他の媒体で欧米のデータも注目だが、今週は中国のデータにも注意とした。本日は5月の貿易統計。いまでは広く知られているのだろうが、中国の最大貿易相手は米国ではなくEU(欧州連合)。5月の結果は6ヵ月連続のプラスで前年同月比48.5%増。はっきりいって、前年同月で比べれば大概のデータがプラスとなる。なぜなら09年の上半期は3月にNYダウが7000ドルを割れていたように世界全体が深ぁ~~く沈んでいたのだから。一応、報道のコメントは「EUの影響今のところ表れず」ということだが、これ前月比で見ないとワカラン。探せばどこかに載ってるんだろうなぁ・・・そこまでは、イイか。
駐豪関連では明日は消費者物価指数。最近、賃上げのストが広がったり、また政府も給与上昇を目指そうなどということになってきているので、早晩さらに物価は上がっていくのだろう。不動産価格は抑えたいということで、抑制的な政策を打ってるわけだが、不動産投資に回っていた資金が金購入に回っているという話があったので、それでこの辺りの動向には注意を払っている。
ベージュ・ブック。いわゆる地区連銀経済報告だが表紙の色からこう呼ばれる。12地区全体で経済活動が改善と。この報告書では商業用不動産に対する表現がどうなっているのかに注目しているが、今回は全体的に低迷。バーナンキ証言や各地区連銀総裁の講演などでも、この分野は未だ要注意みたいな捉え方が多い。もちろん決して悲観的な表現は皆さん使わないのだが。まぁ、良くないでしょ。
今日は1日中、なかに籠ってルーティーンの書き物をしたり、レポートを書いたりしていたのでおまり多くのニュースをチエックすることができなかったが、目にしたなかでアメリカの「ホームエクィティ・ローン」に関するものがあった。住宅を担保にして値上がり分を現金にして引き出す・・・・・といっても借金だが、引き出して消費に回すということがブームになっており、そうした行為をキャッシュ・アウトと呼んでいた。住宅価格が急落とバランスシート調整のなかで、どうなったかと気にはなっていたのだが、ニュースにもならず、当方もとりたてて調べることもなくという状態だった。まぁ、失業率が上がっているし800万人からの雇用が失われたという状況のなかで、こちらも良かろうはずはなかろう・・・と思ってはいた。
・・・で今日目にしたのは、格付け会社フィッチ・レーティングスによると、「米銀大手のバンク・オブ・アメリカ(BOA)とJPモルガン・チェースなど、株式を公開する米銀20行は今年、ホームエクイティローンでの貸倒償却が最大409億ドル(約3兆7400億円)に膨らむ可能性がある」というものだった。「2011年末までの2年間では最大で合計767億ドル(約7兆円)を償却する可能性」としていた。やはり、そう簡単には片付いてはいないということ。報道に載っていないだけ。 大手はディーリングでの稼ぎも大きいので何とかするのだろうが、地銀は苦しかろう。
駐豪関連では明日は消費者物価指数。最近、賃上げのストが広がったり、また政府も給与上昇を目指そうなどということになってきているので、早晩さらに物価は上がっていくのだろう。不動産価格は抑えたいということで、抑制的な政策を打ってるわけだが、不動産投資に回っていた資金が金購入に回っているという話があったので、それでこの辺りの動向には注意を払っている。
ベージュ・ブック。いわゆる地区連銀経済報告だが表紙の色からこう呼ばれる。12地区全体で経済活動が改善と。この報告書では商業用不動産に対する表現がどうなっているのかに注目しているが、今回は全体的に低迷。バーナンキ証言や各地区連銀総裁の講演などでも、この分野は未だ要注意みたいな捉え方が多い。もちろん決して悲観的な表現は皆さん使わないのだが。まぁ、良くないでしょ。
今日は1日中、なかに籠ってルーティーンの書き物をしたり、レポートを書いたりしていたのでおまり多くのニュースをチエックすることができなかったが、目にしたなかでアメリカの「ホームエクィティ・ローン」に関するものがあった。住宅を担保にして値上がり分を現金にして引き出す・・・・・といっても借金だが、引き出して消費に回すということがブームになっており、そうした行為をキャッシュ・アウトと呼んでいた。住宅価格が急落とバランスシート調整のなかで、どうなったかと気にはなっていたのだが、ニュースにもならず、当方もとりたてて調べることもなくという状態だった。まぁ、失業率が上がっているし800万人からの雇用が失われたという状況のなかで、こちらも良かろうはずはなかろう・・・と思ってはいた。
・・・で今日目にしたのは、格付け会社フィッチ・レーティングスによると、「米銀大手のバンク・オブ・アメリカ(BOA)とJPモルガン・チェースなど、株式を公開する米銀20行は今年、ホームエクイティローンでの貸倒償却が最大409億ドル(約3兆7400億円)に膨らむ可能性がある」というものだった。「2011年末までの2年間では最大で合計767億ドル(約7兆円)を償却する可能性」としていた。やはり、そう簡単には片付いてはいないということ。報道に載っていないだけ。 大手はディーリングでの稼ぎも大きいので何とかするのだろうが、地銀は苦しかろう。
そうでばければゼロまで行きかねないですよ?
それほどリーマンショックは強烈だった!
2 商業用不動産は爆弾の一つですね?この夏米国が暑い夏なら焦げ付きは膨らみそうですね?
3 米国の住宅ローンは日本と少し異なるようだ。
日本なら担保割れなら銀行から増し担保を要求されたりするし、銀行に担保不動産を渡せば住宅ローンがチャラということもないと思う。米国のCA,アリゾナなどでは担保割れ不動産を住宅ローンの返済として渡せば住宅ローンが消滅するシステムのようだ。専門のコンサルも繁盛しているとか?
4 ホームエクイティローンなどは日本にはないでしょう?いくつか複数の契約を仕組めば可能だが・・現実にはないよね?
それとも日本の銀行でもバブルの頃それと似たことしてバブル破裂で結局債務を膨らませたのだろうか?
いずれにしろ米国の金融機関は強烈な爆弾のひとつだ!
以下コピペ
今朝の米国市場高を好感して日経平均は反発して始まっている。まぁ世界の経済状態になんら変化は無くしばらく混沌とした状態が続くだろう。国内市場も為替動向と米国市場の2点で大きく揺れることとなるだろう。ギリシャ、ポルトガル、スペイン、アイルランド、イタリア・・どこも観光立国としては有名だが財政状態は極貧状態、これをユーロで救うということになればこれは実に重い。実質支えるフランス、ドイツの両国の間にも軋みが現れECBが揺れると通貨ユーロは厳しい局面かもしれない。もの言わぬ反米精神だけで歩んできたユーロも曲がり角ということ。これを先取りする形で消去法的に円が買われ、ドルが買われている。更に通貨不信でやはりゴールドが買われているのも事実。金の投信、ETFゴールドスパーダーの残高も増え続けほかのゴールドETF関連も含めてトータルで2000トンを超えている。これはNYの先物の3倍以上、、時代が大きく変化しているのだ。短期筋で材料を織り込みながら年内1オンス1300ドルを目指すという記事があり一方でフィスコなどのニュースでは一説としているが数年で1オンス7000ドル超えといった極端なものまで登場。金本位制廃止から30年以上、もはやこれらの制度復帰などはあり得ないが逆にこれがテコになり基準値の無いゴールドが世界総意の元、どいったものとなるか注目とすることは言うまでもなかろう。
これってアメーバのあれですよね?
また中国の統計その他経済統計が良好?ということで各国の株高も支援材料となり、通貨、商品など買戻しが進んでいるようだ。
金はいつのまにかリスク回避資産ということで一人かやのそと。
つい最近までドル安ユーロ高、リスク許容度が上がれば金は買われていたのが懐かしい。
とにかく、世界株高、欧州などで益々資金をじゃぶじゃぶに供給するのは金にも悪いことではない。HFの損失の穴埋めで金が売られたりする事態も防げるし、過剰流動性は明らかに金にはプラスだ。
2 事態は何ら根本的には変化していないと思う。
売り方の買戻しが一巡すれば、また爆弾はそこかしこで破裂し始めるのではなかろうか?
リスク回避の金買いの奥は深い!