
昨日最後に上海での旧暦の新年を祝う打ち上げ花火について書いた。今日は他の話題よりも何より、花火について書きたい。
まず、昨夜の引用から・・・・今夜の上海中心部は、各所で新年の打ち上げ花火ラッシュで、「(前略)・・・いま現地時間の22時30分を過ぎたところだが、四方八方で打ち上げ花火が見えるし、音もすごく各所から、賑やかなのだ。(中略)ホテルのすぐ近くから、遠く離れたところまで、無数。それなりに見事といえる。しかし、何時ころまで続くのだろう」・・・・・とした。
実はあの後凄いことになり、驚いた。
まず条件が良かったのだが、知らずに取ったのが高層ホテルで部屋が44階にあり、かなり遠くまで市内が見渡せたこと。しかも角部屋で視界が180度利いたこと。したがって距離の違いはあれ、あちこちの打ち上げ花火が一望できたこと。・・・・と言っても一度に180度のパノラマを見るわけではなくせいぜい120度くらいか。花火は時間の経過とともに激しさを増し、11時半から12時過ぎの間は、なんじゃこれは!!!!という状況になったのだった。
とにかく見渡す限り上海中のここかしこで花火、花火で小型から大型(日本の表現をすれば)の6号から8号など本格的なものから、夏の浜辺で子供がやるようなものまで多彩。クライマックスは12時前後で、足元から遠くまで、見渡す上海市内が花火会場という超ド級の・・・というか、ハチャメチャのヤケクソというような極限状態になっていった。
音もすごいが、驚くべきはその状態が何十分も続いたこと。デジカメを動画に切り替え、うれしがって撮っていたら、メモリ不足に。慌ててPCに移し、メモリを空けて取り直したら、慌てる必要などなくピークと思われた状態がずっと続いたのだった。間もなく日本を発つ際にフル充電してきたバッテリーが切れて終わり・・・はぁ。しかし花火の方は午前1時過ぎまで続いた。このブログでは昨年11月末で動画掲載サービスが終わってしまって載せることができないのが残念。
打ち上げている場所は、高層ビルの谷間から、(写真にあるような)その近隣にある密集した住宅を分ける狭い道路あるいは路地から、また幹線道路の歩道であったり、再開発中の空地であったり、はたまた高架になっている高速道路の下からであったり、いたるところで花火、花火で日本なら消防法やら何やらで警察まで出て大騒ぎになるんだろうが、ここは中国なのだ、なんでもアリよ、いいのだ(ほんとか!)。よく事故もおきないもんだと感心したり、あまりの凄さにここまでやる!!!と最後は声を上げて笑うしかなかった。最後の方は、街全体が煙に覆われて視界不良に・・・・その中を取材だろうか警戒???だろうか、ヘリが飛んでいた。とにかくみんな勝手に思い思いに花火を上げているのだが、それを延々と同時にやるもんだから、カオスなのだった。
今朝、今回知り合った現地在住の人に聞いたのだが、本日は「迎財神」の日で、その前夜に盛大に花火・爆竹で祝うのだそうだ。そうなのだった、みな「財神」を「ここですよ~~~」と呼び込みに掛っているから競うように花火を上げているのだった。なるほどナットク!!渦中にいたワタクシのところにも、きっと財神が・・・・・・ハハハハ、ハッハッハ~~!!!!!なのだ。
オワリ
それにしても動画がないと説得力に欠ける。。。
始まりは地味に
周りと眺望 下にある民家や周りのマンションがポイント
見難いがビルの谷間に中国特有の集合民家。
いまこうした古い集合民家が立ち退きを迫られ、どんどん再開発で
高層ビルになっているようだ。
こちら側の広いところが人民広場で夜は立ち入り禁止でここだけは花火空白地帯だった。
一番打ち上げに適している場所に思えるが・・・・。
私は入れ替わり春節帰国中です。
花火、爆竹は何かのお祝いの度やってるので一年中なってますし、爆竹は跡形もなくふっとび、その音と破壊力にびっくりします。
やる場所は自由なようで?、道の真ん中だろうが、狭い住居建物の間だろうが、おかまいなしです。
武漢では、お墓参りで盛大に爆竹をやってました。
私は16階に住んでますが、階下で花火が破裂するのを見られます。
知人の日本人宅には花火の破片が飛び込み、家事になりそうだったと言ってました。
朝の7時からでもやってますし、これが日本なら苦情殺到、消防法うんぬんでできないでしょう。
最近感じるのは、日本人は繊細な神経をもつ半面、神経質すぎるということです。
特に音には敏感で、近所を意気にして犬が飼えないとか、ピアノの音で暴力沙汰にまでなるのは日本特有かもしれません。ややチマチマした面を感じます。
中国人はいい加減な面もあるが、あまり細かいことにこだわらない点は気楽です。
狭い島国と大陸の差かもしれません。