亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

地に足が着いた相場展開

2012年09月18日 23時24分46秒 | 金市場
先週、当面の主要イベントを通過したので今週は比較的静か。

ECB、FRBと来て明日はBOJだが、あまり関係ないなぁ・・・。追加ナシすなわち見送りでドル円が再び77円台に・・・とかなるのか。大勢に影響なし。そういえば民主党の有志?で日銀に外債を買え・・とかの書簡?を送ったというのを先週見た気がするが、簡単にやらないでしょ。

17日の市場ではストの影響が長引き供給減少懸念からここまで上昇が目立ったプラチナが、政府が仲介していることもあり労使間交渉に進展が伝えられ前日比41ドル強の下落となった。またこの日は、午後の終盤に原油価格が急落状態となり、誤発注まで取り沙汰されるほどだったが、政府備蓄の放出見通しなどに大玉が動いたということか。上昇の大豆やトウモロコシなども下げが目立った。いずれにしてもQE3の発表に関連して、買い上げられた各種相場は、週明けの市場で利益確定の売りに押し戻された形だが、金価格はその中で水準を維持したといえる。1年前には1700ドルはモメンタムの中で単なる通過点ということになったが、今回は相応の商いをこなしており、地に足が着いた相場展開といえる。

ところで17日は、NY連銀の9月の製造業景況指数が発表された。この指数はゼロが景況の拡大と縮小の境目となる。結果はマイナス10.4と前月のマイナス5.9から更に悪化した。マイナス10.4は09年4月以来の低水準とされる。

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