亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

中央銀行の金購入、8月はネット57トン

2019年10月08日 20時57分38秒 | 金市場
米中協議について、あいかわらず株式市場を中心に米中双方どちらかというと米国サイドの発言を無視できない展開が続いている。 前日6日に中国代表団を率いる劉鶴副首相が、いわゆる構造問題とされる産業政策や国有企業に対する補助金などの改革を確約する提案をしない方針を、米国側に伝えたとブルームバーグが報道。やはり両国間の溝を埋めるのは難しいとの市場の見方をサポート。これに対し7日はトランプ大統領が、「何かき . . . 本文を読む
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強弱入り混じる米雇用統計、金は一時急落も値を戻して終了

2019年10月07日 22時29分20秒 | 金市場
先週末発表の9月の米雇用統計。先行して発表されていたISM製造業および非製造業景況指数の内訳の雇用指数やADP全米雇用報告などから、労働省発表のデータの下振れを見込む向きも多かったし、自分自身も増加数市場予想14万5000人に対し10万人割れもありか?くらいに捉えていた。4日に速報段階で書いたが13万6000人増と8月の16万8000人増からは大きく減速となったものの、目線が下がっていたことで「そ . . . 本文を読む
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9月の米雇用統計は悪くなかった

2019年10月04日 22時12分56秒 | 金市場
米9月の雇用統計が先ほど発表された。今週発表されたISM製造業及び非製造業景況指数の内訳の雇用指数の数字の悪化、ADP全米雇用報告での雇用者増加数の低下にも関わらず、それほどの悪化は見られなかった。NFPつまり非農業部門の雇用者数の増加は市場予想14万5000人増に対し13万6000人の増加となった。予想は下回ったものの、下振れというほどではない。失業率も3,7%の前月比変わらずに対し3.5%に低 . . . 本文を読む
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金曜日のNFPもパッとしないかも

2019年10月03日 20時42分07秒 | 金市場
注目のADP全米民間雇用報告は、雇用者数が13万5000人増と市場予想の14万人増をやや下回る程度で内容的にはそう悪くはなかった。しかし、8月の数字が当初の19万5000人増から15万7000人増に下方修正となったことが警戒感を高めた。もともとこの手の統計は数字の振れが大きいことで知られるが、タイミングがよろしくない。9月の結果と8月の下方修正で7-9月期の3カ月は月間平均で14万5000人増とな . . . 本文を読む
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悪かったISM製造業 大統領はFRBが悪いと

2019年10月02日 21時04分23秒 | 金融市場の話題
報じられているように注目の月ISM製造業景況指数は悪かった。マーケットの反応からするとサプライズということだろうか。9月は中断していた米中通商協議の再開が決まるなどしたことで、市場予想は50.1と水面上への浮上を見込んでいた。結果は逆にさらに深みに沈む47.8ということになった。これで2カ月連続の50割れに。指数としては6カ月連続の低下なので、すでにトレンドは出ている。 内訳では輸出受注指数が2 . . . 本文を読む
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30年間のデタントを経て米中新冷戦スタート

2019年10月01日 23時07分39秒 | 金市場
いわゆる“押し目待ちに押し目なし”の展開を続けていたNY金に、9月5日以来となる1日で2%超の下げが見られた。NYコメックスの通常取引は前日比33.50ドル安の1472.90ドルで取引を終了した。前回は米中歩み寄りのニュースに反応したものだったが、いつものように楽観論は直ぐに後退し材料としての持続性はなかった。9月30日の下げは、特に刺激材料が出たわけではないが、ユーロ安に伴ったドル高がドル指数( . . . 本文を読む
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