26日はファンロンパイEU大統領が、ユーロ共同債や銀行同盟など4項目の提案をまとめたと報じられているが、例えばユーロ共同債のような国の借金を分担することに一貫して反対してきたドイツのスタンスは変わっていない。26日もドイツのメルケル首相が「私が生きている限りは、欧州で債務を共有することはない」と発言したと伝えられている。国内向け発言とはいえ、市場ではEUサミットで危機解決に向けた具体的な方向性が示されることに悲観的な見方が否が応でも支配的になる。それが警戒に転じて様子見が蔓延するのは、むべなるかな。メルケル首相の発言は英語表現では文字通り“as long as I live”となっており、意訳すれば「私の目の黒いうちは・・・・(認めません)」という感じ。“鉄の女宰相”の面目躍如というところ。この意見の割れを、これまでのように玉虫色のオブラートに包んで発表するのだろうが、市場の反応はどうなるか。ユーロ圏の環境が時間の経過とともに悪化しているので、いつ如何なる動きにつながっても不思議はないという状態。何かをきっかけに急な動きにつながる可能性はこの先高まろう。
そういうことに配慮してか、本日は独仏首脳会談がもたれている。新しい情報では日本時間の28日2時15分に共同声明を発表するとのことだが・・・。サプライズはあるか。
なお金市場関連では、5月も引き続き新興国の中央銀行による買いが伝えられておりロシア中銀は15.5トン増え911.3トンになった。1993年以降の最高とされる。トルコ、ベラルーシ、ウクライナなども増加。ロシアは2006年に外貨準備の10%を金にすると表明し、ここまで実行してきた。当初は実行するとは思われていなかった。
そういうことに配慮してか、本日は独仏首脳会談がもたれている。新しい情報では日本時間の28日2時15分に共同声明を発表するとのことだが・・・。サプライズはあるか。
なお金市場関連では、5月も引き続き新興国の中央銀行による買いが伝えられておりロシア中銀は15.5トン増え911.3トンになった。1993年以降の最高とされる。トルコ、ベラルーシ、ウクライナなども増加。ロシアは2006年に外貨準備の10%を金にすると表明し、ここまで実行してきた。当初は実行するとは思われていなかった。