20日のNY市場、株式は空前の待機資金の押し目買いで反発となった。明日から日本はオリンピック対応の連休に入るが、NY市場からは目が離せない。それにしてもオリンピックの一部競技が始まる中で、本日の東京の新規感染者数は1832人と伝えられている。6月に尾身会長が感染は広がる、それでもオリンピックやるんですか?と言っていた通りの展開になっている。週明けの米国株の下げにしても、新型コロナ・デルタ変異株の米国内での感染拡大に加え、アジアを中心に世界的拡大が経済の先行きに市場で懸念が広がったことがあった。
もともとパウエルFRB議長のここまでの発言内容には、新型コロナ感染の長期化の可能性も含まれており、仮に8月中に米国内にて地域によっては行動規制などということが起きるなら、テーパリング論議にも影響を与えることになる。それは雇用の回復にも影響を及ぼすことになる。小学校などこの9月以降は再開が予想されているが、それがうまく進まないと職場復帰ができない労働者の数も想定通り減らないことになる。共和党支持者の多い州で、ワクチン接種が進まない傾向が伝えられているが、20日は上院共和党のトップ、マコネル院内総務がワクチン接種をするよう訴えかけるというニュースも目にした。その可能性は現時点で低いものの、感染拡大が広がるようなら8月26~28日に予定されている(ワイオミング州)ジャクソンホールでの金融シンポジウムの機会を利用してテーパリングの方針決定を読んでいるだが、その予想は外れることになりそうだ。もちろんその後に9月のFOMCが控える。
今後1カ月間に感染動向がどうなるか。
20日は米長期金利(10年債利回り)の動きも目まぐるしかった。NYの早朝の時間帯からの低下が始まり、節目の1.2%を割れ、1.175%も下回るとそのまま1.15%割れに至った。午前の中頃には買いが加速、利回りは急低下となり一時1.128%をつけることになった。この債券市場での流れに呼応するように金市場では価格が上昇。アジア時間の高値を越え1825.90ドルまで買われることになった。その後10年債利回りは急速に切り返し(価格は下落)昼前には1.2%を超え、午後の早い時点では、切り下げた水準すべてを取り戻し1.225%まで上昇。金は一転し売られ、高値から20ドルほど水準を切り下げた。終盤に買い戻されて、プラス圏に浮上するも、長期金利の動きに振り回されるような1日となった。一方、ドル指数(DXY)の押し上げにつながるようなドル高基調が続いている。
今週は欧州でも米国でもマークイットのPMI(購買担当者景況指数)の発表が控えるが、ドルの行方に影響を与え、1800ドル台を維持しているNY金に影響を与える。
もともとパウエルFRB議長のここまでの発言内容には、新型コロナ感染の長期化の可能性も含まれており、仮に8月中に米国内にて地域によっては行動規制などということが起きるなら、テーパリング論議にも影響を与えることになる。それは雇用の回復にも影響を及ぼすことになる。小学校などこの9月以降は再開が予想されているが、それがうまく進まないと職場復帰ができない労働者の数も想定通り減らないことになる。共和党支持者の多い州で、ワクチン接種が進まない傾向が伝えられているが、20日は上院共和党のトップ、マコネル院内総務がワクチン接種をするよう訴えかけるというニュースも目にした。その可能性は現時点で低いものの、感染拡大が広がるようなら8月26~28日に予定されている(ワイオミング州)ジャクソンホールでの金融シンポジウムの機会を利用してテーパリングの方針決定を読んでいるだが、その予想は外れることになりそうだ。もちろんその後に9月のFOMCが控える。
今後1カ月間に感染動向がどうなるか。
20日は米長期金利(10年債利回り)の動きも目まぐるしかった。NYの早朝の時間帯からの低下が始まり、節目の1.2%を割れ、1.175%も下回るとそのまま1.15%割れに至った。午前の中頃には買いが加速、利回りは急低下となり一時1.128%をつけることになった。この債券市場での流れに呼応するように金市場では価格が上昇。アジア時間の高値を越え1825.90ドルまで買われることになった。その後10年債利回りは急速に切り返し(価格は下落)昼前には1.2%を超え、午後の早い時点では、切り下げた水準すべてを取り戻し1.225%まで上昇。金は一転し売られ、高値から20ドルほど水準を切り下げた。終盤に買い戻されて、プラス圏に浮上するも、長期金利の動きに振り回されるような1日となった。一方、ドル指数(DXY)の押し上げにつながるようなドル高基調が続いている。
今週は欧州でも米国でもマークイットのPMI(購買担当者景況指数)の発表が控えるが、ドルの行方に影響を与え、1800ドル台を維持しているNY金に影響を与える。