亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

「市場との対話」という概念はホワイトハウスにはないわけで

2017年10月30日 18時20分49秒 | 金市場
先週は26日木曜の午後は、「日経マネー」の別冊挟み込み付録?の企画で、豊島さん、スタンダードの池水さんとの事前シナリオなしの鼎談・・・というより、フリートークだった。内容は金とプラチナについて、いろいろ。約1ヵ月後の11月21日発売予定だが、まとめるライターさんは大変だろうなぁ・・・というのが率直なところ。

翌日27日金曜日の夜は、日経CNBCテレビ 21時からの生放送「夜エクスプレス」に9時15分から30分の15分枠で、アンカー役の日経の編集委員、清水功哉さんとの掛け合い。こちらは構成を自分で作ったが、ここでも書いた、米長期金利と金価格について、株高リスクオン、長期金利の上昇の割に下げ渋っている金という切り口にした。ライブにもかかわらず、(お尻の時間は厳密に考えなくともよいと言われていたこともあり)あまり時間を気にせずしゃべって、最後の1分半くらいでまとめに入ったものの、出来栄えは自分では不明・・。かっちり時間通り終わったし、問題はなかったと思いますが・・。

話は替わってこの週末も米国がらみの話題はFRB次期議長の人事。イエレン議長再任はない、パウエルFRB議長が優勢、一方でテイラー教授が濃厚などなど、いろいろ報じられているが、それぞれを推している人に取材したものを流しているだけのように見え、あまり当てにできないと思っている。当の大統領の考えがコロコロ変わっていると書いたのは、ウォール・ストリート・ジャーナルだったと思うが、迷っているということか。今か今かと待っている市場の状態見て、大統領自身がその自らの影響力を実感しつつ引っ張っているのかと思ったりもする。「市場との対話」という概念は中銀のものであって、ホワイトハウスには無関係。ウォーシュ元FRB理事の指名などとなるとサプライズだが、まったくないとも言えない。そうなると市場は荒れるでしょうが・・・。

(たしか現職のアーカンソー州知事の娘でもある)ホワイトハウスの報道官によると、アジア歴訪前に発表するということなので、今週中ということだが、明日から2日間の日程でFOMC(連邦公開市場委員会)なので、さすがに、この間は外すということでしょう。おそらく。

パウエル議長、テイラー副議長という組合せとなれば、結局、タカ派的な運営になるという指摘があり、この組み合わせならそうなりそうだなぁ・・と。

さて今夜は9月の個人消費支出(PCE)と所得の発表。PCEコアデフレーター(物価指数)がどうなるか。気が付けばドル指数(DXY)も先週は95ポイント台に。ユーロが売られたからですが。

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