前週末11月12日のNY市場の金価格は7営業日続伸。NYコメックスの通常取引は前日比4.6ドル高の1868.50ドルで取引を終了した。発表された11月の消費者信頼感指数(速報値)が2011年11月以来の低水準まで落ち込み、前日まで堅調に推移していたドルが弱含み、金市場は買いが入りやすかった。また、同じ指標で1年先の予想インフレ率が4.9%と、2008年夏以来13年ぶりの高さになったこともインフレ対 . . . 本文を読む
NY11日はベテランズデー(退役軍人の日)の祭日で債券・外為市場は休場。金利が動かない間に戻り高値更新を見込んだが限定的なものに終わった。株式市場も商いは薄かったようで、金市場も比較的低調ということに。主要な経済指標の発表もなく手掛かり不足の中で、約31年ぶりの大幅な伸びとなった前日の米消費者物価指数(CPI)を引き続き材料視する取引が続いた。結果的に15.60ドル高の6連騰で1863.90ドルで . . . 本文を読む
NY金はやっと7月29日の終値1835.80ドルを上抜き、終値(清算値)は1848.30ドルとなり、いわゆるレンジブレイクで5カ月ぶりの高値となった。先週5日の金曜日のラジオNIKKEI「マーケット・プレス」(前場)で触れたが、米系ファンドの中にインフレ対応のポジションを組んでいると思われるところが増えている印象で、きっかけ待ちという感じだった。繰り返しになるが、11月3日のFOMC記者会見質疑応 . . . 本文を読む
11月9日のNY市場は、発表された米インフレ指標が高止まりの長期化を示す中で、償還期限の長い国債が買われるという一般的には逆の展開で、利回りつまり長期金利が低下ということになった。
ドルが主要通貨に対し弱含みに推移したこともあるが、もっぱらこの長期金利の低下が金の買い要因となりNY金は4日続伸ということになった。 ただし、インフレに対する市場の関心が高まっていることから、本日発表が予定されている . . . 本文を読む
週明け11月8日のNY金は3営業日続伸となった。前週末比11.20ドル高の1828.00ドルで終了。この日は米国関連で主要指標の発表はなく、手掛かり材料がない中で金市場は、小幅な値動きとなった。前週末はFRBや英中銀イングランド銀行のインフレ対応の利上げ前倒し観測が後退し、長期金利が低下して買われたが、週明けはドルが主要通貨に対して売られたことが買い要因となった。注目の1835ドルには近づいている . . . 本文を読む
先週末5日のNY金は、前日比23.30ドル高の1816.80ドルで終了。続伸で6営業日ぶりに1800ドル台を維持するとともに、9月3日以来2カ月ぶりの高値水準の終値となった。この日発表された10月の米雇用統計ではなく、米長期金利の指標となる10年債利回りの急激な低下を手掛かりにした上昇だった。
発表された10月の米雇用統計は、報じられたように非農業部門雇用者数が前月より53万1000人増加。市 . . . 本文を読む
本日は午前9時33分ころから52分くらいまでラジオNIKKEIの市況番組「マーケット・プレス」(前場)に電話生出演。キャスターの岸田さんの問いかけに応える形で、今回のFOMCから話が始まって、前夜のBOE(Bank of England、イングランド中銀)の利上げ見送りサプライズなどから金市場の話に展開する流れに。ラジオNIKKEI「マーケット・プレス」のサイトで1週間限定で聞いてもらえます。
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注目のFOMC(連邦公開市場委員会)当日の金市場は、金融会合の結果を見る前の段階で思わぬ値下がりに見舞われた。そして、売り込まれた金を浮上させたのはFOMCの決定内容(声明文)とハト派的なパウエルFRB議長の記者会見の内容だった。
11月3日、午後にFOMCの結果を控え模様眺め的な印象の金市場が反応したのは、朝方に米民間雇用サービス会社ADPが発表した、10月の全米雇用報告の結 . . . 本文を読む
先週末金曜日のNY金は反落で下げ幅も18.70ドルとやや大きくなった。引値は1783.90ドルだった。発表された米経済指標を受けて、利上げ前倒し観測が再び強まったことから、長期金利が上昇、つれてドルも対ユーロを中心に上昇しドル指数(DXY)が強含みに推移、金は売られた。。先週は連日取引時間中に1800ドルを越えたものの終値ベースで維持できたのは2営業日のみ、心理的節目の1800ドルがテクニカル面で . . . 本文を読む