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亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

新興国中銀の買い継続

2012年05月25日 15時57分57秒 | 金市場
前日はちょうどアルファベットのUの字型の相場展開となったNY金だが、依然としてテクニカル主導の動き。来週月曜日はメモリアル・デーで連休となるため、24日の取引も既に連休前のポジション調整という色合いが濃い。とりわけユーロ圏の動きが不安定ゆえに連休中に何が飛び出すか?ということで取引を閉じる動きが目立ち始めたと。

24日はIMFが各国の金準備高を発表。新興国中銀の増加が続いていることが判明。このところトルコなどここまで動いていなかった新顔の登場が目立っていたが、今回はフィリピンの増加が目立った。3月末時点で32.13トン増え194.24トンと保有量ではトルコ(198.1トン)に次ぐ23位とランクアップとなった。ちなみにフィリピンは昨年7、8月と連続して売り越していたが9月以降今年の3月までの7ヵ月連続で持ち分が増加している。他にはメキシコやカザフスタン、ウクライナなどが増加していた。このニュースが伝わった24日のNY午前には、ドル安もあり金は1570ドルまで上昇したものの、その後は午後に入りユーロ共同債を巡る独仏間の不協和音が伝わり反落状態に。

なお22日に17.51トンの大幅な残高減少となった「SPDRゴールドシェア」だが、その後23日に2.72トン、24日に2.11トンと増加している。売りおよび買いの2WAY相場となっているわけだ。

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