goo blog サービス終了のお知らせ 

亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

動きがよくなった金鉱株

2009年05月22日 14時48分24秒 | 金市場
まず金価格。日本時間の昨夜11時頃のNYの午前早い時間帯にここに書いた時は、売り先行で930ドル台半ばまで押し戻されていたので、さすがに売り物が出る水準だけにスンナリとは行かぬか・・・と思って寝てしまった。今朝4時半にチェックした時には950ドル台に乗っていたので、よしよし乗せたかと。20日の昼間に「議事録にて量的緩和の追加策が検討されていることが判明したなら950突破がありそう」と話していたのでヤレヤレ。後はまず968ドルの引けが欲しい。NYコメックスの出来高、取組ともにやっと盛り上がってきたのは、固まっていたマネーがうごめき始めた証とみる。インドやトルコの一般消費者に売りを思いとどまらせるような相場の助走とも捉えられるが、950から上はいろいろありそう。カネ余りの矛先が原油その他に回っているが、さらに上を買うには需給上の説得材料に欠けるのではないか。その中で(量的緩和やドル安という)金融的側面の材料のある金は手掛けやすいという側面がある。ここにきて金鉱株の値動きが良くなってきているが、環境から考えて先行指標となるのではないかと思う。それは金融環境の正常化が進んでいる証でもあるが、出遅れ修正と先高期待の両面で資金流入が見られているのだろう。いまの金市場は湿った導火線がジワジワと燃えているイメージだ。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 話し合われていた量的拡大の追加 | トップ | ファンドの攻勢高まる金市場 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
今週の米債入札 (いつも拝見しております)
2009-05-23 23:51:54
短期市場ではマネーが余っているようです。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-38152820090522

ただ、先週後半の米債市場を見てみると微妙です。実は2週間ほど入札がなかったのですが、もっと戻るかと思っていたのですが、それほど戻らないばかりか押し戻されてしまいました。
その間株価は大引けにかけて売られる展開でした。
日本では3月安値が記憶に新しいと思いますが、いわゆるGPIFによる裁定取引によって株価が戻りました。つまり、高い債権を売って割安な株を買うリバランスという手法を使ったのですが、では現在はどうでしょうか?株高債券安です。
そんな訳で、この辺りが天井という見方もありますが、国債短期市場には潤沢なマネーが行き場を失っているようです。これは、ホットマネーなのでGPIFのような投資手法はとりません。今後の動きが気になります。
GM破綻であく抜けしてくれるといいのですけど・・・
返信する
今年(2009)下半期の金価格動向 (きつねうどん)
2009-05-24 07:06:49
はじめまして。いつも拝見させていただいております。

早速ですが、あるブログで「大手オプション」からの予測では
①6月にゴールド上昇(たぶん$1,000超え)のあと
②8月に調整($800付近まで下がる可能性あり)
③その後10月以降に再度上昇($1,200を目指すか?)

という予測がありましたが、亀井さんは今後どのようにみておられますか?
返信する
金メダルのゴールドファンド (ささやか)
2009-05-24 16:20:32
ド根性で新規に買った投資信託、一番成績ピカピカの金メダルはゴールドファンドです。
怖かったので、投資額も「ささやか」儲けも「ささやか」。でも結果オーライでうれしかったです。いつものように利益3分割して1/3で金ETF・バーチャル金貨1枚買いました。うれしい時は「お礼買い」。
26日に発表されるケースシラー住宅価格指数、それを見てからまたイロイロ考えます。
それにしても分散投資というか節約投資と言うか「ささやか投資家」のど根性はデフレ経済で更に小さくなりました。
返信する
後半の金価格 (K)
2009-05-26 16:04:31
私もブルです。されどここに箇条書きできるほど単純でもないですね。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

金市場」カテゴリの最新記事