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亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

2階3階4階建て

2005年06月28日 10時47分51秒 | 金融市場の話題
(10:48)週後半に控えるFOMC(連邦公開市場委員会)をめぐり市場関係者へのアンケート結果がメディア各社から発表されている。ポイントは今回および次回8月9日の会合でそれぞれ0.25%の引き上げを読むものの、それ以降は経済状況の見極めのために中断があるのではという見方が増えている点だ。上昇しない長期金利、景気指数のいくつかが弱含むなど、修正せざるをえなくなったというところか。考えてみればユーロもひと段落で次の波を待っているところで原油だけが喧騒の中にいる。それとて高値安定と言えなくもない。その他は押しなべて均衡状態にあり、いわゆる保合(もちあ)い相場。NY株など見てても既に夏休み気運が感じられる。

しかし、次の節目を作る動きにつながる材料は静かに育っているんだろう。米国がらみでは住宅市場かな。友人の身内が米国在住で初めて自宅以外の住宅を取得したのが確か4年前。ことしの春にその後の状況を聞いたら、なんと!25軒所有しているということだった。仕事は住宅関係だけど不動産屋ではない。現時点で成功者の部類に入っているのは間違いなかろうが、心配なのはおそらくローンが2階建て3階建て4階建てになっているのではという点だ。つまりこれレバレッジが利いているわけで、当局も恐くて生半可に触れないね。こうした事例がどの程度まで広がっているのかというデータが、知る範囲ではない。
昨夜からの新潟の雨のニュースを見ていると今年の梅雨は極端なことになりそうだ。
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