(09:43)昨夜の上院財政委員会の目的は中国経済にフォーカスしたものだったようだ。グリーンスパン議長、スノー財務長官ともに従来の発言と大差なしとのことで市場の材料とはならなかった。メディアにより報道スタンスには温度差はある。人民元改革を強く促したというニュアンスで伝えるところと促したが急激な変更ではなく段階的なものを要求したとするところだ。とくにG議長は中国製品に対する高率関税の賦課や人民元の大幅引き上げが米国にとって(米国企業と雇用)プラスになるという明確な根拠はないとしている。中国製品の関税を高くしても、他の低価格のところからの輸入に取って代わるだけだとした。
株は売られた。ダウで166ドル安、S&P500で13ポイント安。原油が60ドルを付けたことが理由というが、今週に入って原油価格は59ドル近辺で強含んでいたので今さらという感じ。センチメントひとつで如何様にでも、というのは“迷える相場”にいつも見られるコト。インフレを加味すると90ドル程度にならねば実質的な最高値とは言えん、だから60ドルでも大丈夫、などと言われ、そのつもりになっていたが冷静になればそれも疑問ということだろう。引けに掛けて売りが売りを呼んだ。
机の上の話と相場の現場のギャップといったところだ。ビジネスは理論値(実質値)でやっているわけではないからね。単純に名目値が上がれば、コストに反映され企業収益を圧迫する。それが短期間に起きれば企業は付いていけない。株価にはマイナスというわけ。
金は買われた。オプション絡みでいわれていた445ドルに接近してきた。昨夜見ていてコメックス(先物市場)より現物が主導するようにも見えたので違うね。しかしロングが積み増しされているのは事実だから、見方は拮抗する。新顔の金ETF(上場投信)の存在も展開に影響しているのかも知れない。
株は売られた。ダウで166ドル安、S&P500で13ポイント安。原油が60ドルを付けたことが理由というが、今週に入って原油価格は59ドル近辺で強含んでいたので今さらという感じ。センチメントひとつで如何様にでも、というのは“迷える相場”にいつも見られるコト。インフレを加味すると90ドル程度にならねば実質的な最高値とは言えん、だから60ドルでも大丈夫、などと言われ、そのつもりになっていたが冷静になればそれも疑問ということだろう。引けに掛けて売りが売りを呼んだ。

金は買われた。オプション絡みでいわれていた445ドルに接近してきた。昨夜見ていてコメックス(先物市場)より現物が主導するようにも見えたので違うね。しかしロングが積み増しされているのは事実だから、見方は拮抗する。新顔の金ETF(上場投信)の存在も展開に影響しているのかも知れない。