見通しどおり金利水準は据え置きのまま、インフレ警戒モードは緩めずということになりそうだ。先週発表された米9月の消費者物価は(変動の大きい食品とエネルギーを除いた)コア指数で+2.9%(前年同月比)と米連銀が許容範囲としているとされる+2%を大きく越えていた。ただし総合指数は記録的なガソリン価格の下げで前月比で下げていたこともあり、このまま状態が落ち着くのを待つというスタンスか。ポイントは、FRBは常に景気動向および市場を監視しておりインフレを警戒しつつも、景気に変調の兆しがあれば利下げだって選択肢になっている。つまりどういう状況にも臨機応変に対応できるんだと。だから信頼して日々の業務、生活に勤(いそ)しみなさいということだろう。結局いまの状況は個別には問題点は多々あるが、さりとて火急の課題というわけでもなく、国際間で支えあってそれぞれが居心地のいい均衡の中にあるということ。グローバル化のプラス面をフルに生かした多国籍企業(いわゆる優良株)は、多国籍ゆえに業績を伸ばし株価も上昇し、名のある企業の株価の上昇が安心感を醸成するという流れが足元にある。
米国の赤字問題も、自らがドルを刷りまくってばら撒いた結果ともいえるが、受け取った方は(経常黒字国)外貨準備を目減りさせるドル安は望むわけはなく、ドル安の可能性があると買い支える(結果、さらに外貨準備が増える)。買い支えるから資金は米国に回る。米国は赤字の埋め合わせができる。米国だけが突出した赤字を出しても世界経済は問題なく回っているこの状況をモハメド・アリフ・マレーシア経済研究所所長は「安定的な不均衡」と表現されていた。危うい均衡だが、持ちつ持たれつ居心地がいいなら、これでいいではないかという状況が、米国のそして世界経済の安定をもたらしている。金価格がレンジに留まっている環境でもある。いつまで効き目があるのか、誰にもわからない。わからないけれど、効き目が切れた時のことを長期運用者は考える。だから分散投資を進めねばと思う。長期運用者とは年金基金。また超がつく富裕層。
本日の東京は、お昼前からまるで台風一過のような晴天。写真は昨日、機内から撮った夕焼け。おもしろい雲が出ていた。
米国の赤字問題も、自らがドルを刷りまくってばら撒いた結果ともいえるが、受け取った方は(経常黒字国)外貨準備を目減りさせるドル安は望むわけはなく、ドル安の可能性があると買い支える(結果、さらに外貨準備が増える)。買い支えるから資金は米国に回る。米国は赤字の埋め合わせができる。米国だけが突出した赤字を出しても世界経済は問題なく回っているこの状況をモハメド・アリフ・マレーシア経済研究所所長は「安定的な不均衡」と表現されていた。危うい均衡だが、持ちつ持たれつ居心地がいいなら、これでいいではないかという状況が、米国のそして世界経済の安定をもたらしている。金価格がレンジに留まっている環境でもある。いつまで効き目があるのか、誰にもわからない。わからないけれど、効き目が切れた時のことを長期運用者は考える。だから分散投資を進めねばと思う。長期運用者とは年金基金。また超がつく富裕層。
本日の東京は、お昼前からまるで台風一過のような晴天。写真は昨日、機内から撮った夕焼け。おもしろい雲が出ていた。
お金持ちって大変なんだなーと思いました。
最近、証券会社の商品市況のセミナーがないので待ちどおしいナ、と思っていたら証券では商品先物を運用商品にするようですね(昨日の日経)講師のお兄さんはきっと忙しいのだ。「ゴールドに売りはない!」と強気の方だった…
金融業界は長期運用者に昨年はオルタナティブを売り、今年は商品先物のキャンペーンをはるんでしょうか?
先月、週間「エコノミスト」誌にTOCOM理事長のインタビュー記事が載ってました。めずらしいな、と思って眺めていたのですが、こーゆー流れなんですねえ。
しっかりお財布の守りを固めなくては、と思います。
追いはぎ、ハゲタカ、なんでもアリの投資時代です。
行動パターンが同じですな・・・