マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

自然医食フォーラム通信 連載より

2006年07月16日 18時48分52秒 | 心食動息の医療現場を目指して

ごはん、米(よね)、どんぶりの役割

 松見歯科診療所の裏にある食養塾無何有庵には、よく小さなお客さまが訪れます。小児の歯科診療はだいたい2~3才から始まります。しかし、いきなり診療台に座れるわけはなく、まずは歯医者さんが怖いところではないことを知ってもらうことが優先です。親御さんと離れて、たった一人で見知らぬ機械の一杯ある診療室に立ち向かうにはどう考えても勇気が必要です。
そこでご対面するのが、犬の「ごはん」と「米」、猫の「どんぶりことドンドン」です。すでに涙目になっているちびっ子の顔を舐めてもらい、柔らかいビロードの毛をおそるおそるさわってみると、どんな子も少し心が緩みます。「ドンドン」の前で歯科衛生士のお姉さんの膝に座り歯磨きの練習がスタートします。最初は歯ブラシをくわえるだけ。次回は「ごはん」と「米」にご挨拶して、「ドンドン」と遊んでから歯ブラシをちょっと動かして・・。そうこうすると、ようやく診療台に座ることが出来るようになります。バキュームやエアで思いっきり遊んで器具にも慣れてきます。ようやく、「お口を大きく開けてぇ」と衛生士の呼びかけに安心して応えてくれるようになるのです。検診がおわったら、また無何有庵の住人たちに挨拶して上手くいけば『お砂糖の入っていないおやつ』をゲットできます。
子どもたちは、虫歯なんか作らなければ痛い思いなどすることがありませんから「歯医者は楽しいところ」と認識するのです。
 「ごはんと米見せてぇ」「ドンドンと遊んでもいい?」「おばちゃんおやつ頂戴!」と今日も小さなお客様は元気にやってきます。おじいちゃんやおばあちゃん、パパ、ママについて来ては裏で遊んで帰る常連さんもいます。どうも無何有庵の犬や猫は、子どもたちの応援団として立派な役割りを果しているようです。


正食協会むすび誌連載より

2006年07月16日 18時43分53秒 | 院長のブログ <歯医者さんの健康常備学>
12歳から18歳、
躾は歯つけ!親の手腕にかかります。
  
 6年生になる頃乳歯がすべて抜け、後続の永久歯が生えてきます。きれいに並びましたか?また中学生頃には6才臼歯の奥側に12才臼歯(7番)が生えてきます。自由に使える小遣いが増え、親の目が届きにくくなるためか部活帰りにジュースや菓子、パン等の買い食いが増えます。給食のパン(糖類入り)で虫歯、腹持ち悪く部活前に売店で菓子パン買って虫歯、部活で腹がすき買い食いで虫歯、晩飯前にスナック菓子! あ~ぁ、子供に何を食べれば良い悪いをしっかりと躾け、理解させないと12才臼歯は虫歯の巣窟です。
この悪循環を断つにはドカ弁(やたらご飯の多い巨大な弁当)しかありません。腹持ちの良い玄米弁当なら最高でしょう。どうぞ、給食だからと諦めないで、連絡帳に「うちの子はアレルギー体質があり、医者にパンを食べさせないでと指示されました。」と記載し弁当持参にすればOKです。この頃では学校の先生は深く追求しません。家でもご飯は男女ともどんぶり飯でおかわりさせてください。間食が無くなり、スリムな虫歯のない子ができます。
12才臼歯ではもう一つ、歯の噛み合せに気を付けましょう。上の歯が頬っぺた側に下の歯が舌側に曲がり上手く噛み合わないことがあります。かかりつけの先生に管理してもらうと良いでしょう。
また、よく噛む事も大切です。親知らず(12才臼歯のまだ奥に生え、8番とも言います。)がうまく生えるかどうかは中学生までに決まります。軟食では歯の隣り合わせの面が磨耗せず、親知らずが生えるスペースが確保できないからです。高校生で親知らずが曲がって生えると判断されたら7番を守るため、早めに親知らずを抜歯します。高校生なら痛みも少なく比較的簡単に抜け、傷の治りもとても良いからです。
(当院では、できるだけ歯を抜きません。8番がじっと動かず7番に悪影響なければ横を向いていてもそのままにいたします。いつか、この横向きの8番が役に立つ時もあるからです)
中高生では歯肉の病気にも注意が必要です。ブラシや糸ようじを使ったときに出血したり、歯ぐきを見て赤く膨れていたら要注意です。歯磨剤(歯磨き粉)無し、柔らかい歯ブラシで丁寧に磨きます。この時、磨いた唾が飲み込めると磨く場所や時間を選ばず洗面所で一分足らずなんてことにならずに済み充分な歯磨きタイムを確保できます。歯科衛生士から磨き方のトレーニングを受けて下さい。
中高校生は反抗期だからか親が歯医者に定期検診に行くように言ってもなかなかです。(食べ物についても同様ですね。)検診をしばらくさぼり学校の歯科検診で虫歯1本と言われたらその5倍はあると覚悟せねばなりません。でも、安心してください。親の言うことはききませんが、歯医者のお姉さん(歯科衛生士)には皆従順です。衛生士と仲良くなっておけば、彼氏・彼女の事や親に秘密のことなども上手に聞き出してもらえます。本人の携帯に直接かけてもらい検診を受けさせましょう。
仕上げは、高校卒業までに自炊できるように台所仕事もさせてください。大学一人暮らしで歯や身体を壊さないための大切な準備です。お母さんが少~し、楽できますしね。

飯のコース第7回 夏だ!カレーだ!

2006年07月16日 15時42分09秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
昨日は飯のコース第7回目を開催いたしました。

メニューは、精進カレー、夏野菜のラタトゥイユ、玄米スープ、穀物コーヒーゼリー玄米クリームがけ、お手当てで塩番茶をいたしました。

 

今回のカレーは精進カレーですからもちろんノンアニマル。カレールーは、クミンシードをオリーブオイルで炒め、唐辛子、大蒜、生姜、玉ねぎをあめ色になるまで炒めて、カルダモン、シナモン、クローブ、コリアンダーなどの香辛料をペッパーミルでつぶして入れていく本格的カレーです。甘味は、ドライフルーツを少し。ご飯はサフランで香りをつけ、とっても贅沢なルーです。ちょっとアジアンチックに豆乳やココナッツも使います。カレーの具は、夏野菜たっぷり!

玄米スープの隠し味は松の実を少しクラッシュしてコクをだしたこと。お口当たりもつぶつぶが残っていていいかんじです。

穀物コーヒーゼリーのミルク代わりは、玄米ごはんと水と米飴のクリーム。これが本当に美味しくて、玄米ご飯とは思えないクリームです。恐るべし!玄米、です。

さて、今回のお代わりシスターズのご様子ですが、なんと高知代表ののもえり(野本江利香さん)がついに、のもえり改めのもL(のもえる)さんになってしまいました。あ~あ、マクロの力及ばずか・・・!
次回までに、のもM(笑)さんになるように個別指導を致しました。
衝撃のお腹を激写いたしましたが、次にのもLLさんになっていたら、皆さんに写真公開いたします。お楽しみに・・(こらこら)。

で、目の保養に。夏野菜の精進カレー11連射!








愉快な仲間に囲まれて・・・。

2006年07月16日 08時53分25秒 | 庵主の日記


昨夜は、右佳先生が「たま生誕祭」と称してお誕生日のお祝いをしてくださいました。料理教室が終わってから、あらかたお家で仕込んできてくれた料理の仕上げを
高知ののもえりさんとまりちゃんが手伝って、それはそれは「大ご馳走!」なおもてなし料理を作ってくれました。
天才庭師のてんさんと歯医者さんの立本先生が駆けつけてくれて、楽しい楽しい夜となりました。

この料理の数々、見て


■青唐辛子と切り干し大根のピリ辛煮 ■人参のアーモンド揚げなど    ■桃のカッペリーネ


■厚揚げのトマト煮            ■山芋羹のオクラ添え        ■蒸し煮ナスのとろとろソースがけ


■ブレッドクラスト巻き           ■胡瓜のトマト煮             ■トマトカップの玄米リゾット焼き

この他にも胡瓜ボートや生姜枝豆ご飯、などなど盛りだくさんで本当に幸せなひとときでした。
「うまい」「うまい」の大合唱で、月一度の夜カフェ「ゆるりまんまナイト」をしてして!と右佳先生におねだりコールとなりました。
■かぼちゃのサラダ             ■のもえりさん作スイート


■立本先生のミニコンサート       ■のもちゃん・てんさん          ■マイダーリン

47歳の誕生日のお祝い。何歳になってもうれしい(うれしはずかし)ことでした。
右佳先生、ありがとねお料理、すんごくおいしかった!アイデア一杯で、いっぱい勉強にもなりました。最高

まりちゃん、のもえりさん改めのもL(のもえる)さん、天さん、立本先生、本当にありがとうございました。

さて、アレンジの天才右佳先生の月いち料理教室「右佳先生のマクロ日和」は7月28日(金)10:00~です。
今月のテーマはデトックス!
私もかなり気になるオリジナルメニューがてんこ盛りです。
要チェック度★★★★★!!
是非、ご参加くださいね。