連休明け5月29日のNY市場の金価格は大幅反落となった。中国が景気サポートに向け積極的に動き出すとの見方や週末に行われたギリシャの世論調査で緊縮財政推進派の支持率が上昇していることが判明したこともあり、ユーロが安定する中で金もNYの取引開始から昼前までは1570~1580ドルの水準で推移金も前週末の戻り基調を維持して推移。
ところが昼前にイーガン・ジョーンズという米国の格付け会社がスペイン国債を「BBマイナス」から「B」に格下げを発表したことをきっかけにユーロが急落。対ドルで節目を下切り1.24ドル台半ばと2010年7月以来の水準まで売られることに。それに追随する形で金市場では俄かに売りが集中し急落状態となったもの。
ほとんど過去に名前を聞いたことのないイーガン・ジョーンズという格付け会社。小規模ながら投資に際しての判断情報というかたちで独自色の強い情報を提供して利用者から手数料を得ている格付け会社のようだ。同社としてはスペイン国債の格下げは、これで今月に入り3度目とのこと。つまりここまで話題にも上っていなかった。すでに「ジャンク債(投機的等級で投資不適格)」の等級を更に引き下ると発表したもの。
足元の金融市場は、ギリシャ情勢に加え懸念が日増しに高まっているスペインの情報に敏感になっていることが、こうした反応につながったと見られる。ちなみに大手格付け会社S&P、ムーディーズ・インベスターズ、フィッチ・レーティングスなどのスペイン国債の格付けは、「投資適格」となっている。小回りの利く独自色の強い格付け会社の判断に、市場は先行きの展開を重ねたということだろう。つまり大手の格付け会社も早晩切り下げに至るほど、事態は急速に悪化していることを市場は感じ取り「リスク-オフ」モードが高まっている。
昨夜の金市場は、ユーロドル相場の水準にそったファンドの売買プログラムが組まれており、それが集中的にヒットしたものと思われる。同じ構図が足元でも進行中。
ところが昼前にイーガン・ジョーンズという米国の格付け会社がスペイン国債を「BBマイナス」から「B」に格下げを発表したことをきっかけにユーロが急落。対ドルで節目を下切り1.24ドル台半ばと2010年7月以来の水準まで売られることに。それに追随する形で金市場では俄かに売りが集中し急落状態となったもの。
ほとんど過去に名前を聞いたことのないイーガン・ジョーンズという格付け会社。小規模ながら投資に際しての判断情報というかたちで独自色の強い情報を提供して利用者から手数料を得ている格付け会社のようだ。同社としてはスペイン国債の格下げは、これで今月に入り3度目とのこと。つまりここまで話題にも上っていなかった。すでに「ジャンク債(投機的等級で投資不適格)」の等級を更に引き下ると発表したもの。
足元の金融市場は、ギリシャ情勢に加え懸念が日増しに高まっているスペインの情報に敏感になっていることが、こうした反応につながったと見られる。ちなみに大手格付け会社S&P、ムーディーズ・インベスターズ、フィッチ・レーティングスなどのスペイン国債の格付けは、「投資適格」となっている。小回りの利く独自色の強い格付け会社の判断に、市場は先行きの展開を重ねたということだろう。つまり大手の格付け会社も早晩切り下げに至るほど、事態は急速に悪化していることを市場は感じ取り「リスク-オフ」モードが高まっている。
昨夜の金市場は、ユーロドル相場の水準にそったファンドの売買プログラムが組まれており、それが集中的にヒットしたものと思われる。同じ構図が足元でも進行中。
(当たるかどうかはわかりません)
暴落の時に買い玉をもっていないこと。
望むらくは、売り玉を持っていること。
お金は臆病だから逃げ足が速い。